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2周年記念トレーニングジム徹底解析 その3 有酸素マシンはバイクだけじゃない
有酸素系のマシンって色々ありますよね。
走ったり歩いたり、
自転車を漕いだり、
階段を昇る動きができるマシン。など
しかし、脊髄損傷の方のように、脚を自力で動かすことが難しい車椅子ユーザーの方々にとってはそれらを使ってトレーニングをするのは非常に難しいことです。
だからと言って、
有酸素運動をしなくていい
わけではありません。脊髄損傷の方のように日常的に車椅子を使っている方は下肢の大筋群や重力から身体を支え続けている背中やお腹にある筋肉を使う機会が少なく、健常者に比べたら一日のエネルギー消費量もかなり少なくなります。健常者以上に意識的に身体を動かす必要があるのではないでしょうか。
それを解消できる運動の1つとして有酸素運動ができるマシンがあります。
下肢を動かすのが難しい方もできる、上肢を動かしてできる有酸素マシンもあります。しかしながら、上肢の有酸素マシンを置いてるジムはあまり多くないような。そして、あったとしてもくるくる回すハンドバイク式が多いような気がしませんか?
車椅子ユーザーも自力で安心して使えるセルフ型トレーニングジムi-SelfWorkoutは、有酸素マシンもよりたくさんの筋肉を使ってできる上半身の有酸素マシンがあります。堂々2台のマシンを紹介させていただきます。
フライエルゴ(Fly Erg)
名前の通りはばたく動きを繰り返します。
このマシンを開発した方曰く愛称は「Big Bird」だそうです。ポイントは以下の通りです。
体幹をベルトで固定できる
10段階の負荷調整
デジタル画面付き
グローブ完備
立位でも使い方のバリエーションが豊富
体幹をベルトで固定することによって、座位姿勢が不安定になりがちな方も安心して大きな動作で動きを実現できます。
10段階の負荷調整ができます。さらに、速く力強く力を加えることで負荷も増すので、長時間動かし続けたい方にとっても負荷を調整しながら行うことができます。
デジタル画面で付きで、運動の時間、負荷、カロリー、速度など表示されます。ゲーム機能もあるので、楽しみながら長時間動き続けることもできます。
握力が弱い、ゼロの方もできるようにグローブを常備しています。グリップが握れないからできない。なんてことはありません。他の全マシンでも使えます。
立位でのトレーニングもバリエーション豊富に運動できます。ランジの動きなども組み合わせて下肢も共にトレーニングができます。
2台目は、
ショルダーエルゴ(Shoulder Erg)
上から引き下ろすタイプのエルゴマシンです。肘の曲げ伸ばしや引き下ろす角度によって、トレーニングメニューの幅が無限大(?)に広がります。
腕が上がりにくい方も動きの中で徐々に可動域を広げていく効果も期待できます。
ポイントは以下の通りです。
メニューが無限大
ディスプレイで付き
グローブ完備※
立位でも使い方のバリエーションが豊富
メニューが無限大にご自身の調子や体調に合わせても調整できます。肘を曲げて、伸ばしたまま引き下ろす。身体の前方に、後方に、サイドに引き下ろす。体幹部も使いながら大きく、肩の可動域に合わせて小さな動きで行う。など1台で多様なメニューを行うことができます。
ディスプレイで上で負荷の調整を行ったり、運動の負荷、カロリー、回数、速さ、時間などが表示されます。インターバルメニューなども選べて目の前の目標をみながら長時間運動を行えます。
立位でもバリエーション豊富にトレーニングができます。またベンチなどに座って行うこともできます。
運動したくなってきた方はぜひ、自粛中はご自宅でできる運動を行って、心も身体もリフレッシュしてください。
次回は、ウエイト系マシンを紹介させていただきます。お楽しみに!!
現在、J-Workoutでは、脊髄損傷の方が場所や時間や人に縛られず、運動しやすい環境づくりの1つとしてアプリ『脊損道場オンライン』の開発をしております。
そのアプリ開発のために一緒にトレーニングをしてくださる脊髄損傷の方を募集しております。ご興味のある方、ぜひ「こちら」よりモニターのお申し込み、ご協力よろしくお願いいたします。(募集期間:2021年2月7日まで)
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