自主練の代表格「ブリッジ」をやってみよう!
ブリッジはブリッジでも体育の時間にやっていたような蜘蛛みたいなブリッジではなく、トレーニングでよく行われている”ブリッジ”をご紹介いたします。
ブリッジの効果
ブリッジは立位の姿勢を保持するための有効なトレーニングの1つです。
長時間車椅子に座っていると、身体の背面の筋肉を使うことが少なく、立位に重要な抗重力筋が弱くなってしまいます。また、股関節が屈曲した状態が長いので、ブリッジを行うことで、股関節の伸展・ストレッチも行うことができます。
ベッドなどで寝た状態から行えるので、怪我の危険性も少なく、始めやすいトレーニングかと思います。サポートする方にとっても、脚・膝のサポートだけなので、サポートしやすいと思います。
少しでも不明な点たやり方に不安がある場合は専門機関などに聞いてから行うことをお勧めします。
動画の0:55-1:05あたりにブリッジの映像が出てきます。ご参考ください。
ブリッジの方法
1、 仰向けに寝て、両膝を立てます。
2、 足を真下に踏み込みます。
3、 お尻・背中が一直線になるように床から持ち上げます。
4、そのままの姿勢をキープし、限界がきたら、ゆっくりとお尻を床に下ろします。
ブリッジのポイント
1、 足幅は、腰幅程度に開きます。保持が難しい方は、足の間に適度な大きなの箱やクッションなどをはさみ、ベルトなどで固定すると行いやすいです。サポートしてくれる方がいる場合は、足が倒れないよう支えてもらいましょう。
2、 足を伸ばす力の方が強いと、ブリッジをしている間に頭の方に身体がずれてしまいます。蹴る力と、太ももの後ろで膝を曲げて留める力、お尻でお尻自体をあげておく力をバランスよく発揮して、その場で姿勢が保持できるよう意識します。サポートする方は、足の踏み込む方向に膝から圧をかけるように補助します。
ベルトやクッションを上手く使って、
正しいポジションで行うのもポイントです。
3、 鏡などで姿勢をチェックできる場合は、膝から肩が一直線になっているかを確認してみましょう。太ももの裏側やお尻を意識してまっすぐを維持します。
4、 どすんっと床に落ちないよう、最後まで気を抜かず、ゆっくりとお尻を床におろします。
脊髄損傷者専門のトレーニングジムJ-Workoutではこの他にもご自宅でできる運動の動画を配信しています。
ぜひ、まずはできそうな運動から始めて、運動を習慣化し健康な生活の手助けの1つにしていただければ嬉しいです。