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業者に任せっきりにしない!自分が使っている車椅子のことを知ろう!!

脊髄損傷の方がオーダーメイドの車椅子を作る時に、何に注意して、何を重要視して、車椅子を作るべきでしょうか?

今回、当事者の方が知っておくべきポイントを、業者の方々にもご指導されている「車椅子のオーダーを受け、採寸する上で大切なこと」を、車椅子メーカーのミキさんに講座を開催させていただきました。

※オンライン&リアル開催の様子は『再!発見』のメンバーの皆さんはアーカイブオンライン&リアル講座『自分が使っている車椅子のことを知ろう』にて視聴いただけます。

今回のnoteでは、こちらの講座の気になったポイントを書かせていただきます。それではまずはじめに、講座の冒頭でも行われた、

「車椅子」の絵を描いてみてください。

※お時間のある方は、ぜひ、描いてみてください。
描けましたでしょうか?

リアル参加された方のスケッチをご紹介

普段見慣れているものでも、実際に描くのは難しいですね!

車椅子を作る上でのポイントを抑えると、自ずと正しい車椅子のベースが出来上がってくるはずです。

病院や介護用で使用されている車椅子も脊髄損傷の方などが使用しているオーダーメイドのカッコイイ車椅子も”基本の作りは同じ”なのです。

では、そこからどうやって、「自分に合った、乗りたい車椅子」を作るのでしょうか?

ミキさんの車椅子を採寸ポイントは、

インタビューが8割

だそうです。

その車椅子でどんな自分になりたいのか?
何がしたいのか?
どんな用途で使うのか?
どんな生活をするのか?

小さなことでも、インタビューをする中でその人のなりたいゴールを見つけ出し、それができるような車椅子(サイズ、採寸、角度)を合わせていく。ということが大切なんです。

ご自身の車いすを作る方は、ぜひ、業者さんと何がしたいのか?その車椅子でどんな生活を送りたいのか?をしっかり話し合って採寸していましょう。「なりたいを実現してくれる車椅子」が完成するはずです!!

オンライン&リアル講座「自分が使っている車椅子のことを知ろう」の様子

講座に参加して感じた、

任せっきりにしないポイント

を少しだけ書かせていただきます。

1,なりたい姿、目指す姿をしっかり伝える!

車椅子を作る際は、どんな生活を送っているのか、または送りたいのかをしっかり共有することが大切です。
ただカッコイイデザイン!あの人みたいな車椅子!!では、自分の生活や身体の状態に合わずに逆に姿勢が悪くなってしまったり、身体に負担をかけてしまうかもしれません。

例えば….
〇車などに積み込む予定がない方は、”折り畳み”機能は不要になり、その分車椅子自体が軽量になります。
〇動き回りたい方は、タイヤの位置、フットサポートの角度、背もたれの角度や高さを変えることで、小回りが利いたり、アクティブな動きやすい車椅子になるでしょう。

ちゃんと伝える!これが一番大切ですね。

2,車椅子の名称を覚える!

名称を覚える(またはちゃんと伝える)と間違えが起きにくく、部品を誤って用意してしまい二度手間なんてことも防げます。

作る時ももちろんですが、修理を依頼するときも、正しい名称を伝えることが大切です。写真を撮って「これです」でもいいと思います。

ぜひ、車椅子を作る際、パーツを代えたい、修理する際、思い出していただけましたら幸いです。


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