忘れられないの (サカナクション)
ドラム日記 第26回
ドラムネタがアレなので、日記を量産しやすいようにまたミニコーナーを始めようかと思います。名付けて”ビートシリーズ”。第1回はサカナクションの「忘れられないの」。
ググると、いろんな呼び方がされていますね。
ネオ・シティポップ?
AOR?
シンセ・ファンク?
80’sぽさ全開なところを汲むと、AORっぽい曲と言うのがわかりやすい気がします。
AORってなんやねん、て話ですが、wikipedia先生によると、
AORとは、Album-Oriented Rock(アルバム・オリエンテッド・ロック)、もしくはAdult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)の略語であり、音楽のジャンルの一つである。
だそうです。まったくわからんですね。
ボクとしては、メロディ重視で、アダルトな、小洒落た、シンセ強めの、意味深な、日本人の好きそうなロックのことかと理解しております。
まぁ、ジャンルの付け方なんてどうでもいいですね。
この曲に関して言えば、いちばんしっくりくるジャンル呼びは「Kusakari」じゃないかと思います。草刈さんのベースを堪能するための曲。草刈浴。
ベースのことはよくわかりませんが、ゴーストスラップ入れながらのねちっこい大きいリズムと16分ウラのアクセント、そして上がったり下がったりとよく動くライン。ハネたリズムじゃないのに、めっちゃハネてるように錯覚します。
草刈姐さんスキスキスキィーーー!!!となるやつ。
ドラムで見ると、ハットとスネアはシンプルな8ビートで、バスが変な入り方して、草刈さんと絡んでるという感じなんですかね。
特に、シンセも重なる16分ウラのバスのシンコペーションが特徴的で、キモチィーポイントだし、80’sぽくもあるところ。
こうして見てみると、シンプルな8ビートを基本としつつも、アップダウンな8分ウラノリで、16分ウラアクセントをオシャレに散りばめた、16分フィールなキラキラしたオトナなビート、という感じでしょうか。
うーん、ステキー!Kusakariビート。
80’sがアオハルど真ん中だったボクには、こういう音楽は、カッコいいオトナ!という憧れに他なりません。
山下達郎氏なんかはずっとそういう存在ですが、自分よりも年はずっと若い人たち、例えばYogee New Wavesだとか、Suchmosなんかの曲になると、もちろん心地いいし何か触れるものがある気がしますが、アオハルな頃の受け止めとは何か違う感じもして、そこら辺がいわゆるネオ感なのかなぁなんて思ったりしています。
うん、何言ってるかわかりませんね。
とにかく。
この曲、ほんと好き。ほんといい曲。ちょっと元気なくなると、すぐこの曲聴いては癒されてます。いつもいつもありがとうございます。
◇◇◇
この曲を爆音でかけながら、アクセント移動の練習することがよくあります。↓これ前にも載せたやつですが、
8分ウラノリなので、16分3つ目アクセントだけでもノレて気持ちいいし、16分4つ目にアクセントが来るとことか、2つ目にアクセントが来るとことかを、曲に合わせるようにアクセント位置変えながら、ひたすら叩き続けると気持ちいいんですよね。先に書いたシンコペーションのとことかですね。
ぽさ、を出すのに、全部強弱だけじゃなくて、8割アクセントや逆に弱くするところなんかも混ぜながら、サングラスして、渚の風を感じながら、南国フルーツの乗っかったカクテル飲んでる雰囲気でひたすら叩いてると、どこかへトリップできます。あーあ、早く夏来ないかな。
◇◇◇
というわけで、ビートシリーズ第1回は、サカナクションでした。
こんな感じで、愛が止まないアーティストの曲に、むりやりドラムの話題を紐づけて、日記にしたためていきたいと思います。
次回は、ドリカムのうれしはずかし朝帰りの予定です。