プログラミングスキルがなくても、ChatGPTでプログラミングするには？
株式会社ノックラーン 長期インターン生のいうとです。
2022年11月30日にChatGPTのプロトタイプが公開され、現在は多くの方がChatGPTを使用しています。教育現場や行政での使用も検討されており、このような人工知能チャットボットがスタンダードになるだろうと予想されています。
私も利用者の1人であり、文章の校正やアイデア出し、プログラミングをする際にも使用しています。私のプログラミングスキル自体は低いのですが、ChatGPTを活用することにより、これまで文章を分割するツールや世界の名画とAIが生成したものを見分けるゲームを作成しました。
世界の名画とAIが生成したものを見分けるゲームについては、以下のページで詳しく説明しています。
https://zenn.dev/iuto/articles/b9d80b7820aa91
＜現在のプログラミングスキル＞
・HTML/CSS：調べながら基本的なプログラムはかける
・Javascript/Pｙthon：全くやったことがない
この記事では、私の経験をもとにプログラミングスキルがなくても、ChatGPTでプログラミングするためのスキルについて紹介します。
ChatGPT Plusに加入
現在、無料で利用可能なバージョン3.5（以下、3.5）と、有料プランであるChatGPT Plusに加入したユーザーのみ使用可能なバージョン4（以下、4）が提供されています。またChatGPT Plusのユーザーは、プラグインやインターネットを通じて情報を提供してくれる機能も利用可能です。
比較してみると分かりやすいのですが、4のほうが精度が高いと言われており、より意図を汲み取って、より役立つ情報を提供してくれるような気がしています。（時には、4で苦戦していたことが3.5では上手くいったこともあるので、一概には言えません。）
ChatGPT Plusは月20ドルで加入できます。高いサブスク料金だと感じるかもしれませんが、上手く使用すれば大いに役立つので、私は加入してよかったと思っています。1ヶ月だけでも体験してみることを推奨します。
精度の高い4ですが、現在は3時間あたり25メッセージしか使用できません。
プログラミングするために何度もやり取りすると、すぐ利用できなくなってしまいます。例えば、世界の名画とAIが生成したものを見分けるゲームを作成した際には、スコアによって異なる写真を表示する機能を搭載するために、何時間も費やしました。
簡単なことであれば3.5を使用しています。また3.5の場合、上限を気にせずに「このコードの〇〇を修正して、修正したコードを全文送り直してください。」などと長くなりそうなことも気軽に送れますし、使い分けが大切だと思います。
具体的なメッセージを心がける
「文章を分割するツールを作成したいので、コードを送ってください。」ではなく「文章を分割するツールを作成したいと考えています。〇〇という機能を搭載し、CSSを用いてシンプルなデザインに仕上げるためのコードを教えてください。必要なプログラミング言語は分からないので、最も一般的なものを用いてください。」など具体的なメッセージのほうが、最適なレスポンスが返ってきます。
プロンプトを考えるのが難しいのであれば、ChatGPTに依頼するのも1つの手です。「ChatGPTでプログラミングするために、プロンプトを考えています。」と前置きして、上手く言語化できなくても良いので、とりあえず送ってみましょう。良いプロンプトが返ってくるはずです。
自分でも試行錯誤してみる
簡単な問題であれば、ChatGPTに何度かコードを送るだけで解決します。複雑になってくると「〇〇な状態になっています。修正するためにはどうすれば良いですか？」と尋ねるだけでは解決しないこともあります。
こういった場合では、GoogleChromeにある検証ツールを用いてエラーを確認したり、ある程度どのコードで動いているのかを確認して「〇〇によってエラーが発生しているかもしれません。」などと情報を付け加えることも重要です。
どのコードで動いているのかが分かりづらい場合は、ChatGPTにコードの解説をしてもらうことも良いかもしれません。分かりやすく伝えてくれますので、それをもとに原因となりそうなコードを突き止めます。
それでも解決しない場合は、さらに詳しく原因となりそうな部分を調べて「〇〇の表現方法以外に、別の方法はありませんか？」などと様々な角度で質問します。これらを繰り返していくうちに、いつの間にか問題が解決していたりします。
4の制限などによってフルコミットできた訳ではありませんが、集中して取り組めば、私が作成した文章を分割するツールや世界の名画とAIが生成したものを見分けるゲームは、1週間もあれば完成するのではないかと思います。ぜひお試しください！
ChatGPTを駆使してプログラミングを実際に行いたい方、プロンプトについて学びたい方は、KnockLearn DIVEのオーダーメイドコースがおすすめです。ご興味のある方は、ぜひ一度サイトを閲覧いただければと思います。
この記事の執筆担当者
いうと
通信制高校に在学中の高校1年生。株式会社ノックラーンの長期インターン生として、記事制作やSNS運用などを主に担当。
Twitter：@iuto_025
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