菊池市は「菊池一族」ゆかりの地!一族の歴史に想いを馳せて「菊池十八外城」の一つ「亀尾城」へ!
菊池市は温泉、菊池渓谷などの自然、美味しいお米、農産物などの食・グルメなどが、色々と有名なのですが…
これを外しては菊池を語れないというもの…
そ・れ・は!!
豪族「菊池一族」ゆかりの地であること。
菊池一族とは?
菊池一族の知名度は現在はあまり高くないんですが、
実は戦前は歴史の教科書にも載っていた有名武将だったんです!
明治維新で活躍した、あの「西郷隆盛」も菊池一族の末裔。
自身を「菊池源吾」と名乗っていた時期があったとか。
「吾、源は菊池にあり」という意味の名を名乗るほど、菊池一族であることへの誇りと、尊敬の念が感じられます。
さて、そんな菊池一族は謎が多いんです。
地元の人にも知られていなかったり・・・😢
そんな菊池一族を再び輝かせたい!という思いで、菊池市では町をあげて「菊池一族」のPRを行っています。
なんと!
菊池一族プロモーション室という部署を作ってしまうほどの力の入れようです。
菊池一族については、菊池一族プロモーション室がつくった気合の入ったサイトをぜひご覧ください。イケメンキャラもたくさん(๑º口º๑)
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今回は、菊池一族の城址、菊池十八外城の一つ、「亀尾城址」にお邪魔してきました。
亀尾城
さて、前置きが長くなりましたが・・・亀尾城のご紹介!
この看板を見てください!
まるで風になびいている様に見えて武者んよかー^^*
ここ、亀尾城は菊池市七城町の板井という地区にあります。
先日ご紹介したキンショーメロンを販売している板井園芸組合は同じ板井地区。メロンの駅もすぐ近くにあります。
菊池一族が最も躍進した南北朝時代、
武光公の死後に、今川了俊率いる北朝側に菊池一族は攻められ、
ここ、亀尾城は占拠されてしまいます。
そして2年もの間、菊池本城(菊池市隈府)と対峙する拠点として活用されました。
看板に丁寧に説明がかかれておりましたので、
文章そのまま載せてみます。
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城は菊池川と花房台地を流れる 迫田川に挟まれた
台地の北側に位置し、菊鹿平野を一望する要地。
主に熊本・合志方面に備えたもの。古文書には「板井城」と出ていますが、いつの頃からか「亀尾城」と呼ばれています。
鎌倉時代、相良一族がこの地を領して「板井氏」をとなえ、
菊池氏の配下にありましたが、その後「関部氏」の名が見えます。
城の中心域は二つあり、一つは社殿のある「屋形跡」と、もう一つは「肥後国誌」に言う「丸城跡」であり、これを取り囲むように堀・土塁・切り落し・曲輪・大壕などが構築され、山城の形態をそのまま留めています。
この地は戦略上の要地であることから、
板井原の戦い(1379)など、激戦地でもありました。
また菊池氏攻略の基地として、
九州探題今川了俊・弟仲秋などが万を超える軍勢を2ヶ年駐屯させ、板井の陣(1379)を張った城でもありました。
と書いてあります。
歴史素人の私が翻訳すると
南朝チーム 菊池一族 VS 北朝チーム 今川了俊
の激戦が行われていた。
そして南チームの菊池本城を攻め落とすために、亀尾城はとても大切な拠点だったということですね。
菊池を一望できる景色が見えるのも納得!
前川水源から歩いて登れるようにもなっていますが、
神社までは車道があり、駐車場も目の前にありますのでお車で行くこともできます。
現在は公園として整備されていて、気持ちのいい場所になっています。菊池を一望できる景色が素晴らしい!
空堀で囲まれた一段高いところ、ここか本丸跡とのこと。
全体はこんな感じ。
板井熊野座神社
土塁に囲まれた「板井熊野座神社」もあります。
何だか神秘的な雰囲気の神社。
奥に進んでいくと本殿が!
地区の方々によって、綺麗に管理されています。
「亀尾城址」の石碑はお宮の右手側に。
また本殿天井には、天井絵もたくさん!風情があります。
そして、神社の横には結構な大きさの大木が!!
この大きさ、伝わりますか??
で、で、で、でかーーーい!!!!
菊池一族が活躍した南北朝時代からあったのかもしれませんね。
今川了俊の闘いをすぐそばで見守っていたかも知れないと思うと、浪漫を感じます。
静かな場所で、隠れた癒しのパワースポット~^^*
ということで、菊池十八外城「亀尾城址」のご紹介でした。
また他のお城にもお邪魔したいと思います。
亀尾城址(板井熊野座神社)
所在地 〒861-1342 熊本県菊池市七城町亀尾1885
交通アクセス
(1)JR豊肥本線肥後大津駅からタクシーで40分
(2)九州道植木ICから10分
亀尾城のすぐそばには水車がある前川水源も↓↓↓
家族連れに人気の公園、「鴨川河畔公園」も近くに
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それでは、またっ!
writing&photo:M谷