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【スポンジボブ】友達がいない世界線の推しの話【サムネの左の男について延々語ってます】

はじめに

2次元の推しがいる皆さん。その推しには友達がいますか?

私の推しにはいます。ただ同時にいないとも言えます。
単刀直入に言いますと、作品によって変わります。
漫画やアニメは今や世界にあふれていますが、いくつかは過去編やら別の世界線やら、別の時間軸という設定を用いて、スピンオフが作られることがあります。有名どころで言うと、鬼滅の刃とキメツ学園のような。
今回はそんな推しの話をしていこうと思います。
めちゃくちゃ妄想とネタバレの話が含まれるので苦手な人はブラウザバックを推奨します。

私の好きな作品

さてそんな推しが出る作品とはいったい何なのか?
それは「スポンジボブ」です。

左から、カーニさん、プランクトン、イカルド、スポンジボブ、ゲイリー、パトリック、サンディ

世界中で愛され、日本でもNHKで毎週土曜日18:55から放送中の作品です。
小学生の弟と一緒に見ていたのですが、去年の6月に好きになりました。

ストーリーを軽く説明いたしますと、皆様ご存じスポンジボブが、ビキニタウンにて、カーニさん経営するファストフード店「カニカーニ」で、フライ係としてレジ係のイカルドと働きながら、パトリックなどのゆかいな仲間たちと楽しい日常を過ごすというものです。

カニカーニ

そして子供向けでありながら、海外特有の風刺のきいた(軽い)ブラックジョークも含まれております。わかりやすいとこで言うと、閉店後に来る客だとか、金に目がない経営者(カーニ)とそれにこき使われる従業員だとか、

シーズン1の6話「カーニバーガーの作り方」

クレーマー(推し。名前は"バブルバス")とか。
ちなみに中央に見えるのがビキニタウンで超人気の「カーニバーガー」です。

さてそんなスポンジボブですが、スピンオフが2作品あります。

スピンオフ2作品はWOWOW, アマプラ, J:COM STEAMのパラマウント+"だけ"で見れます!

かわいい~~~~~~~~

じゃなくて、画像にもあります通り「キャンプ・コーラル ~スポンジボブのアンダーイヤー~」という作品です。

海外には「サマーキャンプ」なるものがありまして、子どもたちが長くて3ヶ月ほど親と離れてキャンプをするという合宿的なものです。
この作品では「子供達」、おそらく中高生が担当する、子供たちの面倒を近くで見る「指導員」、彼らを統率し、運営も行う「キャンプマスター(監督)」という立場にキャラクターが分かれています。
端的に言うと「スポンジボブのキャラでサマーキャンプのあるあるネタやってみた」というもの。
だから本編での関係性とかとは全く違いますし、そもそも画像3人が10才だったり、イカルドが中高生という感じでキャラがみんな若いです。
ただ本編と同じようなノリだし、皆頭身低くて癒されます。

ひよこちゃんみたいでかわいいね

次のスピンオフはこちら。

読んで字のごとく、スポンジボブの親友パトリックが主人公です。
彼はスポンジボブを凌駕する変人です。そんでもってこのシリーズは「ルールに縛られず、製作陣のクリエイティブさをもっと出してほしい」とのことで作られたらしく(※)、そんなもんですから毎回不思議の国のアリスのワンダーランドばりのカオスな描写や、配信ならではの生々しいブラックジョークも登場します。
簡単に説明すると、まだ思春期で家族と同居中のパトリックが、画像タイトル横の紫の子「イカリーナ」という彼の妹の監督の元、町の人々に向けて架空のテレビ番組を作る…といったものです。何だかYoutuberみたいですね。

※ソース記事(英語) ↓

これらについては語りたいと思う気持ちもありますが本題と逸れるので今回は無しで…。

推しとその友達

さっきフライングしちゃったけど、私の推しはこの男です。

シーズン11の14話「バブルバスの引っ越し」

彼の名前は「バブルバス」。
前述したとおりカニカーニのクレーマーです。時には…というか初登場時点で大嘘をつくクズっぷりです。
あと典型的なオタクくんです。

シーズン12の6話「泥沼の名コンビ」

そして成人済みにもかかわらずヒキニートという、存在自体がブラックジョークみたいなキャラです。

こんな奴友達おるん?

います。

まずは一方通行ですが、パトリックとスポンジボブです。彼としては友達ではないようですが、一応作中で友達と呼ばれています。

あと友達というか後輩?ポジの子や、オタク仲間のモブ数人もいますが飛ばします。(ごめん)
今回この記事を書く上で重要になるのは彼です。

キャラ画像

!?

はい、こちらは本当にバブルバスと仲が良いといえるであろう男「ラリー」です。実は推しの一人だったりします。
見ての通り筋肉質なロブスターで、筋肉を妄信している部分はあるものの、顔と性格がいいので男女ともにモッテモテです。ライフガードをしつつジムも経営しています。

「オタクくん何読んでんの?w」と言いそうですがそんなこともなく良好な関係を築いています。

何で仲がいいのか公式で判明していませんが、とにかく(主にスピンオフ"キャンプコーラル"で)絡みが多いです。キャンプコーラルではお互い指導員という立場ですし、歳も近い(同じな可能性もある)です。
キャンプコーラルでは、ラリーはニキビがあるし歯が欠けてるし、先述と違い周りから「運動オタク」だなんて言われてるし、だるい体育会系みたいな扱いで割と性格が違います。
好きなものに一辺倒なところが似ていて、お互い仲良くなったのかもしれませんね。

シーズン1の3話「フードトラックを捜せ!」
シーズン1の18話「カークラッシュ・ダービー」

メタ的な話、スピンオフを作るにあたり、メインキャラで余った二人を組ませた感じだと思いますが、なぜかスピンオフ制作からしばらくして、本編でも絡み描写が出てきました。2回だけ。そう2回。されど2回。

シーズン12の20話「灯台のルイ」

このシーン、画面外にとあるでかいものが映っているのですが「ものすごいでっかい奴らだなあ!どんな筋トレしてんだろう!」とラリーが言いながらバブルバスを肘でつつくっていう「結構仲良くないとできないこと」してます。

シーズン13の12話「メカニカルタウンへようこそ」

2回目は「9割のキャラがロボットの世界線」でも友達かつ、奥にバブルバスのお母様もいてかなり関係が深い…っていう一瞬しか出ない割に情報量が多いシーンだったりします。

通常時のお母様

友達がいない世界線とは

本編、キャンプの世界線では明確な友達や、彼自身はどうであれ友達と呼んでくれる存在がいることがわかりましたね。

残った最後の世界線。そう、「パトリック・スター・ショー」です。
先に言っておくとこのスピンオフでラリーとバブルバスの明確な絡みはありません。

このスピンオフで、バブルバスはYoutuberをしています。
ジャンルはレビュー系。彼の性格ですから、そりゃもうボロクソに作品(特にパトリック・スター・ショー)を叩きます。

シーズン1の26話「バブルバスの格付けレビュー」
実在のYoutuberさんが元らしいけどよく知らないで話すのは申し訳ないので置いておきます。

前述したようにパ(略)は生々しいブラックジョークも入っているので、この回は「親のすねかじりヒキニートオタク」の描写が母親の気持ち込みで含まれています。
ちなみに私は来日前にどうしても見たかったものですからDVD(英語)を購入し先に視聴しました。で同じくスポンジボブ知ってる友達に「超おもろいから見て!」と言ったら「お母さんの息子を助けてって言葉が切実でそのシーン笑えなかった…」という旨のことを言われてしまい、本当に申し訳なく思ってます…。

で、この話は途中でお母様が「友達が会いに来たよ」と彼に言うシーンがあるのですが「え…おれには…友達なんて…」というセリフを言っています。

こっからメタ的なことは(ほぼ)抜きで語らせてください。全部妄想です。

多分ですが、この世界線の彼は誰にも友達と言われたことがないし、誰かと一緒に遊びに出かけることもなかったんじゃないかなと思います。

本編でこそ彼はヒキニートですし、放送用ってことで描写がマイルドになってるってのもあると思うのですが、少なくとも母親とはそこまで悪い関係ではないように見えます。で、前述したように彼は時折友達と遊んでいます。人生まあまあ楽しんでそうですよね。あと他キャラに自分の現状を指摘されても開き直っています(ダメです)。

が、この回は彼は「すぐ癇癪を起こす(※)」と言われていますし、終始イライラしています。心の余裕がないことが伺えますね。

さらに他キャラに※のことなどの「客観的に見た自分」を突き付けられて発狂して外へ飛び出してしまうシーンさえあります。
(書けば書くほど重いな、改めて何も考えずおすすめしたことを申し訳なく思う)

架空の作品に文句をつけていたものの、自分もある意味架空のぬるま湯から抜け出せないどうしようもない男。Youtuberとして自己を肯定していたものの、実際のところ自分に自信がない男。

彼の母親は、彼の視聴者に対し「正直何もできないけど、彼に仕事を紹介するか、彼の友達のふりをして」と伝えました。英語字幕では「He's pathetic./彼は哀れだ。」というセリフもあります。

果たして、視聴者の中で…いや、あの世界で彼を本当に友達と言ってくれる人はいるのでしょうか。現状、あのパトリックやスポンジボブにもそう言われたことがないようですが。

~こっからさらに妄想~ (見たくない人は飛ばしてください)

正直この話を見てから「ラリーがバブルバスの母親から友達のふりをしてほしいと頼まれたら」という、バブルバス救済ルート的なネタも考えたのですが、単純に私の頭が良くないのと、この世界線のバブルバスは何を得れば心が楽になるのか、ラリーは彼に何をするのかが思いつかず、頓挫してしまいました。
具体的にはこんな感じで頓挫しました。 ↓
ラリーはできた人間(ロブスター)ですから、本編(シーズン9の13話"わしのプラス・ワン")にてイカルドからとある誘いを受けた際「俺に任せとけ!」と、自分からイカルドを様々な遊びに連れ出してくれました。しかし、これはイカルドがその誘いを受けたからの話。それにイカルドはヒキニートではありません。あと、ラリーは多分だけどこの場合誘いを断られたら無理やり連れていくことは無いでしょう。じゃあこれは?これは?と代替案を提示してくれると思います。いやそんなことないのかな。シーズン11の4話「ラリーは支配人」で、否応なしに無差別に筋トレを押し付けてたし…

…正直この話に関しては、私はまだスポンジボブを全話見たわけではないので、認識や解釈が浅いだけかもしれません。

でも1つ言えるのは、ラリーはきっとバブルバスを健康的に肯定してくれるだろうってことですかね…。俺にはこれができないけど、お前にはこれができるだろ?的なね…。あとはバブルバスをしっかり律してくれそうだし(実際スピンオフでそういうシーンある)。お母さまも親として厳しくあることはもちろんあるんだけど、時折かなり過保護なとこも垣間見えるんですよね。先回りして危険をどかしちゃう感じの。どかすだけならいいんだけどそれ以上の保護をしちゃってる時がある。
あと単純にバブルバスは本物の―自分の正直な気持ちが話せる―友達ができたら心が救われると思うので…。これはぶっちゃけ高校生になるまで心を完全に許せる友達というのがいなかった自分と重ねてます。
ラリーは「人生は1度しかないんだ」と色々なことに挑戦するタイプです。だからこそバブルバスの好きなコミックだとか、漫画だとかを一緒に楽しんでくれると思うんです。本編でもスピンオフでも彼らが友達になった理由は語られないけど「一緒にいて楽しいから」ってのは必ず理由に含まれるでしょう。
なんかこう、ボッチで作品の粗探しして自己肯定感満たすんじゃなくて、あーだこーだ話し合いつつ一緒にそれを楽しめる存在がこの世界線でのバブルバスにできてほしい、って気持ちでいっぱいです。
さっきの回でちょろっと「マーメイドマンとフジツボボーイ」っていう、彼の大好きなヒーローの映画をdisるシーンがあるのですが、本編とキャンプではマジ最高!って感じでdisったりしないので、心の余裕ってのは大きいと思います。全部妄想だけど!

現在(↓)と昔のギャップがすごい
どっちもどの回かわかりません!すみません

おわりに

なんか妄想話ばかりになってしまいましたが、ひとまず満足しました。
読んで下さった方がもしいましたら、本当にありがとうございます。時間を無駄にさせてしまっていなければ幸いです。

最後に、私の他のスポンジボブの推しを紹介して終わります。
カーニさんとイカリーナちゃんです。あとスポンジボブは顔がかわいいのと元気がもらえるので、グッズをめっちゃ集めてます。
今度歴代の推しをまとめた記事を出したいです。





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