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【ラジオ出演しました】ニッポン放送「おしゃべりラボ ~幸せソーシャルデザイン~」に出演して分かったこと

はじめに

2024年6月22日(土)と29日(土)午前7時40分~8時、二週にわたりニッポン放送「おしゃべりラボ ~幸せソーシャルデザイン~」に出演させていただきました。パーソナリティの中村陽一先生(社会デザイン学会会長)、残間里江子さま(プロデューサー)と社会をより幸せなものへデザインしていく「ソーシャルデザイン」というテーマの中で、私たちが考える「ソーシャル・インパクト」の可能性についてお話させていただきました。多くの気づきと今後のご期待をいただいた楽しい時間でした。

番組内でのトーク概要

  • 企業は今、社会課題解決の担い手として期待されているが、実際に寄与しているのか、なかなか効果を測定できていないというのが現状。そこで、事業を通して社会に与えるインパクトを事前にデザインして、それを評価・マネジメントできる仕組みを企業に提供している。

  • 企業の評価をする際に、財務の指標はかなり影響力が強い。大手の企業は創業者の経営理念や哲学が掲げられているが、高度成長期以降、売上や株価が評価の主になっている。

  • サステナビリティをはじめ社会課題解決への関心、考え方が浸透してきた。2019年の創業時は社会的なインパクトのあるビジネスにピンとくる人は少なかったが、コロナ以降、インパクト投資という言葉と共に広く認知されてきた。

  • ポケットマルシェというサービスを提供している株式会社雨風太陽さんは、「都市と地方をかき混ぜる」というミッションを掲げている。とても印象的なメッセージである一方、事業がどうつながっているのか言語化されていない状況であったため、2050年に都市と地方の関係人口を20%にするという明確なゴールの設定をご支援した。結果、そこにつながる日々追いかけるべき指標も策定でき、社員のみなさんがそこを見ながら日々、自発的に行動されている。

  • 企業で働く方々も主体的に地域や社会に向き合っていける企業風土、企業文化を醸成していくことが一番大きな目標。すべての企業が社会的企業になることが大事であり、社会的企業とあえて言わなくとも、企業=社会的企業となることが社会の目指すところ。

中村陽一先生からのコメント

ソーシャルデザインの中で、ソーシャルインパクトを見える化することは、ものすごく大事なことです。いかに数字にするか、具体化するかというのが今後の企業に問われてくると思います。それぞれの企業文化がどのように社会へのインパクトとしてつながっているのかということが社会の目から見えるようなることが必要で、そこが難しいことだとも思います。
日本社会では、企業により多くのリソースと人材が集まっていますので、ここが良い方向に回りだすと随分変わるはずです。紺野さんがおっしゃってたように、コロナ以降社会課題解決への流れは進みましたので、今後もさらに進んでいくのではないでしょうか。

残間里江子さまからのコメント

日本は個人から変わっていくのはかなり難しく、企業が変わると個人が変わってくるというのがあると思います。そのような意味で、企業は人々の生活の中にとても大きく関わっています。企業が変わると、世の中が早く、深く、広く変わってくると思います。
企業がインパクトについて、その気になってくると、社会課題の担い手として企業を構成する人たちも変わってきますし、紺野さんたちの活躍の場も広がっていくのではないでしょうか。

おわりに

当社では、インパクト設計から指標づくり、そしてそのアクションのお手伝いを通して、社会課題の解決の担い手として期待されている企業が活躍する社会の一役を担っていきます。その企業で働く方々も主体的に地域や社会に向き合い、社会貢献と利益の両輪で走るビジネスが当たり前になる。そんな社会を目指して、これからも私たちはチャレンジしてまいります。

筆者のXでは、インパクトに関する企業の取り組みを紹介していますので、よろしければご覧ください。 本記事、及び当社にご関心ある方はこちらからお問い合わせください。


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