10年
2011年に、リトルプレスを作りました。
滋賀の湖東辺りを紹介したものです。
もう10年近く前になるということにびっくりするし、なんだか怖い。自分自身は環境含めてほんとに何も変わっていないので余計にそう感じるのかもしれません。
その間に、遠くのイベントに参加させてもらったり、逆に取材してもらったり、人の前でお話したり……。本当にいろんな経験をさせてもらったと思います。そうでなければ出会う事のなかった人、やりとりすることのなかった人、久しぶりに連絡をくれた旧友。
今まできちんと振り返ることがなかったけれど、先日のzoomお話会に向けて思い返すと、ほんとにいろんなことがあったんだなぁと改めて思いました。
それなのに今も変わらず、ぼーっとしているのは、そのとき得た人脈やきっかけをことごとく逃しているんだなぁと反省というか、少し後悔する気持ちもあります。でもやっぱり、そのときの自分にとっては精一杯だったとも思うのです。
もう少し自分に器用さがあれば…と思わずにいられませんが、自分は自分なのでしょうがない。それでも何か作ることを続けていきたい。規模が違いすぎますが、宮崎駿監督の気持ちが少しわかるような気がします。
ということで次回以降は、これまで出会った、わたしがリトルプレスを作るきっかけとなったリトルプレスを一つずつ紹介していきたいなと思います。
まずは長野県の『街並み』です。
この『街並み』との出会いはわたしにとってすごく大きなものでした。おそらく15年以上前から発行されていると思いますが、いま見ても色褪せない素晴らしさです。とても一言では語りきれませんのでまた次回に。