見出し画像

「Whoopは楽しい」と「Balaclava Photo Dump その2」と8/4〜8/10の日記

お知らせ

2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。大学院にてMBAを取得。現在はプログラミングを学びつつ永住権取得に向けてあれこれ頑張っています。Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
noteには、メルボルン生活をより充実したものにするため、日々をより意識的に過ごすために毎週ちょっとした文章と数枚の写真とその週の日記を投稿しています。少しでも面白いものを載せられるように頑張っていきますので、記事が面白いなと思ったり、メルボルンの生活はどんなか気になったと言う方はぜひ、サポートよろしくお願いします。もちろんハートマーク押してもらえるだけでも嬉しいです。

今週の文章は「Whoopは楽しい」
今週の写真は「Balaclava Photo Dump その2」
です。

今週の文章「Whoopは楽しい」

2024年における柔術/グラップリングの人気チーム/ジムの一つにB teamというチームがある。そこのジムで世界大会に向けて指揮をとっているディマというコーチが提唱している練習の一つに、練習の強度を心拍数で分けて行うというものがあり、技術の確認やフローの確認に重きを置くローハートレート(低心拍数)からとにかく動いてカーディオやスクランブル、アスレチックアビリティの強化と、その中でしっかり技術を出すことに慣れるためのハイハートレート(高心拍数)、そしてその中間のミドルハートレートとそれぞれ目的と強度の違う練習を日によって分けてメニューを組んでいる様子がB teamのYoutubeなどで紹介されている。

これはいざやろうとしてみると中々難しくて、低強度でやっているつもりでも心拍数が上がったりするし、普段から高強度でやってるよという人も意外と心拍数は上がってなかったりする。以前トレーナーの人とした会話の中で、普段の練習と試合の一つの違いに緊張という要素が間違いなくあって、それによって普段より心拍数が上がったり余計な力が入ったりすることがあるということもある、なので普段から心拍数が上がった状態を擬似的に作って練習することは大事だというようなものもあった。

これをやるためには心拍数の把握が必要なのだが、柔術/グラップリングはコンタクトスポーツ、特にその中でも裸に近い状態で組み合う競技なので外部機器の装着が非常に難しい。スマートウォッチなどは引っかかって危ないし、スマートリングなども相手に当たって怪我させる可能性がある。その中で、一つの選択肢として海外の柔術家/グラップラーの中で人気が高まっているのがWhoopというスマートデバイスだ。

Whoopでできること

Whoopはいわゆる心拍数メーターで、装着しておくことで自動的に心拍数を測り、それを元に行った運動の強度や睡眠の質、それを元にした身体の状態を自動的に測ってくれる。

普段はリストバンドなどで装着できる。慣れるとほぼ気にならない。

このようなデバイスはハードウェア(装置)とソフトウェア(アプリ)の組み合わせが大事で、ハードウェアが重かったりしたら気になって仕方ないし、精度が悪かったりしたらせっかくつけていても大したデータが取れないことになってしまう。一方でソフトウェアは取得したデータの解析を行う。たとえ心拍数を測れたとしても「あなたの心拍数は100です」と言われたところで何の意味もない。その数字がどのような意味を持ち、今後どのようなことをしていけばいいのかという情報/解釈が大事なのだ。

似たようなデバイスは数多くあるが、Whoopはその中でも日常的に運動をする人に向けてハードウェア、ソフトウェアが作られている。

Whoopのソフトウェア

Whoopのソフトウェアはまさに心拍数を元にしたデータの解析/解釈が中々優れものである。運動の強度だったり、睡眠の質、身体の状態をスコアで返してくれるのだが、それに合わせて運動の内容や日常的な習慣も記録できるようになっており、自分のさまざまな行動が身体にどのように影響を与えるかをモニターできるようになっている。

ある1日の柔術のトレーニングの様子の解析
睡眠の解析
習慣がどのように影響を与えるかという指標。これはマグネシウムをとった方がリカバリーが効率的になるということを示している。

特に習慣がリカバリーにどのような影響を与えるかということはなんとなく体感としてわかっていてもしっかり理解できていないものや、自分でも気づかなかった影響なども含め、いろいろ数値で理解することができて楽しい。
毎日習慣の実施状況を記録する必要はあるが、朝アプリを開いた時に簡単な質問表に答えていくだけなのでそこまで大変ではない。

使い始める前は数字を把握して1日の行動を決めるのか?(そんなこと多分できない)という印象だったのだが、実際は長い目で習慣を作っていくのに役立つという印象。もちろん練習の強度を把握して次の練習の強度を調整するということもできることはできるのだが、結局頑張ってしまうのでこれは目安というか、どちらかというと頑張った練習の後に高い数字を見て満足するという感じな気がする。

Whoopのハードウェア

Whoopが優れている、というより柔術/グラップリングにおいてほぼ唯一の選択肢となるのはこのハードウェアが優れているからである。数字の解析などはApple Watchなどでもおそらく似たようなことはできると思うのだが、前述のようにApple Watchを練習中につけているのは難しいと思う(もし自分は大丈夫だと思っている人がいたら絶対周りの人は迷惑に思っているから一度聞いてみた方がいい)。

Whoopは基本のリストバンドの他にもバイセップバンド(ムエタイ選手のように二の腕に巻くもの)、アームスリーブ(リストバンドの二の腕版)、さらには服や下着などもあり運動の内容に合わせてかなり自由に装着方法を考えることができる。特に柔術/グラップリングにおいてはアームスリーブが優れもので、もちろん異物ではあるので影響はゼロではないのだが、かなり自分も気にせずトレーニングできるし、トレーニングパートナーへの迷惑度も下げることができる。

コミュニティ効果

さらに、ジムの中で使っている人が他にもいる場合、コミュニティ機能を使って日々のトレーニングアクティビティやその強度、そして睡眠状況などをシェアすることができる。同じ練習をしていても人によって強度が違ったりするのも面白いし、他の人が頑張っているのを見ると自分も頑張ろうと思えたりする。地味にこれが一番楽しいかもしれない。

まとめ

結局、こういった装置で革命的に何かが変わることは少ないのだが、それでも毎日の生活や練習を少し楽しくしてくれるだけでも長い目で見ると劇的に効果があったりする。おそらく今後もアプリ、装置ともにアップデートされていくと思うので、自分の身体を理解していくためにも引き続き使用していきたいと思う。Whoop、おすすめです。

今週の写真「Balaclava Photo Dump その2」

今週の写真は先週に引き続きBalaclava周辺の写真のPhoto Dumpです!


ここの景色が町の中で一番好きでよく来てました。というかこれからもいくと思います。
場所の雰囲気が伝わる写真を撮りたくて、何回か撮り直したんですがこれは結構いい感じだと思います。

ここから先は

3,052字 / 4画像

¥ 200

よろしければサポートをお願いします。いただいた資金は自分の属するコミュニティに還元していきます。