「スポーツの進化を考える」と「Balaclava Photo Dump その3」と8/11〜8/17の日記
お知らせ
2023年2月よりオーストラリア メルボルンへ移住。現在はMBA取得に向けて大学院に通いつつ、Absolute MMAというジムでグラップリング/ブラジリアン柔術の練習に励んでいます。
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今週の文章は「スポーツの進化を考える」
今週の写真は「Balaclava Photo Dump その3」
です。
今週の文章「スポーツの進化を考える」
先日のオリンピック、特に柔道では反則や採点などをめぐってTwitterで議論が巻き起こっていた。これは柔道ではない!というような声もそれなりにあったわけだが、武道や格闘技としての柔道とスポーツとしての柔道は明確に分けるべきで、スポーツであればどんどん変わる状況に合わせてルールは変わっていくものだしそのルールに合わせて選手がいろいろ考えながるからこそ戦略だったりも出てきて面白いものになったりする。ブラジリアン柔術やグラップリングもさまざまなルール上の違いがあり、だからこそそれに合わせていろいろな練習を取り入れたりすることもある。(特に柔術/グラップリングはいかにみていて楽しいものにするか、という興業側の視点もあり、それによってルールは常に工夫が加えられ新しいものが生まれるという環境がある)
先日もフィリピンのバスケで4ポイントラインが導入されたということでちょっとしたニュースになっていた。
野球の歴史
先日野球の歴史を少し勉強する機会があった。なんとなく野球はクリケットから派生して生まれたんだろうなというような印象はあったのだが、正確にはクリケットとはまた違ったラウンダーズという野球とソフトボールにより近いゲームがアイルランドやスコットランドなどで生まれ、それを元にして生まれたものらしい。
元々はニューヨークの消防団の結束を深めるためにレクリエーションの一環としてこのラウンダーズを元に考えられたのが野球というゲームで、何度もゲームを重ねる中でベースの距離だったり3ストライク4ボールだったりいろいろな形が固まっていったらしい。
このあたりの感覚は子どもの頃にあれこれゲームを考えて、細かいルールを決めていく感覚に近いだろう。そういう遊びをした経験がある人ならめちゃくちゃワクワクする感じをわかってもらえるのではないだろうか。
こうして決まっていったものがルールなわけで、せいぜい200年ほどの歴史の中でよりみている人、やっている人が楽しめるように改訂を繰り返してきたものなのだから、その時々で違うのは当たり前というか、元々が不定形のものなのだ。
例えば投手の投球は当初下手投げでしかも手首のスナップを使うことが禁止されていた。そこから横手投げ、上手投げと徐々に投げ方が解禁され、それに合わせて投球の内容なども幅が広がりスポーツとして進歩してきたのだ。
柔道も同様に、足に触れることが禁止されたところから試行錯誤して生まれた技術もあるだろうと思う。ルールがあればそれに合わせて技術が変わっていくのもまたスポーツの面白いところだと思う。
それに命をかけて取り組む人がいるというのがスポーツ
これはだから簡単にホイホイ変えていいということを言っているのだはない。スポーツというもので動くお金が大きくなり得られる名誉が大きくなるに連れてそれに人生のそれなりの時間をかけ、命をかけるような熱意で取り組んでいる人がいるのがスポーツというもので、その人たちの努力を一瞬で無に帰することができるのがルールなので、軽々しく変更するべきではないと思う。
ただ一方で「正しい」ルールというものは存在せず、そのルールの中で正しいプレーが存在するだけだということは、特にみているだけの人は認識するべきなのではないか。
今週の写真「Balaclava Photo Dump その3」
今週の写真はBalaclava Photo Dump その3です!
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