遅ればせながら、29歳。
29回目の誕生日を迎えてから4か月が経った。着実に積み重ねてきた年月も最近は曖昧で、28なのか27なのかだんだんうまく加算できなくなっている。どうにかして時間稼ぎをしたいらしい。年齢はあくまでも数字、飾り。そんなふうに思うことに、まだ憧れの気持ちは拭えない。早く時間と競争ではなく、並走したいよね。
THE・不調のラストイヤーの始まり
今年の誕生日、春は近年の体調不良を全部背負ったかのようにあらゆる場所に少しずつ不調を感じていた。
一週間で3回病院にかかることも初めてだった。眼科、耳鼻咽喉科、婦人科。病院にはほとんど行かないからかかりつけもなく病院探しも一苦労。平日朝から夜まで働いていたら病院行ける日限られませんか。しかも薬局勤めだと休診日は私も休みなんだ。なんとか予約を取って一瞬で診察が終わり、すべて問題なかったから良かったけれど、それまでは体調の違和感を抱えながら生活をするから心中穏やかとは言えず、先行き不安な20代ラストイヤーだな、と思った。
加えて私の仕事の繁忙期は年末~GW頃なので、丁度不調と忙しさが重なり、振り返ってもそのあたりの記憶は薄い。誕生日何したんだっけ……? かろうじて思い出せたのはAPTX4869のケーキを食べたことだけ。写真を撮る習慣がないんだけど、ちゃんと日常を残すことって大事だ。学び。
そんなわけで健康意識はより一層増した気がする。身体もメンタルも揺らいだ時点で対処すること。
20代でやり残したこと
29歳を迎え、20代も残りわずかになったのだからやり残したことをやろうと月並みに思っているけれど、いつだって今しかできないことを意識したことはなかった気がする。
学生時代は友達と学生生活でやり残したことをしたいよね、と夏休みによく話してドライブとか海に行くとか旅行とか、なんとなくアウトドア寄りの事柄を並べていたこともあった。結局実現には至らず卒業したけれど、やったらやったで思い出になるけどやらなかったことは後悔はしていない。
ただいつだって思い出はたくさんあったほうがいいし、新しい経験を積んだほうがいいと思う。その意味で高校生までの日常はすべてが新しかったな、些細なことでも思い出せるように残しておきたかったと少しだけ心残りはある。
でもそのときは思い出ではなくて、なんでもない日の連続だから知らなかった。だからこそ青春は青春なんだなあ。(みつを)
20代、ラスト。できるだけ経験を積み、好きを育み、形に残したい。
29歳の私がときめいていること
◆自分の部屋
毎年恒例の模様替え、この夏はベッドの配置を変えたり、天井まで届く壁面本棚を取り入れたりしたことでより自宅が好きになった。壁面本棚は好きなvlogの方を真似て。本をたくさん収納できるのはもちろん、好きなものを飾って眺められるのが良い。今はコーナー別に推しのアクスタやポストカードを飾っているんだけど、守られている気もして部屋にいるだけで気持ちが満たされている。
そして前回のnoteでもベストバイといったプロジェクター。本当にありがとう。ドラマや映画、大好きな麻雀や野球を見る時間がちょっとしたイベントみたいになってて最高。最大200インチまで映すことができるけれど、そんな距離はとれないので80インチで一人暮らしには十分日々ときめいている。
◆秘密の天才
密かに天才と称している人がいるんだけれど、その人の活躍にときめきが止まらない。誰かというのは、誰にも言っていないのでここでも秘密にするんだけど、今まで好きになったり興味のあることは大抵隠さず身近な人に話していた(話さずにはいられなかった)のに、今回は密かにしていたい、そういう気持ちも含めてときめき。珍しく連日投稿しようと思えているのも、自分をもっと煮詰めていいんだと思えたのもその人がきっかけ。
29歳の今、決めていること
環境を変えると決めた。時期は決まっていない。でも遠くのほうでぼんやりと思っていたよりも輪郭がはっきりしている。昔、付き合っていた人と別れたいなと思ったときに、その気持ちがぼんやりと芽生えてから数か月後に自分の中で言わざるを得ない感情になって別れを告げたことがあるんだけど、それと似ているかもしれない。
今していることがやり続けられると確信が持てたら退職願を出そうと考えている。
新卒で入った会社には多少の不満あれど感謝は大きい。だから辞める理由は会社ではなく自分が自由でいられるための選択でありたい。想像では一年以内。
痩せると決めた。一生言ってる。2020年から5.6kg増えてて、社会人になって増えてるものだと思ってたら4年前のことでさすがにこのままでは本当に一生モノになってしまうじゃないか……。
明日も同期と仕事帰りにジムに行くと約束してるし、1か月半週2回通えているので、好機はここだと思ってる。
自分の自然に従うことに決めた。普通とか当たり前のことは千差万別、十人十色。
たとえば勉強の仕方は家派と外派、ひとり派と誰かと一緒派に分かれるとして、私は家派ひとり派だ。国家試験に合格したときはそのやり方で、ストレスはなかった。友達は家だと集中できないからカフェに行ったり、一人だとサボってしまうから友達と放課後勉強したりしていたけれど、私にはわからない感覚だった。でも当時は友達の誘いに乗ってファミレスで勉強をし、集中できない理由は別にあると思っていた。私が家派ひとり派なだけだったと知らずに。
ほかにも好きな人のいない飲み会は全然楽しめないことや興味ない場所・事でも友達と一緒だったらわりと付き合えること、満員電車はでの通勤は絶対にできないこと、ひとりの時間はないとだめになること、言霊を信じすぎていること、やりたいことじゃないと働き続けることはできないこと、物事を諦めたくないこと。
みんなが簡単にできて、自分はちょっと頑張らないとこなせないことはある。苦手なことではなく得意なことに挑戦しようという就活のときにでも聞いた言葉の意味がようやく理解できた。
自分の価値観を無視して他人や世間に合わせた生き方はやめる。もちろん誰かの意見を優先したい、気遣いたいと思うこともあるから、その都度自然に振舞える自分を大切にしていきたい。
29歳までに得た知見
一、何事も慣れる。2.3か月で慣れる。
二、環境と立場が自分を作る。
三、性格や経験は人相に表れる。
四、行動することがすべて。
五、失恋してもまた人を好きになれる。
六、新しい趣味、好きなこともまだまだ増える。
七、違和感を逃さない。
八、後ろめたい嘘はバレる。
九、言霊はある。
十、何事も鮮度なうちに。でも消えない「いつか」もある。
身体的にもメンタル的にも、公私ともに今年中にどうにかしたいと思うことがある。夏が過ぎると一気に年の終わりが近づくからのんびりしすぎず焦らず過ごしていきたい。
ありがとうございます!