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この瞬間のために渋谷ABEMASを応援してる

きつい。きついねえ。

まだ折り返し地点ではないけれど、序盤とはいえない道半ば。
Mリーグや麻雀界全体を応援しているし、Mリーガーの皆さんは好きだけど、渋谷ABEMAS以外は愛せない。そういう星の下に生まれてしまったので、どんなことがあっても、今まさに崖から振り落とされそうな局面に立たされていても、やることはひとつしかない。

ただ、ひたすらに応援する。渋谷ABEMASが一番だって言い続ける。

今更大丈夫とか、励ましの言葉は言わない。とにかく勝つしか意味がない。結果がすべては残酷じゃない。それしかないから。負けたことで気持ちを投げ出さない。次は勝てる。

2024年11月29日

と書いたのが、11月。12月のABEMAS快進撃がはじまる前のこと。

振り返っても辛さが蘇ってくる息の詰まる数字。この日は多井さんが先発。対局後動画の中で松本さんが「ありがとう、行ってくれて」と
呟く姿に胸がキュッとしたのも思い出す。松本さんは今もずっと歯を食いしばる状態が続いているんだけれど、11月は個人だけでなくチームが今以上に耐えしのぐ日々が続いていたから、大将にかける言葉の優しさが余計に沁みた。

渋谷ABEMASは優勝経験があり、5年連続ファイナル進出をしてきた実力のあるチームだ。ただ強いからといっていつでも安全圏に位置していたわけではない。600ポイント近く稼いでトップを独走したあと、一気にマイナスポイントまで急降下……という乱気流も経験している。(その年、2022-23シーズンに優勝。)

上から下があるなら、下から上だって全然あり得ることだ。でもそれは選択肢が豊富に残されている間に限った話だと私は思っていて、条件戦を色濃く考える前に波に乗れますようにと祈るばかりだった。

終盤に差し掛かるほどに極端にポイント差をつけてしまった場合、打ち方はトップ取りに徹した形に変わり、ハイリスクハイリターンな戦いになってしまう。

例えば、1月7日第2戦目松本選手の選択。

南4局。2位のTEAM RAIDEN / 雷電・萩原聖人選手(37,000点)と3,700点差につく3位(32,300点)時点で、1位の赤坂ドリブンズ・園田賢選手に差し込む形に打ち込んだ🀋。「4着と点差が離れており着落ちの可能性が低い」「自身の聴牌が望めず親の園田選手が伏せると3着確定で試合が終了する」。それならば、次局に満ツモ条件を残し2着浮上できる可能性に懸けた。結果は想定していた中・ホンイツの5,800点ではなく赤ドラ入りの12,000点の放銃となり3着で終了した。

解説者の石橋プロが松本選手が🀋を切ったとき、即座に「差し込みだ!」と解説されて、単なる無茶な押しではないと安堵したわけだけれど、こういう道もあるのかと驚いたと同時に勝つためにあえて放銃を選択する状況に陥ってしまっているのではないかと案ずる一幕でもあった。これが終盤ではなくて良かった。正直な感想だった。

素人の私が理解できることは多くないけれど、今まで以上に点数を持ち帰ることや守ることの責任感が募っているように思えた。

だから12月の主人公・白鳥翔爆誕(祝・第41期鳳凰位!)をきっかけに、チームが上昇気流に乗れていることが心の底から嬉しい。


望んでいた浮上のチャンスを掴み、2週間余りで+200ポイント近く稼いだ。調子の良い選手を起用する作戦がビタッとはまって白鳥選手が個人5連続トップの記録達成。開会式で掲げたMVP獲得も現実的なラインまで来て、本当に、本当にこの頃から白鳥さんは卓上でひと際輝いていた。

日向選手が持ち味活かしてトップを取った1月24日の試合もキレキレで最高でムードは完全に渋谷ABEMASこっちのもの。

そしてついに迎えた今季初のレギュラーシーズン突破ライン到達。心の底から嬉しかった。それはもう試合の翌日も今もその幸福で包まれているくらいに。逆転手を作り🀖をツモった瞬間、優勝したかと思ったけれど、さすがにそれは気が早すぎる。感涙はファイナルのオーラスまでとっておこう。

(最後の🀖ツモの発声、とんでもなくかっこいい。MVP獲る人の顔してる。しょーちゃんありがとう大感謝。)

まだ30試合あるからひとまずの通過点。でもやっぱり何度でも言う。嬉しい!

ABEMASを推して3年になるけれど、こんなにヒリヒリする気持ちになったのは久しぶり。勝つか負けるかの瀬戸際で生まれる執念のぶつかり合いでしか得られないものがある。

今季は多井さんと松本さんが耐えて苦しい状況だけど、2月からは今までの鬱憤を晴らす爆発力を見せてくれると信じてる。

多井さんのこういう記録に残らないけれど、記憶には残る和了が大好き。

Mリーグ 2022-23 12/1 のビューティフル七対子からのパーフェクトゲーム。〈多井なら止める〉し、〈多井ならアガれる〉。

松本さんは鋭く打ち抜き相手を一発で仕留める正真正銘のヒットマン。

どんなに箱下に沈んでも帰ってくる不屈の精神がある。最後の瞬間まで見逃せない。チームで一番最高スコア賞の可能性がある選手だと思うので、彼がトップを獲ったとき、それは最高スコアを塗り替えるときでもある。今季の最高スコアは91,300点。うん、いけるいける……!

白鳥さんにはMVPを、日向さんには4着回避率賞を。そしてチームには優勝を。欲張りなファンは願ってます。

渋谷ABEMASが最高で最強👆


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桃加 TOKA
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