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self learning【目標2 飢餓をゼロに】

分かるようで分からないSDGs。最近、少しずつお勉強しています!
今までは、なんとなくロゴを見たことがあるだけで、具体的な内容を理解していなかったので、心を入れ替えました笑
これから先、勉強した事がきっと役に立つと信じて✨

🌟目標「2 飢餓をゼロに」

飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

日本の進捗状況 68.0ポイント】C 重要な課題を残している

(背景)
・2017年の世界で栄養不足や飢餓に苦しむ人の数 8億2,100万人(1,600万人増)
・3年連続で増加しており、世界人口の約9人に1人に相当
・食糧難に陥っている約6割の人々が紛争地域に暮らしている
・雨水に頼った農業や、干ばつにさらされている国で飢餓が深刻化
・飢餓の犠牲者の多くは子どもたちで、その数は2億人に上る
・世界の穀物生産量は26億トン以上あり、地球上すべての人が十分に食べられる量が生産されている
・国連における2017年の食料支援量は、380万トン
・一方、日本における食品ロスの量は、2015年で推計646万トン

2020年の世界人口が約78億人、2050年には97億人になるとも言われてるので、人口の増加による食料の必要量も考えると相当重たい課題ですね...

課題の解決方法的には、「①生産量を増やす②無駄をなくす③消費量を減らす」といった感じでしょうか。

食料の生産量を増やそうと思ったら、「農地面積を増やす OR 面積当たりの生産量を増やす」の2択になりそうですね。農地面積を増やす方法は、森林の伐採等から温暖化の進展、気候変動、生物多様性の喪失など、他の問題を招きそうであまり現実的じゃない気がします。最近、スマート農業なんて言葉をよく聞くのも、こういった背景がありそうです。

無駄をなくすことに関しては、食品ロスがすぐに思い当たるところです。極論、賞味期限伸ばすなり、自己責任で買えば良いみたいな話は、それをやっちゃうと健康を損なうリスクが発生しますよってことなので、容認はしづらいですよね。「いつでも新鮮で安全な食品が手に入る」という価値を維持しつつ、どうやってロスを減らすのか。今のところ、AIの販売予測の精度を上げる、完全受注生産に変える、冷凍技術の進化などで対応しようとしてるイメージですね。

また、近年、ヴィーガンやベジタリアンの人が海外で増えている背景には、食肉消費を減らすことで相対的に穀物消費を減らそうっていう考え方もあります。牛肉1kgあたり、餌として約11倍の穀物が消費されているそうです。マグロの養殖も1kgあたり餌13kgが必要ということで、代替飼料の開発が行われていたりします。昆虫食って聞くとちょっと敬遠したくなりますが、こういった分野での活用が期待できそうですね。

長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです。ではでは。

ターゲットとグローバル指標



2.1
2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

(指標)
・栄養不足蔓延率
◎食糧不安の経験尺度に基づく、中程度又は重度な食料不安の蔓延度


2.2
5歳未満の子供の発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

(指標)
◎5歳未満の子供の発育阻害の蔓延度
5歳未満の子供の栄養不良の蔓延度
15~49歳の女性における貧血の蔓延度


2.3
2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。

(指標)
・農業/牧畜/林業企業規模の分類ごとの労働単位あたり生産額
・小規模食料生産者の平均的な収入(性別、先住民・非先住民の別)


2.4
2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

(指標)
・生産的で持続可能な農業の下に行われる農業地域の割合




2.5
2020年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。

(指標)
◎中期又は長期保存施設に保存されている食料及び農業のための
 (a)植物及び(b)動物の遺伝資源の数
・絶滅の危機にあると分類された在来種の割合




2.a
開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。
(指標)
◎政府支出における農業指向指数
◎農業部門への公的支援の全体的な流れ


2.b
ドーハ開発ラウンドのマンデートに従い、全ての農産物輸出補助金及び同等の効果を持つ全ての輸出措置の同時撤廃などを通じて、世界の市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。
(指標)
◎農業輸出補助金




2.c
食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。
(指標)
◎食料価格の変動指数


お勉強は主にこちらの書籍を参考にしています。

・SDGsビジネス戦略 企業と社会が共発展を遂げるための指南書
 ピーター D.ピーダーゼン、竹林征雄  日刊工業新聞社
・図解ポケット SDGsがよくわかる本
 松原恭司郎  株式会秀和システム

指標のデータは外務省のサイトで公開されてました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/statistics/goal2.html

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