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『本格的な商品作りへとステップアップ』

こんにちは。
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から心豊かなミライづくり」を目指す
インプルーヴです。
このヴィジョンの達成に向けて取り組んでいる活動の一つが
特別支援学校での「リンキング縫製」実習。
苦節5年?6年?…で、ようやく理解共感してくださる学校が現れ!
その一つである「神戸市立青陽灘高等支援学校」との校内実習を経て、
昨年度から毎週金曜日に行われる作業実習授業の一環として、
リンキング縫製実習も採用され時間ある限り指導に通い2年目の今年は
より技術者へ1歩踏み出すべく、教材を開発❣️

それが…この
『OMAMORI』チャーム。

袋の中にはカードケースが入っています
イメージ的にはヘルプカードにジョイントして、緊急時に必要な情報やお薬などを中に入れておけます。
色は赤以外にグリーン・イエローもご用意。
家族で色違いで持って災害時の集合場所や連絡方法などを共有することもできます!

これまでは先ずリンキングマシンに慣れること、興味を持ってもらうこと、自分でもできそうだと思ってもらうことが目的でしたが、
ここからは一段階アップ、「一般の方にもお買い上げいただける」商品を
自分達で一から作ることにチャレンジです💫

それに向けて、まずは学生の心構えのスィッチチェンジに
「売れる商品とは?人はなぜお金を払ってくれるのか?お金とは何か?働くとは何か?」
…なんてことをディスカッションした後、いよいよ作り方の説明を〜

ここからは、一緒に活動してくれている就労支援B型事業所・ブリッジ+の指導員
さんから工程毎に丁寧に実技と共に説明していただきました。

「商品の完成度は最初のアイロンがけで編み地の歪みを整えることがとっても重要ですよ!」
リンキング工程も、これまでの制約なしに「縫ってみる」から、
「決まった長さに揃うように縫う」へ。
歪まないように縫えるよう、串に刺す編み目の見方、コツを伝授。。
学生の姿勢が一変!とっても真剣に見入っていました。

さあ、一連のレクチャーを終えて、いざ実習!
まずはアイロン掛け工程。

キルティングの布の裏面に、出来上がり寸法をマジックで書いて、
その通りに整うように、まち針で編み地を止めつけてスチームを掛けていきます。
リンキングパート担当も、リンキング串に印をつけたガイドに沿って、
丁寧に刺していました。
この間まではなかった制約にも、なぜ必要になったのかをきちんと理解していることが窺われました。

今年の目標は、これが商品として経済活動に乗せること。
障がい者が作っているから買ってあげなきゃ…ではなく、
「あら、これ良いわね。地震などの災害防災に家族で使えるわね」と
手に取ってもらえることです。

しかも、規格のばらつきにとても厳しいネット販売で扱っていただけるまでに商品力を上げることー。

まだまだ挑戦は始まったばかり。
この実習を通して、社会に出て働くこと、何かを任される人になること、
自分の得意を知ることー
…そして、これら活動の中から将来のリンキング技術者が生まれたら最高です!

そのためには、卒業後もリンキング技術を磨ける「場」「仕事」があること、
やがては技術力を証明できる環境を整えること。

まだまだ、やることはいっぱいです(苦笑)


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