芝居に浸った4ヶ月半
こちらのブログではあけましておめでとうございます(もう1年の半分終わった)。
いやはや、寶雨の人生で最も芝居をした4ヶ月半がようやく終わりました。すごく長かった。
3月のゲスト出演から先日終わった舞台まででほぼ月1で合計4作品の舞台に立ってました。公演数でいうと20公演とかですかね。
あ、でも毎年恒例のミニACT GAMEも含めたら5ヶ月くらいか。
何でそんなに詰め込んだかっていうと、僕は今26歳なのですが、年齢を重ねていくにつれて自分の限界を知ろうとする気力も機会も無くなっていくんじゃないか、と思ったんですよね。スケジュールの調整だったりシンプルに体力だったり、脳内の処理だったり。
全部が全部楽しかった出来事ではありませんでしたし、芝居楽しくないなって思った時期もありました。だけどこの期間を経験しなければ得られなかった出会いや考えは、自分の人生においてとても大切なものだなとも思っています。
各作品については1つ1つブログに残そうと思うので、それはまた次回以降に。
まず今回1番大変だなって思ったのが、スケジュール管理。
3月が特に、4月公演の『PLUG』(盆栽サイダー)、5月公演の『はっぴいらんど』(ぶれえめん.らぼ)の2作品の稽古の合間に3月公演の1日だけゲスト出演した『普通の女の子に戻らないでください!』(ACT HOUSE)の稽古にもお邪魔して、そしてその間で仕事もするっていう。
これらのスケジュールを調整するだけでも頭がパンクしそうでした(笑)。確定さえしてしまえば後は大丈夫なんですけどね。
短期間に出演作品が詰まってる人、本当にすごいなって思いましたし、自分でその大変さを経験してみて改めて尊敬しました。
次に大変だったのが集客の分散問題。
まだまだ僕はほぼ知り合った方々のみにお声がけしている状態なので、どうしても4作品全てには充分な協力ができなかったっていうのが正直なところ。
とはいえ、来てほしくないって思う作品だったら全然声がけしなかったですけども。
小劇場とはいえ、昨今の物価高なども影響して決して安いチケット代ではないし、気軽に観に来れるものではなくなっています。
個人的には小劇場作品1回の観劇で4,000〜6,000円払うなら、それの2回分でハイクオリティな演劇や音楽ライブを観に行きたいですもん。
だからこそ、作品をオススメする側は責任を持たないといけないし、参加団体での自分の立場を守るためだけにお客さんに高いお金払ってもらうなんてしたくないですから。逆に素敵な作品だなって思ったらたくさんの人に観てもらいたい!って頑張りますしね。
今後もそのスタンスは絶対に変わらないと思います。
4作品に参加させていただいて、それぞれの場所で自分にとってまだまだ足りないなと思ったところが見つかって、なかなかすぐにそれを咀嚼して実践することはできませんが、次に表に立つ時はそれらが出来上がったうえでみなさんの前に現れたいなと思ってます。
自分の頭の硬さには自分でもちょっと引きましたね(笑)。まわりの先輩方のように面白いアイデアも何も浮かばず、「え、俺こんなに対応力ない?!」って。自信もなくなりましたし、それと同時に芝居に対する楽しさも失っていったり。
ただセリフを言うだけのマシンになりかけてます。
また芝居を楽しいと思えるのにはもう少しの休憩は必要ですが、いつかまた心から楽しいと思えるようになりたいな。学生の時みたいに漫画のセリフを声に出して読んでみようかしら。
これからはちょっとペースをゆったりめに、昨年できなかったやりたいことの準備を進めつつ、下半期も活動していこうかなと思っております。
良い30代を迎えられるように、自分の可能性をもっと広げていけるように頑張りたいですね。
では次回投稿は、2年連続ゲストとして参加させていただいたACT HOUSE 第8期生卒業公演『普通の女の子に戻らないでください!』について。
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