【絵本レビュー みんなの世界】
【並べて楽しい絵本の世界】
初版はなんと1953年。現在版元品切れ中で、再販が待たれます。
いま、みんなが基本的なルールについて今一度学び、どんな世界に生きたいか、どんな人になりたいか、どんな人と暮らしたいか、ちゃんと自分に問いかけなくちゃいけないときだと思うから。
ルールを守ることの大切さや、人としての在り方を伝えるための絵本は沢山あって、なぜこのような古い絵本をおすすめしたいのか?
それは、68年前から何も変わっていない大切なことだからこそです。
もしも、このひろい世界に、
人が たったひとりしか
すんで いなかったら、
そしてそのひとりがー
あなたでも、あなたでも
このひろい世界には
あなたばかりで
だれも いないでしょう
どの国にも、何万何億という たくさんの人が住んでいます。
そのひとりひとりが、なんでも勝手し放題なことをしたら、めちゃくちゃなことになってしまいます。
規則や法律がどうして必要なのか
それはどうやって作られるのか
なぜルールが大事なのか
そしてそれが大事だというのならば、
どうやって作っていけばいいのか
そんなことが描かれています。
社会にはどんなお仕事をしている人がいるか
政府は何をするところなのか
税金とは何に使われているのか
絵本にしてはページ数もたっぷりですが、
たのしく見れます。
そして70年近くも経た本だからこそ
大切なことがいかに変わっていないのかダイレクトに伝わってくるのです。
おらがくん
どろぼう、うそつき
がきだいしょう、よくばりや
いやいやさん・・・のんきやさん・・・
こんな人には ならないで、
みんなで いい世界を
つくって いきましょう
と結ばれています。
手に取ってみてください。
ぜひ、大人も再確認しましょう。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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