【絵本 パンやのくまさん】
とても礼儀正しく、まじめな働き者のくまさんのおはなし。
パンやさんの いちにちの しごと。パンやさんの よるごはんは マフィン
【並べて楽しい絵本の世界】
1987年から愛され続けて、今でもあこがれの絵本。
みんなの好きなお店屋さん。ちいさいひとが、はじめて出会う他人は、お母さんと行くお店屋さんの人かもしれません。
そしてみんなお店屋さんごっこが大好き。
主人公は、まじめな働き者のくまさんです。
くまさんは、あさ、とてもはやくおきて、おおきなかまどにひをいれます。かまどが じゅうぶんにあつくなるのをまちながら、くまさんは、あさいちばんのおちゃを のみます。
真っ白なエプロンをつけたくまさんは、パンやパイやケーキができあがると、半分を店にならべて、半分をくるまに積み込みます。
通りへ売りにいくのです。
おうちの近くまで、パン屋さんが来てくれるなんて、なんて素敵なんでしょう。くまさんは、赤いかばんを首からさげていて、パンのお代金を
1こ、2こ、3こ とカバンにいれていきます。
くまのパンやさんは、お誕生日パーティのケーキの配達もしてくれます。
それからあとは、おみせばん。
親切で礼儀ただしいくまさんは、かならず
「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」
の挨拶をわすれません。
ときどき くまさんは、カウンターのしたにおいてある とくべつのかんから、キャンディーをだして、こどもたちにあげます
パンがぜんぶ売れてしまうと、今度は自分の夜ご飯。
暖炉でマフィンをあぶって、きいちごのジャムをぬって たべました。
私たちの良く知っているマフィンは、どちらかというと、ふわふわのカップケーキを想像します。
でも絵本に登場するマフィンはこういうのです。
イングリッシュ・マフィン
これもまた、温めて食べると美味しい。
そして、ちゃんと今日の売り上げを数えて、貯金箱にしまいます。
これで安心。
お店屋さんのお仕事が丁寧に描かれていて、ほほえましい。
ちゃんと明日も早起きできるように、目覚まし時計もセットして。
お店屋さんごっこが大好きなこどもたち・・・
あふれるお店屋さんのオモチャはたくさんあるけど、そこにこんな本も、まぜてほしい。素朴な絵と、愛らしいくまさんが、忘れがたい小さな絵本です。
ふうてんの寅さんみたいで、爆笑です。
生地やさんかな?ハンカチやさんかな?
パジャマに着替えても、まだ遊ぶ孫の姿
ちゃんと目覚ましかけてね