春山。アラン模様のインスピレーション
本日もニットアンドスノウのnoteへようこそ。今日は雪山を歩いて色々と目にするアラン模様のインスピレーションたちです。漁港の日常と同じくらい、秋冬の山の景色にも影響されて、編み物の模様を組み立てています。
こちらはSnowMonster改めIceMonster。滑走跡をデザインしました。着ると真っ白もこもこな暖かいアウターです。
日常の雪景色やゲレンデ、それに雪山。雪のある場所では、見回すと美しい景色が広がっています。足元を見れば風が雪に描いた美しい模様。
白のセーターに、ブラウンのボタン。それは雪景色に残った木の実のような印象でとても可愛いのです。
水の流れのような雪面に差し込む日差しが現象的で美しい。。。。
風の強い場所では、うねる波のような模様を見つけることもできます。
雪の模様がかのこ編みのような場所も。かのこ編みは、モスステッチと呼ばれて苔のむす様を表したものだそうです。私は登坂途中に一休みしている際に、ぼーっとかのこ編みが一面に広がっているなあ。。。。とこの雪面を眺めていました。
足を止め、見渡す景色がどこも素晴らしいです。この日は宮城蔵王の刈田岳へ上り、刈田嶺神社にお参りして帰りました。
神様は、冬の間はふもとにいらっしゃるのだそうです。
ニットアンドスノウの作品で多用している模様は楽しい雪山遊びのトラックや波ををイメージしたものです。同じ模様をメインにしていますが、色や形で印象がちょっと変わります。
雪のゲレンデはリセットパウダーの日に人の少ないゲレンデを遊んだ際に浮かんだ模様です。ほぼメリヤス編みの中に数人だけの滑走跡。パウダー合戦ヨーイドンとは無縁の世界。グレイで編むと、雪の降りしきる暗い一日みたいになります。
こちらは一転、波模様として使っています。大きな波、小さな波。昔泊まったペンションで乗せてもらったボート。大波小波を乗り越えるのがとても楽しかったのです。地元の海はパシフィックグリーンなのですが、綺麗な水色のウールで編みました。
こちらは、編み図捜索中の雪のゲレンデNo2。左袖が裏編みで右袖が表編みだったり、セーラー襟だったりとかなり遊んだジップアップカーディガンになっています。編み図と現物を、引越しの際に何処かにやってしまいました。次に編む際にはフードとポケット付きの改良版がいいな、と思っています。
来シーズンの大量降雪のために、このパターンを改良しながら暖かいセットアップをもう1セット編まなければ。