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あの頃の一大事。今も一大事。

棒針編み。始めた頃は目をよく落としていました。そして、一番最初に習った編み方がガーター編みだったため、編み目を戻せないのです。以前の記事でも書きましたが、作り目とガーター編みの方法を教わってから、ただひたすらそれだけを編むという日々が結構長い間続いていました。

それだけでもとても楽しかったのです。なので編み物は誰かに習えるものだとか、基本の本が出ているということも知らなかった頃です。

そんなですから、何かの拍子に数段ダダダッと落としてしまったら一大事でした。最初の最初は、目が落ちるという現象を知らず、穴の開いた編み地に

”??” 状態。


目は落ちる、という事を認識してからは、目を落とさないように気をつけながら編めるようになった反面、

目を落とした時のリカバーにしばらく頭を悩ませました。

最初は、目を落としたら落ちた目をそのまま戻して、すべり目のような目や、引き上げ目にしてしまう。しばらくはこの手段しか知りませんでした。でも、これではガーター編みの模様が崩れてしまいます。

そのうち、落とした目に渡った糸を通して目を拾うようになりますが、これでもガーター編みの模様が変。これがガーター編みしか知らない私がメリヤス編みを編めるヒントになりました。この話はおいおい。


そして目を落とすのは今も一大事。今は、冒頭の写真のように模様を間違えた時に意図的に目を外してその部分だけ編み直すのですが・・・。それが一大事なのです。手と頭が不器用なので。


今回も結局ほどきました。昨日編んだ分は水泡に帰しました。一大事でした。

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