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ハインリッヒデインケラッカーの修理/吉祥寺靴修理店ナイツブリッジ


ハインリッヒデインケラッカーについて

9世紀後半のドイツにて創業。

オーストリアやハンガリーなどで培われた製靴技術や文化をベースとした独自の靴づくりを行なってきたシューズブランド。


アイコンになっているトリプルソールにつま先スティール。靴のロールスロイスと呼ばれるほど頑丈かつ高級感のあるデザインとなっております。

フォルムはやはりオーストリア、ハンガリーの影響もあるのかブタペスト寄り。

甲が低く幅が広い。つま先からカカトまで無理のないシェイプで比較的日本人の足にも合うという声も多。

つま先の修理はトライアンフ

つま先の減りを予防するために釘が打たれている

今回お持ち込みいただいたモデルはつま先に釘が打たれている為スティールを取り付ける前に取り除きます

スティールの厚み(2ミリ程度)よりも革底が削れている場合減っているところに対して革を足してあげます

革を足しオリジナルのソールの厚みに戻す

ソールの厚みをオリジナル同様に戻したのちにスティールが隙間なく納まるように革をカット

付けるスティールの厚みと大きさを考慮してカット

あとは実際に取り付けて出っ張った部分を機械で削り落とします

茶色の靴にはゴールドが映えます

トライアンフとヴィンテージスティール、耐久性はほとんど変わりはありません。ちなみにトライアンフはメッキ加工されているので削れてくるとシルバーの表面になります。

ヒール交換

オリジナルではカカトはドイツ製の通称「JR」がついておりますが今回はイタリア製のラスターヒールを取り付けます

ラバー部分に溝があるのが特徴

ヒール交換の場合土台となっている「積革」に達する少し手前くらいがベストのタイミング。

イタリアはクエルチェ製のヒールを取り付け

コバは透明感のある薄い茶色のインクで仕上げます

横からの見た目も重要

これでソール周りは完了です。

クリーニング

長年履かれていて表面も少々くたびれているご様子。そしてなんといっても足は1日にでコップ1杯分の汗をかくともいわれております。

全体的に乾燥がみられる

汗が原因でひび割れや雨染みを起こしたり。。良いことはありません。
そんな時はクリーニングでリフレッシュ。クリーニング後の日々のメンテナンスでは革本来のツヤも出やすくなります。

ハインリッヒデインケラッカーもクリーニングでこんなにきれいに

ソール周りは勿論アッパーのメンテナンスも定期的に行うことをおすすめしております。ソールの場合は減ったら修理、簡単に判断できますがではアッパーは?

あくまでも一つの目安ではありますが4回~5回はいたらリムーバーで汚れを落として新しいクリームを入れる。それ以外のメンテナンスは帰宅後、もしくはお出かけ前のブラッシング程度でOK。

ハインリッヒデインケラッカーの修理は吉祥寺の靴修理店ナイツブリッジをご利用くださいませ。

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https://www.knightsbridge.shop/

ご郵送での修理も承っております。
下記住所にお送りくださいませ。
店舗到着後お見積りのご連絡をさせていただきます。

KNIGHTSBRIDGE
〒180-0005
東京都武蔵野市御殿山1-7-7
0422-26-6233


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