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クロケット&ジョーンズのオールソール/吉祥寺靴修理店ナイツブリッジ
15年ほど靴修理に携わっておりますがこれまで修理したブランドにランキングを付けてみると(実際には数えておりませんが。。)クロケット&ジョーンズは限りなく上位。一番修理しているといっても過言ではないかもしれません
日本人にとってとてもポピュラーな英国靴ともいえます。1879年に創業された歴史のあるシューメーカー。
比較的安価なメインのラインと値の張る高級のハンドグレードラインと別れております。いずれもかなりの足数が生産されており以前ノーザンプトンの工場をいくつか訪問したことがありますがクロケット&ジョーンズはとりわけ規模の大きな工場という印象でした。
ハンドグレードラインはよりスマートに見せるためにコバの張り出しをタイトにしていることが多く、そのためオールソール時に縫い代がなくアウトステッチをかけれないということも。
なのでそんな時は部分的にリウェルトを行います。こうすることによりウエルトとアウトソールをしっかりと縫い合わせることができます。
今回のお客様は長年履かれていて中底の歪みであったりフットプリント部分が気になるということでしたのでコルクを張るまえにできる限り平らになるように修正をしております。
使用したソールは英国製のベイカーオークバーク。
アウトステッチをかけたらヒドゥンチャネルを寝かせていきます。その際なだらかな曲線を描くように伏せないと仕上げたときに波打ったようなうねりが残ってしまいます。
ヒールはお決まりの英国製ダブテイル。化粧釘の間隔と本数もしっかりと合わせます。ちなみに一度修理をされていて原型をとどめていないソールを化粧釘やヒールのバランス等オリジナル通りに戻せるのが出来る修理屋さんの腕の見せ所です。
ヒールの内側は三角に落としコテもしっかりと入れます。
こう見てみるとやはり郷に従いオリジナルに似せたほうが靴としてしっくりと来るものです。
クロケット&ジョーンズの修理は吉祥寺にあるナイツブリッジにご相談くださいませ。
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ご郵送での修理も承っております。
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