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ジョンロブのオールソール/吉祥寺靴修理店ナイツブリッジ

キングオブシューズとは?

その問いにたいして「ジョンロブ」と答える人は多いと思います。

元々はロンドンのジャーミンストリートにあるビスポークメーカーでしたがエルメス傘下となっており現在世に出回っているのは「パリロブ」となります。

しかし「ロンドンロブ」も健在で今も変わらずジャーミンストリートで営業しております。

さて本日はそんなパリロブの中のバロスというモデルをオールソールさせていただきました。

革靴の王様ジョンロブ

旧ロゴのジョンロブ

一度オールソールされた形跡あり。
見た目の美しさもそうですがコルクなどの中モノも詰め直し履き心地を戻します。

コルクが中に入っている!?
ジョンロブはじめグッドイヤーウェルテッド製法で作られている靴はコルクがしっかりと詰められております。

何の役割か?
クッション材として入れられておりますが、履きこむことで自分の足の形に変形し足を包み込むようなフィット感が生まれます。

グッドイヤーウェルテッドシューズの大きな特徴。最初は固くて痛い!
がそれは最初だけ。馴染むと自分だけの1足に変貌。

ソールを剥がすとこんな感じ

英国製ベイカーオークバーク

最高級の底材として多くのシューメーカーから支持を集めております。
オークバーク(樫の木)のタンニンで鞣された革・オークバークソール。ベイカー社の革の特徴はこのオークバークを使い、とにかく長い時間をかけて鞣していくのが最大の特徴です。
その製法はなんと2000年以上前から変わっていないとも言われております。

今回はそんな最高級レザーのベイカーを使用します。

ステッチを隠す「ヒドゥンチャネル」

ステッチの見え方

靴の底面にステッチを見せる「オープンチャネル」と隠す「ヒドゥンチャネル」と大きく分けるとこの2つ。

オープンチャネルの場合少しカジュアルな印象に、それとは対照的にヒドゥンチャネルの場合はよりドレッシーになります。

同じメーカー内でも前者後者どちらの仕様も採用されておりモデルによって使い分けられております。

今回は「ヒドゥンチャネル」で仕上げました。

よりドレッシーな装いに

英国製オデール社のダブテイル

隅に置けないのはヒールのパーツ。
英国の多くのシューメーカーも採用しているくさび型の通称「ダブテイル」

英国内でも数社この形を製造しているメーカーがありますがナイツブリッジが英国から輸入しているのはオデール社のダブテイル。

ちなみにイタリアでも同じ形は製造されておりますが少々雰囲気も変わります。

郷に従い同様のパーツで修理したほうが靴の良さをより引き立ててくれます。

レザーオールソール ¥17,600~(ベイカー仕様 ¥27,500~)

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