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【AC6】"盾ブレ中逆" について

おはようございます。いとふゆと申します。

今回は私がAC6にて一年以上乗り続けている機体、「盾ブレ中逆(いとふゆ中逆)」について軽く解説します。
機体概要の説明となりますので、テクニックや細かい立ち回りなどは別途まとめます。よろしくお願いいたします。


盾ブレ中逆とは

その名の通り、盾とブレードをメインに扱う中量逆関節機体です。
中逆の高い機動力とブレードの追撃火力、そして盾による安定した戦い方が特徴的な構成です。
その分、AC6 対人の立ち回りの基礎力と、ブレーダーとしての機動戦闘能力を同時に求められる、習熟難易度の高い機体となっています。

機体構成

Nブレーキの導入により、盾を0.6盾に戻しました。

武装

メイン武装であるパルスブレードに、衝撃力が高くコンボに便利な ZIMMERMAN を組み合わせ、近距離での制圧性能を高めています。

盾は、総合性能の優秀なVP-61PS(0.6盾・アキバ盾)、IG 時間が長く近接機に重要な EN 回復の間の防御力を高める SI-29: SU-TT/C(スットコ)、IG 時のカット率に秀でたVP-61PB(バックラー)から選択されることが多いです。自身の戦闘スタイルによって選ぶと良いでしょう。

右肩の武装ですが、これも選択肢がいくつかあります。

  • Vvc-700LD(ドローン):削り・ACS 負荷の継続に便利な通常攻撃、高火力なチャージ攻撃と使い分けの利くレーザードローンを装備したタイプです。スタッガー時の火力や、対重量機性能が向上します。反面、移動中の軽量機へのクリーンヒットはあまり期待できません。そしてこれらの3つの他に、もう一つの選択肢があります。

  • 肩部ミサイル類:45-091 JVLN BETA(爆導索)、BML-G1/P31DUO-02(2双対)、BML-G2/P16SPL-08(8分裂)といった、単体でもある程度運用できるミサイルを装備したタイプです。汎用性が高く、状況を選ばない活躍が見込めますが、他の装備に比べて瞬間火力に劣ります。

  • PFAU/66D(パルスハンドミサイル):高速・高誘導なパルミサをハンガーに装備したタイプです。軽量機への拘束力を高めつつ、チェンジパージからのパンチ*といった高火力なコンボ選択を可能にします。

*……パンチコンボは習得と実施判断の難易度があまりにも高く、対面性能への寄与効率の面ではあまりオススメできません。
まずはドローンや、ミサイル類から初めて見るのが良いでしょう。

フレーム

速度と装甲のバランスに優れた中量逆関節に、ブレード機体のデファクトスタンダードである BASHO 腕、各種性能に秀でた中量コア MIND ALPHA 、安定性能に定評のある VP-44D を採用しています。

HEAD パーツはある程度好みでカスタマイズする方が多いようです。
逆関節は安定性能に劣るので、それを補えるほどの安定性能があれば、いずれの頭部パーツであっても活躍できるでしょう。

内装

接近と離脱に大量の EN を使う近接機には、大容量・高回転率のジェネレーターである SAN-TAI を使うのが最も良い選択と言えます。

FCS は、ミサイルロック性能を重視しない肩部武装(ドローン、オービット、パルハン等)の場合は OCELLUS、ロックの重いミサイルを扱う場合は ABBOT や TALBOT を使う場合が多いようです。

ブースタの選択は使用者の好みによって分かれることが多いですが、おおむね軽量機を追いかける場合には KIKAKU、重量機から距離を離したい場合は FLUEGEL を選択する傾向があるようです。

運用と総評

パルスブレードの高い追撃性能を活かすため、基本的には「相手のACS 負荷をある程度溜めた後、パルブレの冷却が終わる頃合いにそれ以外の攻撃でスタッガーを取り、パルブレで追撃」というダメージプランを理想としています。
この火力はW重ショドローン機体のフルコンボにも勝るとも劣らないものであり、その手順を簡略化しつつ PA の展開前に叩き込める可能性があるのは明確な強みと言えるでしょう。

また、75000ライン付近の重量帯の逆関節であるため、軽量機に追いつき、重量機から逃げおおせるだけの機動力を確保しています。
これにより接近と離脱を繰り返す、緩急の効いた戦闘を得意としています。

ただし、逆関節脚部は地上 QB ・ジャンプ・後方空中 QB に 11フレームかかる(他の脚部より +6f 遅い)ため、回避をする際には独特の挙動に慣れる必要があることには留意です。

盾を使うことで、単発武装やキックのような「当たると痛い」攻撃をいなすことができるほか、重ショやパルブレといった攻撃間隔の長い武装が帰ってくるまでの被ダメージを軽減することができます。
離脱と接近の緩急を付けやすい逆関節であればこそ、ACS 負荷や盾の放熱といったリソースを回復しやすいのも追い風です。


総じて、中逆の足回りの良さに、高火力な武装群。防御力を担保してくれる盾に、多様な機動を織り交ぜられる拡張性の高さ。そしてカッコよさ。これらを詰め込んだ「汎用性の高い戦い」を可能としているのがこの機体です。

難度

ただし、それらは全て、この機体を十全に使いこなせることを前提とした話です。

単刀直入に言って、この機体は「難易度が高い」です。
ブレーダーという「特化機」の機動を求められるだけでなく、多様な場面へ対応できる地力がものを言う「汎用機」としての側面を併せ持っています。

つまるところ大雑把に言ってしまえば、同じレート帯に到達するまでに、通常の機体の2倍の努力が必要ということです。
それもそれぞれ方向性の違う努力であるため、習得の順番を誤ると後々苦労することになります。基礎を身に着ける前にブレーダーの動きに囚われてしまうと矯正するのが大変ですので、この機体のスキルを伸ばすにはまず、「AC6のうまさ」という、堅実な資質を磨いていく必要があります。

盾重ショ中二やダケRBといった汎用機で AC6 の戦闘のコツを覚え、Wブレードやミサブレといった立ち回りの方向性がある程度決まっているブレード中逆機体に乗って、盾ブレ中逆への足掛かりにする。こうして各方面のスキルツリーをじわじわと伸ばしていくのが、盾ブレ中逆で勝てるようになるための最も確実で最短のルートです。

近道など、どこにもないさ。オッツダルヴァ……。

ですので通常、初心者やこれからランクマを始めようという方に、こういうピーキーな機体はおススメできません。
順当に立ち回りが分かりやすい機体やパワーの高いアセンに乗った方が、将来性の面では有望でしょう。

しかし、これを読んでいる読者の皆様の中には居らっしゃるはずです。
そういう金田のバイクに乗ることを夢見て進み続ける者たちが。

そうしてしゃにむに AC6 に打ち込む方々の不断の努力にこそ、この機体は応えてくれるはずであり、その頑張りを、私は全力で応援します。

君に乗りこなせるか。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
短い内容にはなってしまいましたが、盾ブレ中逆について少しでも知見を深めていただけたら幸いです。

ゆくゆくは盾ブレ中逆目線での立ち回りの考え方やテクニック集を出していきたいと考えておりますので、気長にお待ちいただければと存じます。

それでは、ここまで御拝読いただきありがとうございました。
またどこかで。

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