神奈川リーグドラフト候補〜商大の切込隊長・鷲田亮太〜
こんばんわ。Yです(@kngw_baseball)
神奈川リーグのドラフト候補を紹介するnote。神奈川大学の神野 竜速投手と桐蔭横浜大学の吉田賢吾捕手を取り上げさせていただきました。まだ、ご覧になられていない方は下にリンクを貼っておきますのでご一読いただけると幸いです。
さて2022年度の3人目に紹介する選手は1年生からベンチ入りを経験、チームでは不動のリードオフマンとしてセンターのレギュラーを任され、3年生冬には松山で行われた大学日本代表候補合宿にも参加した経験を持つ横浜商科大学の鷲田 亮太選手を取り上げたいと思います。
経歴
八王子実践高校では2年生夏からレギュラーとして試合に出場。3年生の夏は初戦で4安打を記録する活躍を見せる。結果としては3回戦敗退もセンターとしてレギュラーとして試合に出場。さらにリリーフとしてマウンドに上がり1回を無失点で抑えるなど存在感を示した。横浜商科大学に進学後は1年春からリーグ戦に出場すると1年秋にレギュラーの座を掴む。
打撃
広角に打ち分ける打撃が持ち味。バットコントロールが良く当てる技術も高く三振数が200打席以上でわずか29個と1番打者として多く打席に立ちながらも、三振をしない打撃を見せる。本塁打は0で三塁打も2とそこまで多いわけではなく、パワーは少し物足りなさを感じる部分はある。一方で総安打数70安打のうち単打数が59本あり、その中には俊足を生かした内野安打も多く含まれており追い込まれてもバットに当てることが出来れば内野安打になる可能性を多く秘めている。
走塁
一塁到達タイムは人工芝の球場で3.85を記録(結果は一ゴロ)、土+雨でグラウンドコンディションが良くない球場で4.02(結果は安打)とNPBの中でも混ぜたとしてもかなり俊足の部類に入っているのではないでしょうか。スライドの大きい走り方でリーグ戦通算14盗塁を記録しており秋のリーグ戦で20盗塁を目指したいところ。
守備
遠投◯◯mなどの詳細はないので主観での話になってしまうが、決して肩は弱いわけではない。しかし、ランナーを刺したりしている場面を個人的に観れていないだけに判断にかなり迷う。一方で俊足を生かした守備範囲はチームにとってプラスになっているだけに、NPBを目指すのであれば「肩」でのアピールを増やせると変わってくるのではないだろうか。
リーグ戦成績
たら、ればの話になるものの2020年の春のリーグ戦が開催されていたら100安打狙える位置にいたのではないだろうか。春こそ成績を落としたものの6シーズン中3度の打率3割超えは梶原 昂希(神奈川大学〜現横浜DeNAベイスターズ)と同じ成績。四死球も選べており出塁率も3割以上あるのではないだろうか。
総評
本人は代表合宿に参加し、「足は通用すると思ったが、スイングスピード、切れが足りなかった」と打撃面を課題に挙げ、冬のトレーニングを積み「打率3割・首位打者」を目標にした春季リーグ戦。しかし結果としては打率・261とレギュラーに定着した1年秋以降では最低の数字。目標としていた首位打者も逃す形になってしまう。「3割届かずは自分としては情けないし悔しい。注目されている中で空回りしてしまった。そこを自分の力を変えられるような選手になりたい」とコメントしているだけにこの秋のリーグ戦は大きな意味合いを持つ試合になるだろう。
井樋監督も言っているように「鷲田が先頭で出ると、得点につながる」と言っているようにどれだけ塁に出れるか、そして得点圏まで進みチャンスを拡大させることが出来るか、鷲田の一挙手一投足に注目したい。
以上が鷲田選手の紹介になります。
9月24日,25日に横浜スタジアムで試合が行われるので是非観戦に行ってみてはいかがでしょうか。