神奈川大学野球連盟・横浜市長杯 出場チーム【桐蔭横浜大&横浜商科大】
こんばんわ。Yです。
今回は、11月7日から横浜スタジアムで開催される「横浜市長杯争奪 第18回関東地区大学野球選手権大会 第53回明治神宮野球大会出場決定戦」(以下横浜市長杯)に神奈川大学野球連盟から出場する「桐蔭横浜大学」と「横浜商科大学」の2チームを紹介していき、少しでも観戦される方が楽しめるようになればと思います。
桐蔭横浜大学(神奈川1位)
リーグ戦:10勝1敗 勝率.909
試合日:11月8日vs筑波大ー創価大の勝者
投手
日本代表候補にも選出された左腕・古謝 樹(③湘南学院)が桐蔭横浜大のエース。140キロ中盤のストレートは右打者の胸元をエグるような厳しいコースを突いてくる事が出来る好投手。来年のドラフト候補にも名前が上がってくる投手で、注目したい投手の1人。初戦のマウンドに立つ事が予想されるだけに、他の連盟チーム相手にどこまでの投球を見せてくれるのかに注目。
古謝以外にも注目したいのが薮野 哲也(鹿島学園)と福田 拓実(山村学園)の両1年生右腕だ。薮野はストレートこそ140キロ出るか出ないかくらいのスピードだが、手元で曲がるカットボールとスライダーも複数使い分けるなど打者の芯を外す投球とリーグ戦四死球1と安定した制球でテンポ良く内野ゴロの山を築く投手。
福田はスライダーと落ちるボール(シンカー?)を武器にサイドスローとアンダースローの中間の位置から繰り出される変則右腕でこちらも打たせて取る投球が持ち味。福田に関しては中々いないタイプの投手なだけに相手打線を翻弄する可能性が高い。
野手
野手陣は先日のドラフト会議でソフトバンクから6位指名された吉田 賢吾(④横浜商科大)がやはり中心となってくるだろう。春はリーグ3冠王を獲得しこの秋も15打点を挙げ打点王に輝くなど勝負強さと長打力を兼ね備えており、チャンスでの1打に期待。
その吉田賢吾の勝負強さを支えるのが、松野 海舟(③八王子学園八王子)だ。松野は主に「2番・ファースト」でスタメン出場し、この秋は首位打者&最多安打に輝くなど強打の2番として存在感を示し、リーグ戦終盤は不調の金井に変わって「1番・センター」として出場するなどマルチに活躍。松野の出塁が鍵となるだろう。
吉田(賢)や松野以外にもこの秋からリーグ戦出場した田村 洸介(宮崎商業)や黒木 海州(高鍋)、4番として吉田賢吾の後ろを支えた吉田 晃誠(前橋商業)の4年生にFuture's League(※)や夏季OP戦で活躍を見せた佐藤 塁大(①山村学園)などチーム打率.313を記録するなど強打を発揮できるかに注目したい。
※Future's Leagueとは、桐蔭横浜大学・日本体育大学・國學院大學・慶應義塾大学の4校に在籍するリーグ戦経験の浅い1・2年生を中心とし真剣勝負を通して実戦経験を積むリーグ戦のこと。
予想スタメン
1番・センターとして試合に出場していた金井 涼太(④樹徳)がリーグ戦終盤に不調(怪我?)でベンチ外に。その関係かはどうか不明だが吉田賢吾を指名打者としてライトに佐藤、キャッチャーに高橋 小次郎(③星槎国際湘南)を終盤戦で起用していた。今回の予想は高橋も肩の良さなどいい部分もあるが経験値を優先して吉田賢吾をキャッチャーに、ライトだった佐藤を指名打者にし、守備固めなどで出場することの多かった山崎 隼(②日大藤沢)を起用。古謝なので大量失点することは予想しづらいために如何に失点するリスクを減らせるかに注目。
横浜商科大学(神奈川2位)
リーグ戦:7勝4敗
試合日:11月7日 第1試合vs中央学院大学
投手
中島 航(④平塚学園)と高根 匠人(②文星芸大附属)の両軸がリーグ戦では主に先発登板。中島は緩急を使った投球とランナーを出しても牽制でランナーをアウトにする技術を兼ね備えているクレバーな投手。
高根は140キロ中盤のストレートが軸の本格派右腕でリーグ4位の28奪三振を記録。終盤に掴まるシーンがあったもののポテンシャルの高さは十分にあるだけに、先発も十分に予想される。
リリーフではアンダースロー右腕の齋藤 倖介(④花咲徳栄)やサイドスロー左腕の米井 武瑠(④筑陽学園)など変則投手に今季11試合中10試合に登板したリリーフエースの3年生右腕・徳永 敦哉(東京学館浦安)が控えている。仮に高根が先発のマウンドに上がれば中島がリリーフとして待機することも出来る為、まさしく総力戦での戦いになるだろう。
野手
鷲田 亮太(④八王子実践)、竹島 楓斗(②八幡商業)、千葉 龍大(④平塚学園)の1〜3番が打率.350超えの高打率を記録した。鷲田と竹島、この2人の出塁と足を生かしたチャンスメイクが出来れば千葉でランナーを返せる可能性が非常に高く、得点機会が大幅に増えてくるだろう。
また、下位打線でも奥谷 奏翔(①一関学院)はセーフティーバントなどでバッテリーを揺さぶり出塁機会を狙うなど相手バッテリーからしたら警戒する点が多く苦労するのではないだろうか。また、打率こそ高くないが長打力が魅力の松木 光(②西武台)が試合を決める1打を放てるか。
予想スタメン
リーグ戦期間中から選手の大きな入れ替え等がなくスタメンが固定できていた商大。予想スタメンもリーグ戦と同じメンバーで大きく変更はなく、先発投手は秋季リーグ戦で1戦目の先発を任されることの多かった高根が先発すると予想。
以上が簡単な紹介になります。
今回の市長杯にはヤクルト育成1位指名された橋本(捕手・中央学院大学)、巨人4位指名された門脇(内野手・創価大学)、日本ハム1位指名された矢澤(投手兼外野手・藤嶺藤沢)、オリックス1位指名された曽谷(投手・白鷗大学)、ソフトバンク6位指名された吉田(賢吾・捕手・桐蔭横浜大学)の計5選手が出場する可能性が高いので11月7日から始まる横浜市長杯、ぜひ横浜スタジアムへ足を運んでみてはいかがでしょうか。