ビーチクリーンをする理由
あけましておめでとうございます。
今回の投稿は、私たちのメイン活動ともいえる、ビーチクリーンについて書いていこうと思います。
団体を設立してから、私たちがまず最初に取り組んだ活動でもあり、準備がほとんど必要なく、気軽に取り組めることができます。
およそ月に一回ほど、ビーチクリーンを開催しており、どなたでも手ぶらで参加することができます!詳しくは、団体のインスタグラムやツイッターをご覧ください。
海岸ごみの量
日本は海に囲まれた国で、多くの海洋ごみが漂着しています。公益財団法人かながわ海岸美化財団によると、毎年およそ2000万トンものゴミが漂着しています。天候によってゴミの量は多少変化します。台風や暴風雨があると、吹き飛ばされた大きなごみが大量にでてきます。「海岸ごみ処理量の推移」のグラフをご覧ください。ゴミの量に大きな変化はありません。
一方で、神奈川県の海岸清掃をするボランティアの数は、財団設立当初の1991年は57,228人でしたが、2019年度には2.8倍の162,163人までに増加しました。
海岸を見て、昔よりきれいになったと思うこともありますが、それはゴミの量が減ったのではなく、ボランティアをする人が増えたことで、ゴミを目にする機会が減っただけと考えられます。
鎌倉の景観
拾っても拾っても次から次に新しいごみがビーチに流れ着いたり、捨てられ、ビーチクリーンなんて意味あるのかと思うかもしれません。ゴミを出す人がいる限り、ゴミはなくならない。しかし、ゴミを拾わなければ、どんどん蓄積されて行って、ゴミだらけのビーチになってしまいます。
鎌倉のきれいなビーチの景観を保つために、たくさんのボランティアによる清掃がなされているのです。後世へ、このきれいな海岸を受け継い行くためには、この活動は必要不可欠なものとなっているのです。
海洋プラスチックごみ
ビーチクリーン活動で拾われるゴミの中には、プラスチックが多く含まれていて、そうした海洋プラスチックごみは、自然界で分解するのに200年や300年といった長い長い年月を必要としています。そして、2050年には、海洋プラスチックごみは魚の数を上回るという予想もでています。
こうしたプラスチックごみを動物たちが誤飲してしまったら?
釣り針や釣り糸が絡まってしまったら?
一人一人の影響力は、微々たるものかもしれませんが、これらの活動によって、救われる命があるのです。
自分のまちをきれいに
ビーチだけでなくても、自分が住んでいる街をきれいにすることで、いつも変わり映えしない街のことをもっと好きになるのではないでしょうか。
ゴミ拾いをすると熱中してしまうんです。一度始めると、楽しくなっちゃいますよ!
ぜひ、私たちと一緒に、ビーチクリーンをしてみませんか?