楽天経済圏入門編#0 ~楽天経済圏突入を決めた日~
「お前、まだ楽天経済圏に入ってないの?」
あるお昼休み、突然同僚に声をかけられた。(いやいや、なんだよ、楽天経済圏って…)正直よくわからなかったが、僕も大人だ。ここで突っぱねるようなことはしない。
貴重なお昼寝の時間に干渉するなというのが正直な気持ちだったが、ジェントルマンは常に微笑みを浮かべて対応するんだよ、という亡きグランパの言葉が頭をよぎったこともあり、彼のほうに座りを直して聞いてみることにした。あ、微笑を携えながら。
「え、なんですか楽天経済圏って?」
彼の話のポイントは要約すると次のようなことでした。
彼曰く、先月は4万円のポイントを獲得したという。つまり、これがもし1年間続いたとしたら48万円のポイントを得ることになるのは、算数な苦手な僕でもわかる。この獲得したポイントはショッピングなどで活用できるから、単純にキャッシュと同等のものを獲得してるってことです。
(あまりにも怪しすぎる…)
新手のマルチ商法の類ではないかと思わず疑ってしまう。だけど、もし彼の話が本当なら、やらないほうが損ということでもある…。
「え~、まじっすかあ。お得すぎますね!!」
とその場は適当にあしらいつつ、この真意は帰宅後に要検証だな、と思うのでした。
帰宅後早速ネットリサーチしてみたところ、「楽天経済圏」に関する記事がでるわでるわ。あの巷では名の知れた両学長も楽天経済圏をオススメしていたんです。
(あながち彼の言葉も嘘じゃないかもしれないな…)
そう思うと同時に、もしかして情報弱者だったんちゃうんかと、今まで無知であったんちゃうかと、まさかの可能性について考察せざるを得ないことに若干の負い目すら感じるのでした。
もはや二番煎じ、否、何十番煎じであるとかなんとか言ってられないな、この経済圏の優位性について身をもって検証してみよう。そんなこんなで、経済圏に突入することを決めたのでした。
もし結果として、日銭を稼げたら儲けもんやんけ。なによりも初期投資は不要なのだ。もし良くなかったら撤退すればいいだけのこと。そう自分に言い聞かせつつ…。