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貸金業取扱主任者試験に受かりました

再び会社の命にて、ニッチな資格を取得しました。
合格率が3割前後とそこそこの難易度があります。我が社は一発合格なら受験費用会社負担+ちょっとした祝い金、不合格なら次回以降は自費でよろしくね(そして合格するまで頑張ってね)という天国と地獄システムを採用しております。8,500円の支出は馬鹿にならんぞということでなんとか踏ん張りなんとか合格しました。
歴代の合格者たちは「勉強すれば受かる」と言っていたのですが、業務内容やそもそもの勉強習慣によって匙加減が異なるかと思いますし、参考書の種類も少ない資格ですので、参考になればと感想を残したいと思います。

試験の概要

団体受験だったため申込の流れはよく把握していませんが、居住地(希望会場エリアだったかもしれません…)を登録する機会がありました。
会場は自宅に届く受験票で判明するのですが、ドアトゥードアで2時間くらいの、周辺に何もないような会場でした。本当にそこが適正か??
同じ地域に住んでいても会場が違ったという人もいたので、ちょっとした運試しができます。

紆余曲折勉強スケジュール

成功体験とはいえないスケジュールでした。
ぜひ反面教師に、ご自身に合うやり方を見つけてみてください…!

①TACの通信教育(7月下旬〜9月上旬)→挫折
会社経由で法人向けに提供されているものを申し込みました。会社の補助で多少ディスカウントされましたがそれでも2万円ほど払っており心で泣きました
テキスト、3年分の過去問題集、7回分の講義動画等
がついていました。
…が、これが壊滅的に自分に合わず(※個人の感想です)
テキストはサイズが大きく通勤時勉強に不向きであったり、テキスト単体では条文の羅列が多かったり、余白部分に無関係なフリーイラストが入れられていたり、覚えるべきポイントに並列してヒッカケの選択肢が書かれていて逆に混乱してしまったりと私の好みではありませんでした。
講義動画は画面切り替えのノイズがあること、前回講義の訂正を他の回の講義で行っておりこれまたこんがらがることが気になりました。
お金かかったし今さら他の動画みるのも…と思って1ヶ月強使っていましたが、これがサンクコスト効果ってやつですね…………自分に合わないものは早めに見切りをつけたほうがよさそうです。
せめて申込前に見本を見られたらよかったのになーー

②市販のテキスト(9月中旬〜本番まで)
王道にして至高、「貸金業務取扱主任者合格教本 改訂第9版 [単行本]」を購入しました。
赤シートタイプの本ではないのが惜しいですが、初学者にもわかりやすかったです。
とにかくひたすら読む→章末などにある練習問題や演習問題を解く右側分からなかったものは該当箇所を再度読む で進め、一周理解が進んでから、混在しそうなもの(書類の保管期間、時効など)に関するまとめ表をつくりテキストに貼り付けました。

③過去問題集(11月〜本番まで)
間違えた問題についてテキストを確認しました。
今思えば、過去問に手をつけるタイミングが遅かったなと思います。テキストにも過去問をもとにした練習問題があったのですが、過去問では文字の多さに圧倒されます。大量の文字から引っ掛け部分を探す作業の練習は10月くらいからはじめてよかったかもしれません…。

集中力がないため丸一日勉強漬け!というような日はなかったのですが、テキスト購入後の平日は通勤時間、お昼休憩、帰宅後1時間程度を勉強に充てていました。休日についてはプライベートの予定が立て込んでいたため11月まではあまり勉強できていませんでした。

いざ本番

試験は日曜日の午後という一番奪われたくない時間に行われます。会場によっては近くのカフェが混むらしいので、昼食も兼ねて早めに到着予定の方は、少し会場から離れているご飯が食べられそうな場所を調べておくといいかもしれません。

試験中は緊張しすぎで頭皮が痛くなるという新しい体験をしました。途中退出不可のため、速く解いても待ちの時間が発生します。一斉退出だと、帰りのエスカレーターが混むのがちょっと嫌ですよね。

自己採点そして合否

・自己採点
試験の2日後くらいにTACのwebサイトで公開され回答速報とボーダーが公開されます。(全員閲覧可能)”冬”がきたね…みたいなポエティックコメントが載っていて笑いました。ちなみにTACのボーダー予想はピタリ的中でした。さすがです。

・合否
年明けに発表でした。(朝早めから公開されていました)また、発表日翌日くらいに、書留で合格書類がとどきました。

・難易度について
今回受けた人たちは「過去問と傾向が違った」と嘆いていました。上記TACのコメントにもその旨記載があったので、少々クセのある回だったのかもしれません。過去問の傾向すらわかっていない私の勝利です。それは冗談としても、私の周りで3年分くらいの過去問だけやったという人は総じて落ちてしまっていたので、過去問一辺倒は危険かもしれません。

まとめ

自己肯定感にはつながりましたが、それを上回るほどの「教材にかけた約2万円…」という思いがあります。これで不合格だったら相当引きずったと思うので受かって一安心です。
あと、電車内でみかける勉強している学生や社会人をみかけると尊敬するようになりました。みんな偉い。
これからも何個か挑みたい資格はあるのですが、ここまでの難易度のものはないのでゆるく取り組んでいきたいと思います。