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今さら聞けない!?外道ビートってどんなデッキ?

はじめに

ゲートルーラー版外道ビート発売が決まり、Twitterで物議を醸した上記ツイート
この引用自体には「フレーバーテキストがキモイ」「イラストレーターが可哀そう」「コラだろ?」という反応ばかりでしたが、外道ビートでツイートを検索したところ
「値段が外道だから外道ビート」「そもそもメタビートとの違いがわからない」といった声がチラホラ見受けられたので、当時外道ビートを作った&ゲートルーラーでも外道ビート擬きを作ったことのある自称外道ビーターの私かなでこが解説していきたいと思います!(多分開発者より理解があると思います。)

なお、今回の記事は源流である遊戯王の外道ビートについての解説をする為、ゲートルーラーの話題は極力しないものとします。そちらを望んでいた方には申し訳ありませんが、ナンジャモ氏の書いたこちらのnoteを是非読んでみてください。

1 そもそも外道ビートとは何?どういうデッキコンセプト?

外道ビートで検索するとゲートルーラーの公式サイトまたは遊戯王2ch本スレWikiというサイトが上の方に来ると思います。
本スレWikiの方から引用させていただくと

外道ビートとは、カードキングダムで安くて作りやすい!…という紹介をされたデッキ。

デッキパーツをカードキングダムのカード購入のみで制作すると(2009.10.19当時)4万近くの値段になり「値段が外道ビート」と皮肉られた。

なお、この外道ビートデッキが「外道」と呼ばれる別の理由が有名になったためか、当の2009年版外道ビートデッキは、「遊戯王ビートデッキ」と表記されている。

遊戯王2ch本スレWiki 外道ビートより

というように「値段が外道ビート」の部分が目につくため、デッキの中身よりも「カードキングダムと池っち店長への皮肉」が割を占めています。
なので、Wikiに書いてある「遊戯王ビートデッキ」のリンクからデッキコンセプトを引用します。

■遊戯王5D'sは、「殴れば勝つ」このデッキの強さの理由
 このデッキは、「遊戯王は殴れば勝つ!」という、シンプルな作戦を突き詰めたデッキです。
 「そんなにシンプルでいいの? なんだかよく分からないけど、シンクロとか、コンボとか、色々できないと強いデッキじゃないんじゃないの?!」と思われるかも知れませんが、そんな事はありません。
 リリース(生け贄)の必要な上級モンスター、魔法や罠とのコンボ、シンクロや融合、それらはすべて、「~」と「~」がそろった時に使える、『たら、れば』です。
(注・『たら、れば』→「カードがそろっ“たら”」「相手が、または自分が何々す“れば”」という、条件に頼った考え)
 すべての『たら、れば』は事故のもと。
 実際のカードゲームで、「引きが悪い!事故った!」という叫び声をあげる人はたくさんいますが・・・・
 ではいったい、実際に事故で何割負けているのでしょうか?
 仮に事故が2割だとすれば、「事故のないデッキ」はそのデッキ相手に、2割は確実に勝てる計算になりますね?

 このデッキは、
「基本的に事故を起こさず、ものすごい勢いで相手のライフを削り取り、手札破壊や墓地破壊で相手のコンボの準備を潰して、逆転のコンボも使わせない!!」
という戦い方に特化しています。

方法は簡単。
Lv4モンスターを呼び出して殴る。ほぼそれだけ!!

遊戯王研究所 第51回(2009.10.19)
□コンボ? シンクロ? そんなものは無くても勝てる!! 遊戯王ビートデッキ
より

相手を事故らせ、殴り続ければ勝てるというコンセプトの元、攻撃補助や単体除去の魔法カードを使い、ただあるようにカードを使う、というシンプルな構築です。
実はこの時点では安くて強い!の謳い文句は入っていなかったんですね。(同記事内に安いという言葉も無し)
では何故安くて強い!のイメージがあったのかというと、こちらの動画の概要欄に

今回のデッキは地味だけどガチ!安くて作りやすい上に使いやすい。そしてマジで強い!カードキングダム各店でも人気の貸し出しデッキです。

という様にこちらの動画の方で安くて強いという謳い文句が入っていたんですね。こちらの動画再生数が260万を超えているので、元記事は見たことないけどこの動画は知ってるって方もいるのではないでしょうか?

ちなみに同動画内での字幕にはこのように書いてありました。

僕もずっと使い続けているのですが「光ビート」というデッキタイプが結構前からからあります。
今回ご紹介するデッキは、その亜種と言えるでしょう。
「殴りに特化したグッドスタッフ」とでも言うべきデッキかもしれません。

だそうです。

2 何故外道ビートという名前なのか

デッキタイプがどういったものかは一通り述べましたが、では何故外道ビートなんていうダサい名前なのかについて解説します。
カードキングダム公式サイトのブログにその答えが載っているのでこちらに引用します。

◯魔導戦士ブレイカー

実は約9年前、このカードが出た時(黒魔導の覇者)に、僕は遊戯王を本格的にはじめた。

で、
「どう考えてもド外道だよなぁ・・・このウルトラレア。」
と思って、3枚使ってたんだが、案の定制限カードに。

永遠に帰って来ないだろう、と思っていたこのカードが制限解除された(2009年)と聞いて、
「なるほど・・・ではあのド外道カードの威力を思い知らせてやろう!」
と思って作ったのが“外道ビート”。

なので元々、僕の外道シリーズは、《ブレイカー》が入っている事から名付けられたのだが、それは「元々は・・・」と言う話であって、今後もそうとは限らない。

遊戯王・池っち店長のフォトンショックウェーブ環境一軍デッキ!外道ビート2011夏Vrより

ちなみに先ほど紹介した「遊戯王ビートダウン」の記事内でも

魔導戦士 ブレイカー
 ☆4 闇属性 魔法使い族 効果
 ATK/1600 DEF/1000
このカードが召喚に成功した時、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
また、このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。

 コレが3枚入っていれば、相手の魔法・罠に悩まされる事はまずありません。まさに外道!

遊戯王研究所 第51回(2009.10.19)
□コンボ? シンクロ? そんなものは無くても勝てる!! 遊戯王ビートデッキ
より

なので少なくとも当時の池っちの中での外道ビート=ブレイカーが入っているデッキという事になります。
どちらの記事でも"魔法やトラップは、《プレイカー》や《サイクロン》で潰すか、あるいはまったく無視して攻撃し続けます。"
という風に書いてあるので、ブレイカーは池っちにとっては場合によっては魔法罠を破壊できる高打点のバニラモンスターという認識でいたのかもしれませんね。

さいごに

ということで外道ビートについてざっくり解説しました!よくわかりませんでしたね!
少なくとも言えることは外道ビートは汎用デッキタイプでは無いし、シナジーも何もなく下級モンスターでただ殴り続けるデッキということだけで、バニラモンスターを積んだり、自らアドバンテージを稼ごうとするのはむしろ外道ビートが対面すべきデッキタイプだと言う事ですね!
また外道ビートを作りました!なんて言おうものならカード仲間から「お前池田の信者かよ、気持ち悪っ」「池田のデッキ使うとかお前負け犬だな」なんて言われたり、某氏から「君のデッキは外道ビートじゃない」とも言われかねないので、外道ビートというデッキは作らない方が良いと思います。(私以外誰も作ろうと思わないだろうけど)

例によってアンチからのコメント対策として有料記事にしています、謝罪。
値段は何故か当時のデッキに1枚だけ入っていた≪ダーク・ヴァルキリア≫と同じ値段にしてあります。バニラモンスターとして使っていたのかな?

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