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2017年の観劇感想文 「ビンローの封印」🌴

観劇や芸能鑑賞、1年に一つくらいは見れてるかな、というのがここ三年ほどでしたが、今年はこんな感じなので、行けてません

気軽に出かけられる日が早く来ますように、との思いから、2017年に拝見したお芝居の感想文、拙ブログの記録から再編してみました

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    ※上の写真は、バナナ🍌🍌など

 

 

 


椰子。。。🌴🌴🌴


インドネシアで暮らした三年弱の間、知らないものをいろいろみました、知りました

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椰子は、汁を飲めるやつ1種類だけと思ってました

でも、そのココヤシ以外に、油椰子、棗やし、など種類が多いそうです

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そして、ビンロウ椰子です


スマトラ島で時々見かけた、
檳榔(びんろう)の屋台、
メダン近辺の観光ガイドの
ネルソンさんが言うには、
「檳榔や、似たような椰子(?)は嗜好品で
 このあたりの多くの人が
 噛んでは赤いのをペッと出すのが
 どうも嫌いでなぁ」と。。。
嗜好品らしい、とわかりました

そういうと
ジャカルタの北部の通りに並んだ屋台でも
檳榔 の文字を見かけたような気が。。。

その後、日本に戻ってきて、
びんろうのことは
すっかり忘れてしまってました



日本に帰って数年経った頃、


なぜか唐十郎戯曲を
むしょうに読み返したくなり、


また、芝居も味わってみたくなり、
長年見たくて見たことがなかった、
唐十郎戯曲の舞台を
探し始めたのでした

そして、幸い、京都での、
「少女仮面」上演を発見し
観劇できました

となると次はやはり「吸血姫」だな、
と満州ゆかりのネタつながり、で
探し始めたのですが
近々の開催が見当たらなかったので、


ほかになにかないかな、と探して
いたところ、
唐組、が、その年の4月に、大阪でも、



テントで、やるらしい、
とわかり、



その日を待っておりました



紅テント、状況劇場、
学生時代に見に行きたいと思ったものの、
当時は、東京まで見に行く経済的余裕もなく、
情報は、チケット情報誌だけが頼り、と
実現できず。。。

黒テントも紅テントも天井桟敷も
味わえないまま若い頃は終わりました  

見たさ募ってから
36年も経ってしまった頃
見つけたテントの情報では、



「ビンロー が題材?!」


   ツキナミな言い方が悔しいですが、
   「とてもオドロキました」

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というわけで、ビンローの封印、という
演目についての予備知識ほとんどなしで
前売り券だけ買って
観劇の日を待ち続け、
その年の4月末、大阪 南天満公園で
テント芝居、
拝見できた次第です

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ネタばれを避けるため、
内容や趣向には触れづらいのですが
資料で公開されてる範囲からの
感想をいくつか。。。




お芝居の冒頭、
製造(登場人物です)の肩に
とまったグジ(登場魚です)、
製造がつく杖、をみたとき、
あれ、和製ジョン・シルバーかな?、


懐かしい感じの登場です



グジが言葉を発するとき、
オウムが、そして、人形が、じつは。。。
というような展開も期待しながら、
カラオケ指導員の和辻さんと製造の掛け合いが
楽しく、笑わせられました

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また、テントの外から聞こえる物音、
テントは天神橋のたもとにあり、
水上バスのエンジン音も、
舞台を盛り上げる効果音に、
劇伴に、なっていました

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ちなみに
この時の席は
地べたにゴザ、整理券90番入手で
左側前方に座れて、その後前へ前へ詰めて、の
流れで、前列2、3列め、で
役者さんの息吹きを目の当たりにできる
好位置、でした





こんな面白いお題ですが、
25年前の日本では客入り少なかった、と
資料にあり、信じられない、でした

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大阪では
三回の公演で
テント撤収だったようですが、


いかに全国転戦とは言え
一回二百人くらいの観客で
キップが三千円台、
1日の売上と、トラックのレンタル代、
人件費、舞台装置(これは低コストの工夫をされてるのかもしれませんが。。。)、などなど
考えると心配になりました

  事前の整理券、整列、など、
  客さばきの声のとおり、動き、が
  てきぱきされていて、
  心地よく感じられました





劇伴なのか主題なのかが
まぎらわしい、
テレサテンや紙風船の歌、
昭和を思い起こさせてくれます



昭和の日に、
この演目を見れたことに感謝、です





舌足らずな感想、おゆるしください。。。


  駄句をおひとつ。。。


びんろうじゅ
  飛び出す ベニ に

   嚇タヒ我了(しゃす うぉ~ら)!

(大意= 歩いていたら、道端に赤いものが
飛び出してきて、思わず驚きの声をあげた)