20210810 / 静謐に咲いた子を食べる
浮遊するアイデンティティ,肩書や病名に縋り付く緊急時代,意味の見いだせない自室の最果てに朽ちる死にたがりの花々を,それでも生きるために食べようと.駱駝を担い,獅子を超えて,幼子のように,淡々と.
そんな身体の無意識に促されるままに,何かを成し遂げようとする能動性こそ,意味を持たない空間に意味を付与し、対象と存在者の関係を超えて、自分を自分たらしめる.
筑波大学制作展「緊急時代宣言」メディアアート2021 出展作品
企画・制作 Koki Nagakura
食用花 提供