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2022年1月の記事一覧

20220101 / 追慕、受胎。

疾うに沈んだ夕日の残響が、黄昏に反射して照らす紅色の惨禍。今日も今日とて、僕は何も成せずして過ぎ去った今日に置いていかれる。 護岸ブロックに染み出した影が、僕を見限ってコンクリートの壁の向こう側へと歩き出した。残された僕は辛くなる前に、そいつのことを見限って返す。川に不法投棄された自転車を見て、途端に、信じることと期待しないことの違いが分からなくなる。 僕が僕であるということを、いくら僕が理解しているとしても、君が誰だか分からないと言われれば、それを説明するのは難しい。愛

20220110 / Error.

目を瞑って、もう二度とそれを開きたくない。 何もかもやめたいけど、いろんな期待と好意を投げ捨てるわけにはいかない。 殺してほしいって思うのは、生きなきゃいけない責任から逃れたいっていう弱い心の裏返し。 求めてばかりの自分に愛想が尽きて、これ以上求められないって思ったら、もうなにも見えなくなってしまった。真っ暗闇の中で彷徨う。 自分の身体の中の臓腑を想像すると、それがとても気持ちの悪いものに思えてきて、お腹を割いて、それらを全部きれいに取り除いたらすっきりするかな、とか