家庭内家事の当番制の効果
当番制は苦手だ。
会社で「流し掃除当番」というものがある。給湯場所の掃除と布巾などの洗濯を行う。どこの部署でもやることだが、今の部署に異動してきて、実際動き出してみると「?」って思うことが出てきた。
1)女性しかやっていない
今の時代にこの部署では女性だけでこの当番を回している。昭和か!?
2)当たっていないことを黙殺する男性
当番を免れている男性の登場。自分が当番していないことに気付いているのにそのことに触れないようにコッソリ過ごし続けて、早5年の小ズルい人。。。おめーのことだぞ、H山!!イクメン気取ってキャンペーン張ってるけど、流し当番を回避するレベルの偽家事ダンめっ!
はっ、取り乱しました。
3)やって当然
当番制であるが故、当番の人がやって当然。「ありがとう」の気持ちも伝え合うことはまずない。出張等で当番ができない人が日程調整し、交換してもらったことに関してお礼を述べることはあれども、掃除そのものにお礼は発生しない。
改めて文字にすると、サムい関係に見えてきました。。。
その都度担当を決める手間が省ける、責任感が育つ等、当番制のいいところもあるのかもしれない。
けれども、
「当番の人がやるのが当たり前」(自分は当番じゃないから、無関係~)
「やってないじゃん」(誰だよー、ちゃんとやれよ~)
などなど、当番制を導入すると、負の感情が沸き起こる要素が多いと思う。
「家庭は小さな社会」と、普段から思いながら生活しているので、会社で嫌だなーと思っている制度を家庭内には余計に持ち込みたくない。子どもについては、指示待ち族じゃない状態にしたいと思っているので、自主性に基づく行動に任せたい、という理想を持っている。我慢して、細かいことは言わないようにしている(危ないことや、人としてどうよ、ということは言います)。
が、現実は。。。部屋の床にジャージや教科書が散乱。
先が思いやられる。とほほ。
そんなことはさておき、先日見たテレビ番組で、内田春菊さんが家族の話題を話されていた。家事を当番制にしないことで、子どもたち(4人いらっしゃる)の間で自然と「ありがとう」という言葉が家の中でたくさん聞こえてくるという素敵な話を聞くことができた。
いい!目指したいところは、ここだ、と思った。
「ありがとう」って、家の中できちんと伝え合える環境っていい!!素敵。憧れる。「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言い合える関係をずっと続けていけるよう、親も恥ずかしがらずにお礼を述べたり、間違えを認める姿勢で行きたいと思う。