まちがいさがし
私は落ちるだけ落ちた人間だと思う。
中洲の隅で泣いた時もたくさんあった。
けれどもその度に貴方を思い出し、
自分の身も心も鞭を打ち続けていた。
そこまでして貴方に認められたかったのかと
思うけど、それでしか自分を認められなかった
のだと思う。
間違いだらけの末に貴方に出会い、救われた。
私は推しのことを聖人扱いしてるなあと
俯瞰しかながら思う。
けれども間違いだらけの私が貴方と出会った
からこそ、この今の平穏な日々を過ごしている。
君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ
その日から何もかも 変わり果てた気がした
風に飛ばされそうな 深い春の隅で
退屈なくらいに何気なく傍にいて
miya,