【第十三話】一時保護解除から3ヶ月、子供の心の傷や、児相の干渉について
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「児童相談所に、子供を一時保護してもらった話」
長男の一時保護解除から3ヶ月経過した。
長男は元気だ。コロナのこともあったので5月は家で過ごしていたが、6月から保育園に復帰した。
今回のnoteでは、一時歩解除から3ヶ月経った今、子供の心の傷があるのか、児童相談所や警察、子ども家庭支援センターとの関わりについて書いていこうと思う。
一時保護について、子供の心の傷はあるか?
一時保護は非常につらい経験だった。
精神疾患になった妻を入院させるために、断腸の思いで一時保護をお願いしたが、二度と経験したくない。
何より辛かったのは長男だろう。
事情も知らぬまま警察署に置き去りにされ、2ヶ月以上も一時保護所で暮らすことになったのは過酷な経験だったと思う。
一時保護所は非常に良くしてくれた。
児童心理士も常駐しており、心のケアも入念に行われたそうだ。何度か心理士の方とも話をしたが、「長男くんには、トラウマみたいなものはありません。安心してください。」と言われた。
実際、長男に心の傷みたいのは感じられない。元気だ。
僕が風呂やトイレに行く際、たまに「おいてかないでー!」と泣くこともあるが、一時保護との因果関係はあまりなさそう。
▲今のところ、長男から一時保護のトラウマみたいな言動は感じられない。(時おり不安にはなるけど)
そうは言っても、長男の状態は気にかけいる。気にならずにはいられない。
長男は、まだ2歳。
少しずつ話せるようになってきているが、複雑な心のうちをアウトプットするのは難しいだろう。引き続き注意深く見守っていきたい。
児相や警察、子ども家庭センターの干渉はある?
3ヶ月経った今でも、児童相談所、警察、子ども家庭支援センターから定期連絡は来る。おおむね月1回。
親によっては「児相から干渉されるのウザい、嫌だ…」と感じるかもしれないが、僕は気にかけてくれる人がいるのが救いだ。それ故に、あまり干渉される…という風には考えていない。
親としては補助輪がついたような状態なのかもしれないが、子育ては孤独になると辛くなる。だから、児相をはじめ、様々な機関に助けてもらえている状況に感謝したい。非常に助かっている。
まぁどこかで児相から自立できると良いな、とも思っているけど。
再び一時保護…になるのは絶対避けたい
退院したものの、精神疾患(産褥期精神病と診断)になった妻の状態は良いとは言えない。時おり希死念慮を口にしてるし、アカシジア(手足の震え、ソワソワして落ち着かなくなる状態)も出ている。
もちろん、強制入院前の状態(幻視や幻聴で奇行に走る、暴れるなど)と比べると、今はとても平和だ。
しかし、油断はできない。
今は鬱状態だが、どこかで躁転する可能性もある。症状などによっては再入院となる可能性もゼロではないだろう。
それでも、一時保護は二度と経験したくない。
長男を生贄にするようなことは二度としたくない。おおよそ2ヶ月ちょっと、長男と過ごせなかった時間への後悔は大きい。
妻も寛解状態に向かい、子どもと一緒に平和に暮らせるのが理想だなぁ。
つづく。