晴れた日に傘を持つ
ワタシは今、傘を持って電車に乗っている。
今日雨は降っていないし、雨の予報だったわけでもないのに。
なぜかと問われれば、「傘を持ち帰り忘れてたから」であり、誰しも経験しているちょい照れイベントに過ぎない。
今回は雨が昼に上がった日に傘を忘れ、そのまま在宅勤務となったため回収できたのが今日、という流れだ。
在宅勤務はイレギュラーではあるが、ストーリーとしてはよくあるパターンと言えると思う。
なのに、「え、この人なんで傘持ってるの?」という視線を向けてくる人がなんと多いことか。
誰もが経験していることであり、ちょっと考えればわかることではないのか。
その程度も慮ることができないのか。
ほら、今電車に乗ってきた人もそう。
どうなっているんだ。
たしかに、きちんと理解いただいた上で、「ああ、ずっと持ち帰ってなかったのね」と、そこまで慮ってくれる人もいるかもしれない。
でも、違う。
今乗ってきた人,駅ですれ違った人,すでに電車に乗ってた客,みな疑問の目でこちらを見ている。
いや、正確にはワタシの傘を見ている。
いいじゃないか、晴れてる日に傘持ってたって。
いいじゃないか、事情を慮ってくれたって。
こうなったら、逆の立場になったとき、ワタシだけでも「わかるわかる、持ち帰り忘れることあるよね〜」という目を向けてあげられるオトナでありたい。
そもそもの話をすれば、傘を忘れずに帰れるようになりたい。