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豊かさの求め方は

最近、「自分らしさ」などを拡大解釈し、周りのせいにするというか、自分たちに都合のいい考え方をしている人が多い気がしています。
過去、たしかに個人の暮らしが軽視され過ぎた時代があったので考え直す必要はあると思うのですが、その流れがあるからといって行きすぎている人がいるのでは、と。

自分らしさを求めるというのは結局精神的な豊かさを求めてのことだと思うのですが、行き過ぎは逆効果だと思っていて、
なんなら現代人の幸福度の低さの原因の一つになっているのではないかとも思っています。

たしかに都合のいい考え方,行動を選択すればその場は楽なんだけど、それは一時的なものに過ぎなくて、慣れてしまうと自分でなんとかしようとできなくなり、周囲に対してすぐ不満を言うようになってしまうと思っていて、
乱暴に言えばドラッグと同じような状況になってしまう気がします。

だからって常に厳しい環境に身を置けとまで言う気はないんだけど(それはそれで困難を克服する喜びというのもあるが)、自分の力で満足できるようになることは必要だと思っていて、そのためにはある程度の厳しさも必要だと思っています。
どんな状況でも自分で楽しみを見つけられたり,楽しくなるように動けたりすればその豊かさには再現性があるし、暮らしに満足できるのではないか、と。

もちろん苦しい状況に身を置きすぎて心身の健康を損なってしまうのは本末転倒だけど、楽に得られる豊かさは一時的なものに過ぎないので、
多少きつくても自らの力で「再現性のある豊かさ」を得ていく、ということが本当に豊かな暮らしを送るために必要なんだろうな、と思っています。

ちょっとうまく言語化できていないのですが、最近バズってるツイートなどを見て、そんなことを感じています。

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