見出し画像

オードリー春日の「飴ジュース」から学ぶ、課題の発見と解決

オードリー春日の「飴ジュース」エピソードをご存知でしょうか。

倹約家としても有名な春日の節約エピソードの一つです。なんとしても手持ちのお金を使いたくない、100円ちょっとのジュースも買いたくない春日。そこで春日がとった行動は、2リットルのペットボトルに飴10個と水を入れ、飴をとかすことでジュースを作る、というものでした。これが、古典落語「まんじゅうこわい」ばりに擦り倒されている、春日の「飴ジュース」エピソードです。

今週のラジオでもこの話に触れられてましたが、聞きながら「課題の発見と解決」について不覚にも考えさせられてしまいました。

まず「お金を使いたくないけれど、ジュースが飲みたい」という課題の発見。ここには「手持ちのお金を使ってたまるか!!」という春日の熱量がのっています。この熱量は、仕事やプロジェクトの課題を設定する際にも大事なことなんじゃないかと感じました。身の回りには、環境問題のような「解決した方が良いよね」と多くの人が口を揃える社会全体のテーマがあると思います。でも、そこに本人の個別具体のエピソードや熱量がなければ、どうしても言葉としては薄っぺらい。取り組んでいる本人も「なんかしっくりこない」「やってて面白くない」ときっと感じてしまう。取り組むテーマに「自分なりの熱量やエピソード」が乗ってくると、やる理由が強化されたり、結果的にアウトプットの形さえ変わるんじゃないかと感じました。

そして、「手元にある飴と水でジュースを作る」という課題の解決。春日は「お金」という最も手っ取り早い手法に頼らず、身近にあるものでジュース(に近い飲料)を手作りするという、ある種手間がかかる方法で解決したわけです。「春日は意地でもお金を使いたくないんだから、割と自然な流れだったんじゃないの?」と言われたらそうかもしれないですが、この心構え(?)はなんか大事なんじゃないかと感じました。今や、ネットやSNSで検索をすれば、大抵の情報がヒットします。深く考えずとも、とりあえずamazonで欲しいものを買ったり、とりあえずインスタでハッシュタグ検索をかければ、解決できることも多いです。けれど、そうした「最短距離」を行かず、自分の頭で考えてみて、手と足を動かすことで、オリジナリティある面白い解決策が出てくるかもしれません(実際、春日の個人的な課題は、ラジオやテレビで取り上げられるおもしろエピソードに昇華されている)。「全部そうしないといけない」という話ではなく、最短距離じゃない方法を考えてみるということは、目の前にある課題の解決を豊かに、面白くしてくれることがあるのかもなと感じました。

何か自分の取り組みを省みたい時は、春日の「飴ジュース」エピソードを思い出してみようかと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?