攻撃手用トリガーと鉛弾の予想 ワールドトリガー
言わずと知れた鉛弾(レッドバレット)、三輪さんやクーガー、アマトリチャーナが使用しているシーンはどれも印象的だ。
弾トリガーではなく攻撃手用トリガーと鉛弾が組み合わさるとどのような性能になり、対策方法にはどのようなものが考えられるのか。
トリガーの用途に応じたトリオンの内訳
鉛弾が「射程も弾速も落ちるから当てにくい、上級者向けのトリガー」だということはオッサムととりまるの会話から分かる。
これに加えて、嵐山さんがオッサムに説明してくれた弾トリガーのトリオンの振り分けを見てみると、次のようなことがわかる。
・「重くなる」効果は「威力」扱い。
・「重くなる」効果に通常弾の威力を出す以上のトリオンが必要で、それを賄うために射程と弾速に割けるトリオン量が減少する。
では攻撃手用のトリガーではどうか。
元から大部分のトリオンを威力に振っているので、射程(ブレードの長さ)が短くなることはないと考えられる。
攻撃手用鉛ブレードの強みと弱み
一見すると強い。
シールドなどお構いなしに重石をつくられるし、トリオン体の強化された腕力で振るから下手な鉛弾よりも速い。
受け太刀しようにも、遊真vsヴィザ翁の時のようにブレードが重くて使い物にならなくなる。
しかしここには大きな落とし穴がある。
まずひとつ目に、「現時点で出しているブレードがあれば放棄するか、機能をオフにする必要がある」ことだ。
通常ブレードの「威力」は単純な破壊力として設定されているから、重くなる効果のブレードは恐らく新しく作る必要がある。
ふたつ目、重くなる効果のブレードは命中した瞬間に消えてしまう。
「重くなる効果」と「硬質化」のふたつにトリオンを割いているので、命中した瞬間にパリンと割れて、重石を作り、消失する。
チカのライトニング+鉛弾の例にある通り、鉛トリガー使うならフルアタックを強いられる。
ガードを捨てて攻撃するので、命中直後は必然的に丸腰になる。
乱戦時や「外された」時、スコーピオン使いやスナイパーに狙われた時のことを考えるとリスクが高いように思う。
この欠点に対する策は何か
・シールド
ノーモーションで出現させられる。これは助かる。
・孤月OFF
先んじて通常ブレードを出しておき、機能をオフにする。
命中させた後にスムーズにこのブレードを流れるように練習しよう。
備考
・オプショントリガー
メインとサブに攻撃手用トリガーと鉛弾をセットし、攻撃手トリガーと同じ側にオプショントリガーを使う。
鉛弾の反対側にセットされた旋空やスラスターを使うことは不可能ではないと思われる。
幻踊は……セットしなくてもいいように、「外されない」よう腕を磨こう。
・変形機能
スコーピオンの脆さは変形機能にトリオンが割かれているのではないだろうか。
としたときに、スコーピオンの変形の余地は本来よりも少なくなりそうだ。
インファイトでたまーーーに「釣る」使い方はできそうだけど、攻撃手って元々攻撃を食らいやすいポジションだ。
そこで鉛弾にトリオンを使うのは、トリオン漏れの機会が多いポジションとしてはあまり理にかなっていないとも思う。
・消費トリオン量
これはあまり気にしなくていいと思う。
1本あたりの消費トリオン量だけでいえば、普通の孤月あたりよりは軽いと考えられる。
孤月一本あたりのトリオンを丸々重石にしたらかなり大きい石が出来そうだが、せっかくつけても「尻尾切り」されてはそれまで。
通常の鉛弾1発と大差ないトリオン量で済むと考えられる。
受ける側の対策
・閉所で戦う
これは遊真入隊時の黒トリ争奪戦における木虎vsよねやん先輩を参照。
なんでもない壁やらに重石を作って丸腰になるリスクが高まるので、相手は鉛ブレードを使いにくくなる。
このデメリットがあるあたり、やはり弾トリガーと使った方が優れている。
・スパイダー
屋外でも上記の場面を作れる
オッサムのトリオン量でもできる
・軽い部分で受ける
頭よりは腕か脚、利き腕よりはその反対の腕
損切り
・敵を動かす
グラスホッパーを踏ませる、エスクードで強引に飛ばすなど
結論
上記のことを踏まえて、鉛ブレードは非常に中途半端な立ち位置の試作トリガー止まりのものと評価したい。
理由は主に3つ
・ポジション柄トリオン漏れの機会が多い攻撃手にとって、丸腰のリスクを踏まえた上で許容できるほどの効果は期待できなそう。
・そもそも論、斬れるなら普通に斬ったほうがダメージは大きい。強い奴(餅とかイコさん)はこんなもの使わない方が強そう。
・弾トリガーとの組み合わせに比べて戦術的な必然性が薄い。
これらの理由から、「トリオン量に余裕があり」「あまり剣の腕に優れず」「ハッタリや釣りをするのが上手い」隊員が使い手としての適性が高いという微妙なトリガーだと考えられる。
決して意味のないトリガーだとは思わないが、正式に普及させるには難のある「試作トリガー止まり」が妥当な評価だと思う。
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