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ポートフォリオ相談会にて、ポートフォリオを見直してみる。

 8月23日に開催されたセーフィー株式会社様のポートフォリオ相談会に参加させていただきました!始終なごやかな雰囲気で話しやすい場を設けてくださり、恐れずに発言ができる環境でストレスなく意見を交換することができました。その際に得られた学びを、私のポートフォリオを見直しつつ記していこうと思います。


学んだこと

 全体的にポートフォリオに焦点を当てたプログラムとなっており、会社説明や社員の方々の紹介から始まりポートフォリオに対して様々な角度から大切にすることや意識することを述べられました。
 その後、個別にポートフォリオのフィードバックやキャリア相談をしていただきました。学んだことを「座学から」「社員さんのポートフォリオから」「相談会から」の3つに分けて書いていきます。

座学から

 座学では、主に自己紹介のページと作品について、解説していただきました。自己紹介ページでは、パーソナルアイデンティティを説明すること、作品では、企業のニーズに合わせて内容を考えることを学びました。

・自己紹介ページにおいて
 私にとってポートフォリオとは、自分を説明する媒体だと考えています。自分を端的に説明する媒体として有効で、企業との初期接点であるからこそ、短時間で自分を分かりやすく説明し興味・関心を持ってもらえる媒体がポートフォリオだと思っています。

 自己紹介ページの役割は、短い時間で相手に自分を印象付けること。自分を端的に説明し形に起こすのであれば、まず自分が自分のことをよくわかっていないと説明できないと思います。自分とは何の要素から成り立っているのか、自分の本能的な気持ちや感情を客観的に分析し、それらを他者にどのような目的を持って伝えるのかが大切と学びました。

 デザインを独学で始めてみて、デザインは非常に工程が多く面倒くさいと考えてしまうことが多々あります。しかし、どんなに些細な色・形でも背景や目的があり、存在することに意義がある。そんなデザインを様々な媒体に合わせてまとめることが良いデザインに繋がることを実感しました。

 例えポートフォリオであろうと手を抜かず、いいポートフォリオにする。今振り返るとポートフォリオにおいて少しでも手を抜いていた自分がいたことに気付かされました…

 また、自己紹介ページに載せるのは、視覚情報 / バックボーン / マインドの3つが中心ですが、マインドの部分が足りていないと気付かされました。なんとなく色や形だけで察せるだろうと思っていましたが、そこもしっかり言語化して載せた方が、自分のデザインに対する姿勢が伝わり、企業の働き方とマッチしているかを判別できると思いました。些細な部分ではあるけど、見る人に配慮するデザインを心がけていきたい!

・作品において
 
作品ではデザイナーとしての強みを十分に発揮した部分をアピールするため、ただ単に作品を載せるのではなく、作品の中でも強みを強調することが大切だと学びました。

 私のデザイナーとしての強みは分析力・思考力だと思っており、デザイン力・表現力が足りないと思っています。ビジュアルを強調せず、制作プロセスの中におけるロジックとアイデアのバランスを考えてきたことを強調すると自分の強みをアピールできる。

 そのプロセスは最善だったかは置いておいて、自分なりの考えを持って作っているかどうかが大切と聞き、恐れず自分を考えを表現していこうと思います。

・おまけにおいて
 デザインをする際の守るべき大原則を聞いて、これらを感覚でやっていたことに気付きました。言語化せずに感覚でしているとミスを何度も起こしてしまい、デザインが迷走してしまうことがありました。言語化してみるとより脳に刻まれ意識を高く持つことができるんだなぁ…

社員さんのポートフォリオから

 新卒で入社した方のポートフォリオを拝見させていただきました。パッと見てみると、見ることに抵抗が無く配慮に溢れており無駄のないデザインでどんな人かをもっと知りたいと思えるようなポートフォリオでした…!

 解説を聞いてみると、一つ一つに背景・目的・役割があることはある程度予測できましたが、自分のデザインのガイドラインをまとめていることに驚きました。

 ポートフォリオを作る前に、自己ブランディングにおいてフォントやカラーなどを決定しルール化することで、意識的に作品全体に一貫性を持たせることができると学びました。特に、写真や長方形を扱う際は角丸にするというルールを決めていたことに驚き、小さな工夫までもルール化させる徹底さを見習いたいと思いました!

 ポートフォリオを作り始める前に、どのようなことに配慮するかをリスト化することでテーマやコンセプトに沿っているかを意識的に確認できる。ポートフォリオを自分で客観的に見ることができる方法の一つなのかなと思いました。

相談会から

 大野様からポートフォリオのアドバイスをいただたきました。相談内容は、「修正を5回ほどしていますが、これ以上ポートフォリオのどこをなおせばよいか分からない」です。これに対し、ポートフォリオのフォーマット / 自己紹介ページ / 作品の扉の3点についてアドバイスをいただきました。

・ポートフォリオのフォーマット
 まず、ポートフォリオのフォーマットについて、私は分析力・思考力を強みとしているため、縦型のレイアウトを採用しています。横型より縦型の方が情報設計がしやすくすっきり見せることができるからです。

 しかし、ポートフォリオはデジタルで見ることがほとんどなため、比較的に縦型は見にくいといった現状があります。横型は、デザイン力・表現力を強みとしたインパクト重視を狙う目的では有効ですが、私はシンプルなデザインの成果物が多いため、ややインパクトに欠けます。

 ポートフォリオのレイアウトは、自分をアピールすることと企業に配慮することの2つにおいて優先順位を決めた方がいいと思いますが、私は自分をアピールするためを優先しています。25卒のときは、今のポートフォリオで本選考はほとんど通っているので、縦型は変えなくてもいいかなと思ってます。

・自己紹介ページ
 
企業に向けたメッセージを記載した方がいいかもとアドバイスをいただきました。今までは自分をアピールすることに軸を置いていましたが、企業の知りたいことへの思慮が不足していたと気付きました。

 確かに企業側からすると、採用する人とは将来何年も一緒に働き続けることを想定しているため、絞る上で志願する人は応募企業に対してどれほどの想いを持っているかを見たいと思います。そう考えると企業に向けたメッセージは載せた方がいいですね!

・作品の扉
 
正直、作品の扉は紹介する作品のキーカラーだけでいいかなと思ってましたが、扉もしっかり目的に合わせてデザインした方が良いとアドバイスをいただきました。

 作品の扉は深く考えていませんでしたが、作品の一貫性を考えもう少し海っぽい感じを出してもいいのかもしれませんね。何も考えていないデザインはすぐに分かってしまうと思うので、作品の扉の役割を理解してデザインしたいと思います。

まとめ

 今回のポートフォリオ相談会で学びや気付きが多く、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました!このような機会を設けてくださったセーフィー株式会社様に深く感謝いたします。得たモノを箇条書きにすると、

  • 自分を理解し他者に分かりやすく伝えるデザインを心がけること

  • 常に見る側のニーズを考えること

  • 自分のデザインにおけるガイドラインを言語化しまとめること

  • 些細な色・形でもその役割を理解し意図的に使うこと

どんなデザインにも必要な要素なので、様々な応用ができると思います。得られたものを意識してポートフォリオを改善していきます!

 余談ですが、大野様のリアルタイムオフィスツアーが面白かったです笑Zoomではありましたがカジュアルな雰囲気が伝わってきて楽しかったですし、また機会があれば参加させていただきたいと思いました!

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