好きな映画5選
ツイッターにてリクエストをいただきまして、好きな映画をサクッと語ります。有料noteの宣伝というか、サンプル版みたいなものだと思ってくださいな。
キャッチミーイフユーキャン (2002年)
監督:スティーブンスピルバーグ、主演:レオナルドディカプリオ
実在の天才詐欺師の半生を描いた伝記的なコメディ?作品です。何が好きってあの父親ですよ。とても褒められた父親ではないんですけど、この親にしてこの子ありという絆を感じました。めちゃくちゃ不器用だけど、彼なりに自分にできる精一杯を息子に伝えようとしたんでしょうね。
で、そんな子供時代がしっかり描かれているからこそ、大人パートが面白い。トムハンクス演じる刑事との不思議な関係がハマる。血は繋がらないけどパパですよあれは。今でいうところのパパみですね。
ディカプリオのいくつかある全盛期のうち、タイタニック後のイケメンバブルで売ってた時期の作品かと思います。単に「イケメン詐欺師かっこい~♡」を期待して観た人がほとんどだと思うんですよ。ずる賢い生き方を教えた父親と、更生を願い続けたパパ。おっさん二人の名演に支えられて、軽快ながらもほど良いコクのあるドラマに仕上がっています。
真夏の方程式 (2013年)
監督:西谷弘、主演:福山雅治
ガリレオシリーズの映画化2作目。不評ですね~ネットでは叩かれまくっていますが、大好きです。子役の山崎光くんの演技が最高。
人が何かを理解する、しっくりくる、歯車が噛み合う、知る前と後では世界が変わって見える。わたしはそんな瞬間がすごく好きで、そこを映画の軸に据えて描かれると泣いてしまうんですよね。
つまりそうして気づいた真相があまりにも残酷なもんで、世間的には叩かれているんですけどね。邦画で唯一のランクインです。
ジュラシックワールド (2015年)
監督:コリントレヴォロウ、主演:クリスプラット
人が何かを理解する、しっくりくる、歯車が噛み合う、知る前と後では世界が変わって見える。わたしはそんな瞬間がすごく好きで、そこを映画の軸に据えて描かれると泣いてしまうんですよね。(10行ぶり二度目)
ダイナソーパニックものの殻をかぶったハートフルペット親バカムービー。人類史上唯一、肉食恐竜のしつけに成功した親バカパパが主人公です。といっても娘たちは完全にいうことを聞くわけではありません。いつ食われるかわからない緊迫感と隣り合わせながら、なんとか命令が通じる程度のあいまいな存在として描かれます。
味方かに見えたラプトルたちが人間を襲い始めるきっかけがあります。その直前に、油断すると見逃してしまうような一秒程度の演出が出てきます。4匹の恐竜に着けた視線カメラのモニターなんですけどね。この意味に気づいた途端に、恐竜たちがとんでもなく愛おしい存在に思えて号泣しました。劇場で観たときはそんな細かいところまで気づかなかったんですけどね。ありがとう金ロー。
何百回観ても無限に泣ける。なんならこの記事書きながらちょっと泣いてる。マジで語彙力がなくなる名作。これについて語り始めるとnoteの文字数制限を超えるので、各自で映画を観てからおしゃべりしましょう。
インターステラー (2014年)
監督:クリストファーノーラン、主演:マシューマコノヒー
ノーラン作品は全部好きなんですけど、一本の映画として完成度が高いのはこれ。滅びる地球、ワープ可能な宇宙船に乗り込み移住先を探す父、地球で待つ娘。ワープすると相対性理論が働くため、地球と宇宙の時間軸はずれていきます。
メメント、インセプション、そしてダンケルクと手を変え品を変え披露されてきた、ノーランお得意の時間軸マジックですが、この作品はリアリティとSFエンタメのバランスが一番好みです。
近い時期に公開されたマットデイモン主演の「オデッセイ」と何かと被るんですけど、迷った末こっちを選びました。どちらもフィクションすぎないリアル系の宇宙SFを通じて「愛とは何か」に答えを出す作品。ぜひセットで観て。
マンオブスティール (2013年)
監督:ザックスナイダー、主演:ヘンリーカヴィル
まさかのヒーローもの。ダークナイト三部作にハマってからというもの、ヒーローものも偏見なく楽しめるようになりました。
地球でクラークを育てた父と、クリプトン星でカルエルを守った父。主人公には二人の父親がいて、二通りの生き方の中で悩みます。スーパーマンの「すごいパワー」や「超早い動き」を単にエンタメ映画としてのド派手演出ではなく、葛藤する心の内側まで描きだす完璧な映像表現に昇華しているところが最高。
余談ではありますがこの続編にあたる「バットマンVSスーパーマン」と、「ジャスティスリーグ」が嫌いな映画ダントツの2トップです。MoSでこんなにも丁寧に描かれた葛藤や決意を全く完全にスルーしてしまいました許さん!
まとめと宣伝
以上5作品です。こうして並べるとわたしパパみを求めすぎじゃないですか。全部の作品に印象的な父と子(ペット)の関係がみっちり出てきます。わたし父親とは仲悪くないんですけど、なんか無意識に影響受けてるとかあるんですかね?
ダークナイト三部作や、スターウォーズ1~3など、複数作品セットで好きなものもたくさんあるんですけど、今回は一本の映画として好きなやつにしました。
他にもマリーアントワネット、オデッセイ、ローグワンあたりはここに並べた作品たちに引けを取らないくらい好きです。あと君の名は。も大分好きでしたね。
さて、有料noteを買ってくださった方のリクエストには、一作品だけでこの記事全量くらいの感想文を書くと思います。今回はまとめ記事としてかなり控えめに書いたので。購入を考えている方がもしいたら、参考にしてみてください。