パラパラ漫画を描いていた少年は、大人になったのでGIFアニメを作る。
私はアラフォーからミドフォーになりつつあるオッサンなのですが、子供の頃から絵を描くのが好きでした。
小学生の頃、教科書やノートはキャンバスみたいなもので、よく落書きしていたものです。
流行っていたマンガの絵を真似て描いてみたり、歴史の教科書に出てくる偉人を模写してみたり、思いつきで好きな物を描いていました。
そんなある時、クラスメイトに絵が上手いのがいまして、パラパラ漫画を描いて得意気に見せてくれました。
教科書の端っこをパラパラめくると棒人間が動き出すのです。
初めて見た時はもう心が躍りました。
何の変哲もない棒人間が、コミカルに動き出したのです。
” 無機質な棒人間が動き出した途端、それはもう生命。”
動くはずのない物が動き出すという衝撃です。
ただ最初は心がときめいたのですが、徐々に悔しさに変わっていきました。
絵を描くのが好きだった自分(腕前にもまあまあ自信があった。)。
それに対して自分よりも何歩も先を行くクラスメイト。
そのクラスメイトは自分よりも絵が上手い。
そして更にパラパラ漫画という魔法を使える。
く、悔しい!
とは言っても絵を描いても勝てないし、パラパラ漫画もどうやったら上手く出来るかもわからない。
だけどパラパラ漫画はやってみたい。
でも悔しいから教わりたくない、、。
ち、ちくしょう、、、。
「・・・さっきのパラパラ漫画もう一回見せてくんない?」
今思うとプライドは無いのかと言いたいですが、敵に教えを乞うことにしました。
するとその敵、、、というかクラスメイトは優しくて、やり方を教えてくれたのです。
それから自分も真似してパラパラ漫画を描いては動かし、失敗したら別の教科書に描き直して。
全部の教科書が落書きだらけだったように思います。
中学生になっても高校生になっても落書きしており、真面目に勉強した記憶がありません(笑)
本当は美術部に入ってちゃんと絵の勉強をしてみたかったのですが、友達もいないし勇気がなくて美術部には入れませんでした。
ということで独学で楽しみながら今に至るワケです。
時が経ち現在、アラフォーになった自分はパラパラ漫画をパソコンで描いています。
こんな感じです。
これはGIFアニメといいまして、イラストや写真をコマ送りして、アニメ化したファイルのことです。
私のやり方では、Photoshopで沢山のイラストを描いて、それを短い時間でスライドショーにするだけです。
photoshopのタイムラインという機能をつかえばスライドショーが出来ますので、gif形式で保存すればOK。
ちなみに今回は50枚のイラストを描き、それを早送りでスライドショーにしました。
動きが気に入らなかったら、プレビューを見ながら修正を繰り返せばOK。
それで出来たgifファイルをnoteに投稿すると、さっきのアニメのように動いてくれるという仕組みです。
かなり雑な説明ですが、パラパラ漫画とやることは一緒です。
子供の頃からやることが変わっていないですね(^_^;
ただ昔と違って今ではパソコンでこんな事が出来る時代です。
子供の頃の自分に見せたらビックリするだろうな。
文+イラスト : ケーモティック
**** オンラインギャラリー ****
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