技術を身につけて強くなろう😆👌
♣今すぐ出来る卓球が強くなる3つの基本
今日は初心者の方向けに今すぐ出来る卓球が強くなる3つの基本をお伝えします。
これらが出来るだけで球のスピード、威力、フットワークが全く違ってくるので出来ていない人は身に付けてください。
➀ヒザを曲げて前傾姿勢であること
試合前のラリーだけで”弱い”というのが分かる選手がいます。
それが膝を曲げずに立ったまま打っている選手です。
これは本当に致命的で膝が立ったままだと動くことも出来なければ威力のあるボールも打つことができません。
プロ野球の試合をみたことありますか?
守備で膝を曲げないで前傾姿勢をとっていない選手はいません。
どんなスポーツでも膝を曲げる・前傾姿勢というのは基本中の基本なのです。
もし貴方が膝が立ったままの選手を見かけたら、ミドルを狙ってドライブを打ってください。
相手は絶対に打ち返す事ができないでしょう。
②常に基本スタンスが出来ているということ
これは右利きなら左足が少し前にでて構えているということです。
ストップの時は右足を大きく前に出しますが、直ぐに基本姿勢に戻らなければなりません。
常にフラットに保ち、次の行動に移す必要があります。
動くときは上記がつま先だけで出来ていること、常につま先だけでいる事は難しいかもしれません。(理想)
ですが、動くときは絶対につま先だけ(かかとを気持ち浮かす)でなければ素早い動きは出来ません。
また、つま先だけで動くことで細かい動きも可能になります。
足が遅い人はかかとをつけて走ります。足が速い人はつま先だけで走ります。
ちなみに、私はつま先だけで走るようになっただけで50mのタイムが0.5秒も縮まりました。
③練習メニューの中に切り替えし系のメニュ ーを絶対に入れること
なぜなら、試合ではフォアとバックどちらに来るかわからないから、とっさに来るボールに対して、スムーズにラケット角度や体の位置調整を行わなければならない。
切り替えしの練習をしている人としていない人では実力がかなり違ってくるし、実際に、強いチームや選手は切り替えしの練習メニューを須らく行っている。
もちろん、ワンコースの練習や、フォアだけで大きく動く練習も、基礎技術の習得や動ける範囲を広げるという意味では非常にいい練習です。
だからと言って、その練習ばかりでは実践力が鍛えきれません。
切り替え練習は目的が実践向きな動きの習得になるため絶対に欠かせない練習になるのです。
🏓技術を身につける練習方法(その1)
(1)台上処理でチャンスを作る
台上処理はチャンスボールを掴むための技術です。 まずは台上処理で試合を決めようと思う事はやめた方がいいでしょう。 台上処理の後は基本姿勢に戻ることを忘れずに!!
さて、台上処理でチャンスを作る方法があります。それが、”フェイント”です。それも相手の判断が遅れるほど巧妙なフェイントです。
例えば、ストップとみせかけてフリックをするなどですね。 少し例を挙げたいと思います。
❶ツッツキとみせかけてフリックをする
フリックのときは最初からフリックを打つ 構えをするのではなく、ボールの下を打つ ふり(ツッツキのふり)をして、ボールを ラケットにのせて手首を捻るようにフリッ クします。
❷バック側に返球とみせかけてフォア側にツ ッツキ
バック側に返球するようにラケットをもっていって、そこから手首を曲げてフォア側に返すフェイントです。 フォア側に返し、相手が体勢を崩した場合は、バック側にボールが返ってくる可能性は低くなります。 また、大抵の場合がカーブがかかったドライブになります。ですので、フォア側にカーブのかかったドライブが来ることを予測して待ち構えます。
卓球の台上処理においてフェイントは当たり前です。フェイントを仕掛けて、得点を奪うチャンスをつくることを心がけましょう。 卓球は予測のスポーツなのです。いかに予測し、それが正確であるかが重要です。 そういった面でも戦術や戦略などの戦い方は非常に重要になります。
〈台上処理でチャンスを作るのまとめ〉
★台上処理では常にフェイントを仕掛けるよ うにする
★卓球は予測のスポーツ。フェイントを仕掛 けて次の展開を予測する。
(2)台上処理でゲームを有利に運ぶ方法
台上処理といっても様々な技術があります。
◆ツッツキ
◆ストップ
◆フリック
◆チキータ
と様々な技術があり、状況により使い分ける必要があります。
そして、少し語弊がありますが多くの場合、台上処理は得点を決めるための技術ではありません。
あくまでもゲームを有利に運ぶための技術ですから、どうやって相手を崩してチャンスボールを作るかという事を念頭に置いてください。
♣ツッツキの練習方法
❶ツッツキ対ツッツキを繰り返す
下回転サーブからツッツキをひたすら繰り返す練習です。
注意することは一度ツッツキをしたら、基本姿勢に戻るということです。
回転量とコース+長さを意識して練習してください。
特に長さというのは重要で可能な限り卓球台の奥にボールがいくようにしましょう。
▣ツッツキ対ツッツキからの攻撃
ツッツキから相手を崩して攻撃をおこないます。
ツッツキの回転量を判断できるようにインパクトの瞬間を見逃さないようにしてください。
❷ストップの練習方法
ツッツキと同じ練習方法です。
▣ストップ対ストップを繰り返す
▣ストップ対ストップからの攻撃
ストップ対ストップから、どのタイミングでもいいので長く出してもらい、そこからドライブする練習方法です。
❸フリックの練習方法
▣多球練習
1.短い下回転サーブをフォア or バックへ だす
2.フリック
3.1-2を繰り返す
始めは多球練習でとにかく数をこなすことです。
フリックのコツはラケットにボールをのせるイメージでおこない、慣れてきたら、弾く・回転をかける練習をしていきます。
❹チキータの練習方法
▣多球練習
1.バック側に下回転サーブ
2.チキータで打ち返す
3.1-2の繰り返し
※チキータのポイント
手首を内側に曲げて、ボールの外側を打つ打法です。
肘を支点にし、肘から先を振り抜くイメージで打つと上手くいきます。
〈台上処理の練習まとめ〉
台上処理は実践形式での練習が不可欠です。
基本は多球練習でサーブをだしてもらい、数をこなして感覚を養う必要があります。
台上処理を有る程度、練習したら長短のサーブを出してもらい、ツッツキ、ストップ、フリック、チキータを状況に応じて打ちます。
台上処理はチャンスボールを掴むための技術です。
まずは台上処理で試合を決めようと思わないようにしてください。
台上処理でゲームを有利に運ぶためには”フェイント”が必要不可欠です。
例えば、ストップとみせかけてフリックをするなどですね。少し例を挙げたいと思います。
❶ツッツキとみせかけてフリックをする
フリックのときは最初からフリックを打つ構えをするのではなく、ボールの下を打つふり(ツッツキのふり)をして、ボールをラケットにのせてフリック。
❷バック側に返球とみせかけてフォア側にツ ッツキ
バック側に返球するようにラケットをもっていって、そこから手首を曲げてフォア側に返す。
フォア側に返し、相手が体勢を崩した場合は、バック側にボールが返ってくる可能性は低くなります。
また、大抵の場合がカーブがかかったドライブになります。
それを予測して打つ。これが戦略のヒントです。
あくまでも台上処理はチャンスボールを生み出す技術です。
そこを意識してトレーニングに励んでください。
(3)角度打ちの方法
下回転ボールをドライブで打つと、どうしてもネットに引っかかってしまう場合の対処法は3つあります。
◆下回転よりも回転量を上回るドライブを打 つ
◆ツッツキで対処する
◆角度打ちで対処する
ツッツキは相手に攻撃の機会を与えてしまいますし、回転量のあるドライブが打てない場合は、角度打ちで対処することも一つの方法です。
具体的な角度打ちの方法は、ドライブのときよりもラケットを上向きにして打つこと。
気をつけるポイントは、前傾姿勢+目線を低くすることと、フォロースルーを通常のドライブのようにスイングすることです。
ボールにラケットが当たる瞬間までは、ほぼ(ボールに対して)平行にスイングします。
インパクト後にラケットを被せて、通常のドライブのようにスイングします。
なぜ、フォロースルーを通常のドライブのようにするかというと、そのまま打つとオーバーミスをしてしまうからです。
気をつけることはボールの頂点を打つことと、ネットから少し浮いたボールにのみ角度打ちをすることです。
ネットぎりぎりのボールに対しては、角度打ちは効果的な方法ではないためボールの見極めが重要になります。
(4)判断力を鍛える練習方法
卓球はどのスポーツと比較しても、早い判断が求められるスポーツです。
球技の中で、ボールが届くまでの時間を測ると、
★野球のピッチャーからキャッチャー:0. 42秒
★サッカーのPKでゴールキーパー:0.3 9秒
★バドミントンのスマッシュ:0.48秒
卓球はというと・・・
一流の選手ではスマッシュを打ってから、相手のラケットに当たる時間は、なんと0.18秒という他のスポーツと比べても格段に速いのです。
そこで、今回は判断力を鍛える、少し変わった練習方法を紹介します。
♣色の違ったボールを使った多球練習
1.オレンジと白のボールを100球ほど用意 します。(ボールの割合はオレンジを8 割、白は2割)
2.プレイヤーはオレンジのボールは打ち、 白のボールは打ってはいけません。
3.通常通り多球練習をおこないます。
狙いとしては、ノッカーの手元をみるように癖をつけることです。
これは、試合において回転量とコースを判断できるようにするためです。
♣数字の書いてあるボールを読み取る練習
1.ボールを10球ほど用意します。
2.3桁の数字を書きます。
3.真上にほうりなげて書いてある数字を読 み取ります
放り投げ方も回転を少しずつ強めにつけると効果的だと思います。
数字の書いてあるボールを読み取る練習は、自宅でも出来る練習ですので、毎日5分でいいので行ってみましょう。
数ヶ月間、続けると大きな変化があると思います。
(5)カット打ちのコツ
カット打ちのコツは苦手な人も知っていると思いますが、おさらいをしましょう。
❶前後左右に揺さぶる
❷ミドルを狙う
この2つがカット打ちのコツといわれている一般的な戦い方です。
カットマンのウィークポイントともいえるところを狙った戦い方です。
しかし、「前後左右に揺さぶる」技術はそう簡単に真似できる技術ではありません。非常に高度なテクニックと正確性が必要となります。
中級者の方にオススメしたいカット打ちの基本はループドライブで粘りつつ変化をつけることです。
この変化とはスピードドライブ、ストップ、ツッツキ、ミドルになります。
ワンコースにループドライブを打って、時折ミドルにループを打つます。
このミドルに打つ時は厳密にミドルを狙う必要は無いのでミスをしないように打ちます。 ミドルにいかなくてもいいやぐらいの感覚で狙います。
そこでカットマンの打ったボールが浮いてきたらスピードドライブやストップをします。
スピードドライブはコースを変えると非常に効果的です。
どういうことかというと例えばバックにループドライブを打っていると、 カットマンはバックカットの準備というものをしています。
準備という意識がなくても頭のどこかでバックカットのイメージをしています。
そんなときに急にフォア側へスピードドライブを打つと反応が遅れてミスを誘えるからです。
もう一つの戦術が浮いたときにストップをする技術です。
カットマンはボールが浮いたら「強打される」という考えから、強打に備える準備をします。 (カットマンの動きをみて判断してください)
そこでストップをされると後ろへ下がる意識から急に前にダッシュをしなければならないため、 たとえボールを返球できても回転の少ないボールしかかえってきません。
それを強打すれば良いのです。
カットマンとの戦いで重要なことは「変化をつける」「相手の動きをみる」の2点です。
(6)スピードドライブをマスターする練習 方法
今回は試合で得点を奪うためのスピードドライブの練習方法です。
練習方法の前にスピードドライブの打ち方を確認します。
〈スピードドライブを打つコツを簡単に説明 すると・・・〉
★ボールの頂点で打つ
★体の前で打つ
★ラケットを水平に寝かせて打つ
★テイクバックをしっかりと取る
です。
これらを踏まえた上の練習方法です。
まず、スピードドライブは強い下回転がかかっていると、打つことが難しいドライブです。
この事は皆さんもご承知の通りでしょうが・・・
しかし、それでも無理にスピードドライブを打とうとする人がいます。
特にネットに引っ掛けてしまう人は要注意です。
ネットに引っ掛けてしまうという事は、自分の打ったスピードドライブの回転量が、下回転の回転量に負けてしまっているからです。
その為、自分がどれくらいの回転量なら打つことが出来るかを知る必要があります。
今回の練習方法は、”自分の打てる回転量”を知る意味でも役立ちます。
〈ワンコース限定のスピードドライブの練 習〉
フォアorバックのワンコース限定で下・上回転のボールを出してもらい、それをスピードドライブを打ちます。
❶ネットに引っかかる場合
スピードドライブの回転量が足りない or 体の前で打っていない。
回転量が足りない場合は、無理をして打つ必要はありません。ループで十分です。
多球ではこの打てる・打てないの判断力をつける練習にもなります。
❷オーバーミスをしてしまう場合
ラケットを寝かせて”前へ”打ちます。
また、腕が伸びきってる状態で打っていないか(腕の角度は100~120度)も確認しましょう。
パターンを決めたスピードドライブの練習
課題練習では試合を想定して、得点パターンを組み立てます。
スピードドライブで得点を奪うための課題練習をいくつか紹介します。
例)ループドライブをブロックされたボールをスピードドライブで打つ練習
1.(自)バックに下回転系サーブを出す
2.(相)フォアにツッツキをしてもらう
3.(自)バックにループドライブを打つ
4.(相)フォアにブロックをしてもらう
5.(自)相手のフォアにスピードドライブ
※フォアとバックを入れ替えると、全く違った練習になるので、取り入れて下さい。
特に回り込みのループから、「フォア側に返球されたボール(飛びつき)をスピードドライブで打つ」というのは取り入れたい練習です。
例)相手のループドライブをスピードドライブで打つ練習
1.(相)バックに下回転系サーブをだして もらう
2.(自)バック側にツッツキ
3.(相)回り込んでループドライブを打っ てもらう
4.(自)それをフォア側にスピードドライ ブ
例)3球目攻撃でスピードドライブ
1.(自)サーブは様々な種類の回転を出し ます
2.(相)バック側にレシーブをしてもらう
3.(自)スピードドライブ
※最初はコースなど決めてもいいのですが、より実践を意識するなら、レシーブ・サーブを特に決めずにおこないます。
どのサーブなら確率が高いのか日々の練習で確認すると3球目の精度が高くなります。
(7)強いフォアハンドドライブを打つ練習 方法
数十年前にはフォアハンドの威力と安定感こそが卓球が強くなる秘訣でしたが、最近ではバックハンド技術の重要性が問われ、両ハンドで打てる選手が非常に多くなりました。
高校生をみても本当にバックハンド技術というのは格段に進歩したと思います。
日本式ペンフォルダーの選手が激減したのも、バックハンドでどうしてもシェークや中国式ペンには負けてしまうからです。
しかし、オリンピックや世界選手権をみても分かる通りフォアハンドの重要性は変わりません。
威力のあるフォアハンド、とりわけ3球目攻撃や引き合いでのフォアハンドの威力というのは試合を決める一つのポイントになります。
そこで今回は強いボールが打てるようになる練習方法を紹介したいと思います。
強いフォアハンドを打つためには、体の回転、肩・肘・手首の使い方、筋力が重要なことはいうまでもありません。
まず、テイクバックをしっかりと取る(腰を回してラケットが体の真後ろにくるぐらい)
次に、腰を動かして、肩を入れて、肘をしならせ、手首を使って打ちます。
※インパクトは、肘の角度が100度~120度、体の斜め前で打ちます。
続いて練習方法ですが、至ってシンプルなのですが、やみくもに練習するよりも効果的です。
❶卓球台にカゴを置きます。
❷多球練習で1球1球球出しをしてもらいド ライブでカゴを狙う
❸これを繰り返してカゴが卓球台から落ちる までおこないます。
ポイントは闇雲に、力まかせに打つのではなく、体全体を使って打つことです。
ぜひ、練習をしてみてください。
次回は、今回の話の続きで、技術を身につける練習方法(その2)を紹介させていただこうと思います。