ハモンドZ2の特徴と評判や、ファスタークG1との違いをまとめてみた🖐️
ハモンドと言えば2022年現在、30歳以上の方ならかなり馴染みのあるラバーですよね。実際に私も中学の頃に使っていたラバーです。
当時、バタフライのスレイバーやヤサカのマークVと並んで人気のあるラバーでした。
そんなニッタクのハモンドから、13年ぶりに「ハモンドZ2」という新作ラバーが発売されることになりました。
この記事ではハモンドZ2の特徴と評判や、ファスタークG1との違いをまとめていますので、気になる方は是非参考にしてください。
(1)ハモンドZ2とは!?
まずは、ハモンドZ2がどのようなラバーなのか、スペックや実際に使っている有名選手などを確認していきましょう。
❶ハモンドZ2のスペック
ハモンドZ2のスペックは以下のような感じです。
【種類・名前・発売日・値段・重さ(MAX)・ 硬度】
【裏ソフトラバー・ハモンドZ2・2022年6月 1日・6,800円(税抜)・49グラム前後・40度 (ドイツ硬度は50度)】
❷ハモンドZ2を使っている有名選手
ハモンドZ2を使っている有名選手は、以下の選手がいます。
【選手名・フォア面のラバー・バック面の ラバー】
【木村光歩・ハモンドZ2・モリストSP】
日本の実業団「中国電力」に所属している木村光歩選手が現在使用しているようです。
もともとはファスタークG1を使っていたようですが、ハモンドZ2に変更したみたいですね。
(2)ハモンドZ2の特徴/メリット・ デメリット
では、ハモンドZ2を使うメリットとデメリットを紹介していきます。
♦ハモンドZ2の良い所(メリット)
まずはハモンドZ2を使うメリットからです。
❶高反発
ハモンドシリーズでは常に反発力の向上を求めており、常にベストセラーになっていました。
ハモンドZ2も例外ではなく、反発力の向上を目指し新開発された「バルクヘッドスポンジ」がそれを実現させています。
バルクヘッドスポンジは気泡が通常より大きく、隔壁が強いためボールの反発力の強さと食い込みの良さを同時に実現しています。
❷薄く捉えても落ちない
スポンジ同様、シートも新開発された「ナチュラルリッチシート」が「落ちない」を実現しています。
このシートのおかげで、ボールを薄く捉えても滑ることなく、ラバーの表面がグッと掴む様な感覚が出てくれます。
♦ハモンドZ2の悪い所(デメリット)
続いて、ハモンドZ2を使うデメリットです。
❶シートも硬め
スポンジ硬度がドイツ硬度だと50度とかなり硬めですが、ハモンドZ2はシートも硬めの作りになっています。
そのため、パワーがなくインパクトが弱い選手だと、回転を掛ける前にボールが飛んでいってしまい、安定しない可能性があります。
パワーがあり一発のドライブで決めにいったりカウンターで得点する選手なら使いやすいと思いますが、安定したラリー重視で得点する方には使いづらいかもしれません。
(3)ハモンドZ2とファスターク G1の違い
ハモンドZ2を使うメリットとデメリットがわかったところで、ニッタクのフラッグシップラバー「ファスタークG1」との違いを見ていきましょう。
❶ハモンドZ2の方が弾みがある
ハモンドZ2とファスタークG1を比べると、ハモンドZ2の方が弾みがかなり良いです。
スポンジもシートも硬めのため、スピードも出ますし球離れが早くめちゃくちゃ飛んでいく感があります。
そのため、ファスタークG1よりも卓球台の深くにボールが入ってくれます。
❷ファスタークG1の方が万人受けしそう
ただし先程も説明したとおり、ハモンドZ2はインパクトの弱い選手だと回転を掛ける前にボールが離れるので、安定しないです。
その点ファスタークG1は、スポンジ硬度はドイツ硬度で47.5度と少し硬めですが、シートが柔らかいためボールの食い込みがよく、何でも入ってくれる感がすごいです。
中級者から上級者まで使えますし、男女関係なくフォアでもバックでも使いやすいと思うラバーです。
(4)ハモンドZ2の評判/レビュー
最後に、ハモンドZ2の評判やレビューです。
❶ドライブ
まずドライブは、昔のハモンドもそうですが音が良くて打っていて気持ちいいです。
硬めのラバーではありますが、ボールが食い込んでくるのが手に伝わってくるので、たしかに「落ちない」という感覚があります。
またすごく弾むので、評判通り卓球台の深くに刺さるようなドライブが打てて、相手は取りづらいと思います。
❷カウンター
カウンターもドライブ同様、音がすごく良いです。
ラバーも打球感も硬めなので、威力のあるドライブに対してカウンターを打っても打ち負けることなく、鋭いカウンターが入ってくれます。
ただ、入れにいくカウンターだと少し落ちる感じがするので、踏み込んで強いカウンターを打つ方が、打ち方的には合っている感じがします。
❸ブロック
ブロックに関しても、かなり弾むので卓球台の深くにボールが入ってくれます。
そのため入れば相手は連続でドライブが打ちづらそうですが、少しオーバーミスが怖い感じもしました。
ちょっと抑えめにブロックする必要があるかもしれません。
❹台上技術
台上技術に関しては、そつなくこなせるといった感じです。
弾むからといって、ストップやツッツキが打ちづらいという感じもありませんし、フリックもそれなりに良いボールが打てます。
❺サーブ
最後にサーブですが、サーブは結構回転をかけやすい印象があります。
長短の変化もつけやすいですし、サーブは好印象ですね。
ただ早いロングサーブに関しては、最初は練習して慣れが必要かもしれません。
♣まとめ
今回は、ハモンドZ2の特徴と評判や、ファスタークG1との違いをまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか!?
ハモンドの最新作と聞くと、今回現在30歳代以上の方は一度使ってみたいと思ったんではないでしょうか!?
ハモンドZ2は中上級者以上向けで、使いこなせると反発力と引っかかりを利用した質の高いドライブを打てること間違いなしです。
ただ球離れの早いラバーのため、パワーがない方は少し扱いづらく感じるかもしれません。
安定したラリーで得点するよりも、一発のドライブやカウンターで勝負したいという方に、ハモンドZ2はオススメのラバーですね。
次回は、ラザンターC48とC53の特徴と評判や、RとCの違いをまとめてみたを紹介させていただきたいと思います。