これが出きると試合が変わる(その4)✋
🏓フォア前レシーブが劇的改善!! 順横回転&逆横回転に対する流しレシーブ のコツ
レシーブが苦手な選手にとって、相手の回転に逆らわずに無理なくレシーブをすることができる流しレシーブは非常に有効な一手です。
(1)順横回転に対する流しレシーブ
今回はフォア前に出された横回転に対する流しレシーブについて紹介させていただこうと思います。
まず、相手のサービスが順横回転のときです。順横回転に対して流しレシーブをするとボールは相手のバック方向に飛んでいくため、初めから相手のバックを狙うとバック側に飛び過ぎてオーバーミスしてしまいます。そこで、少しミドルを狙うように流しレシーブをすると丁度相手のバックに返球することができます。
また、順横回転を流しレシーブするときに注意してほしいポイントとして、ボールの後ろを真横方向にスイングするのではなく、ボールの内側を捉えるようにスイングするようにしましょう。その際、返球を安定させるためにもスイングスピードはあまり早くならないように注意しましょう。
(2)逆横回転に対する流しレシーブ
次に逆横回転に対する流しレシーブについて紹介させていただきます。
逆横回転に対して流しレシーブをすると、順横回転のときとは違って回転に逆らうようにスイングすることになるため、反発が大きくなってボールが飛んで行ってしまいオーバーミスが増えます。そのため、少し上から押さえ込むようなイメージでスイングすると安定して返球することができます。
また、逆横回転をレシーブすると相手のフォア側に飛んで行ってしまいます。そこで、逆横回転を相手のバック側に流しレシーブしたいときには、相手のバックサイドを切るくらいに厳しいコースを狙うつもりでレシーブすると丁度バックに送ることができます。
これらのことを意識して、皆さんもぜひフォア前横回転に対する流しレシーブをマスターしましょう。
♣フリックができなくても大丈夫🖐️ フォア前の横回転サーブに対する流しのレ シーブ解説!!
🏓意外と取りづらいナックルロングサー ブ!! レシーブのコツとは?
強い回転のかかったサーブよりも意外とレシーブしにくいのがナックルのロングサーブです。
◆バックでレシーブする際のスイング
今回はナックルのロングサーブに対するレシーブについて解し説明させていただこうと思います。
ナックルのロングサーブをバックでレシーブするときに一番多いミスはネットに落としてしまうことです。そのため、通常のレシーブよりも少し持ち上げながらレシーブをするのが基本です。
ナックルのロングサーブに対してバックドライブで対応しようとすると難しいため、初中級者の方は通常のバックハンドよりも少し面を立てて、上方向にスイングするだけでよいと思います。
また、常に体の正面で打球できるように足を動かすことが大切です。
(1)ツッツキでのレシーブ
ナックルのロングサーブにに対してはツッツキでレシーブをすることもできます。
しかし、回転の無いナックルに対していつもの角度でツッツキすると浮いてしまいます。そこで、当たる瞬間にラケットを上から下に短くスイングし、回転をかけてやるようにレシーブするとよいでしょう。
相手のサーブがナックルだと完全にわかっている状況なら、打点はバウンド直後をねらって打つと低く返球することができます。
ナックルかどうかわからない時は、打点は遅らせて頂点から落ちてきたところを打球して確実に返球できるようにしましょう。
(2)打球点と身体の距離
ナックルのロングサーブをレシーブする際に注意してほしいのは、打球点と身体との距離です。
打球点が身体から遠すぎても、逆に近すぎてもミスの原因となってしまいます。そのため、ナックルのロングサーブをレシーブするときには毎回、身体からの距離が一番ちょうどいい打球点で打つように気をつけましょう。
(3)フォアでレシーブする際のポイント
ナックルのロングサーブをフォアで回り込んでレシーブをする際は、ラケットの角度をいつもより立てて上方向にスイングするようにします。
また、フォアでレシーブをするときには、いつもよりも引き付けて体の横くらいで打球するときれいな弧線を描いて飛んでいきミスが減ると思います。
これらのことを意識してナックルのロングサーブに対するレシーブをマスターしましょう。
♣実は簡単に取れる?! ナックルロングサーブのレシーブ解説!!
🏓誰でもできる!! 繋ぎのチキータ 戦術の幅が広がる初中級者必見技術👌
現代卓球に必須の技術となったチキータ。レシーブから先手を取るために中級者以上のレベルの選手は覚えておきたい技術です。
◆繋ぎのチキータ
今回は繋ぎのチキータについて紹介させていただこうと思います。
現在、チキータと言うと強烈な横回転を掛けた威力のあるレシーブのことを指します。またボールの横を捉えるもの、上を捉えるものなど種類も多くあります。しかし、それらのチキータを身に付けるのは難易度が高く、初中級者の選手には難しい技術です。
今回は、そんな初中級者でも使いやすい繋ぎのチキータについて説明します。
この繋ぎのチキータを身に付けることで、相手のミスを誘ったり、4球目攻撃に繋げたりと、試合の中での戦術の幅を広げることができます。
(1)繋ぎのチキータのポイント
それでは具体的に繋ぎのチキータを打つためのポイントを説明させていただきます。
まず、ふつうのチキータをする際にも重要になってくることの一つで、身体をボールに近づけることが大切です。しかし、試合の中でしっかりとボールに身体を近づけるということはなかなか難しいので、ここからは近づききれなくても繋ぎのチキータを打てる方法を教えたいと思います。
次に、ラケットの動かし方についてです。繋ぎのチキータをするときにはラケットヘッドを真下に向けてボールに近づくようにしましょう。こうすることで、ボールに身体が近づききれなかったとしてもボールをすくい上げるようにしてチキータをすることができます。
そこから、スイングは前方向ではなく、横方向にスイングし、ボールを上に持ち上げることを意識してください。このように横方向にスイングすることで、スピードが出ずに、安定した軌道で相手コートに収まるチキータをすることができます。
また、ラケットを横方向にスイングするために、肘は少し上げて、前腕が台に垂直になるくらいにするとよいでしょう。
(2)ラケットの角度と返球の位置
最後により安定して繋ぎのチキータを入れるための方法を2つ紹介します。
❶ラケット角度についてですが、相手のボールが下回転の時はラケット面を上に向けて、横回転の場合はラケット面を少し被せて、上回転の場合はさらに被せてボールに近づくようにしましょう。
ラケット面の角度は相手のボールの回転に合わせて調整できるように練習するとよいでしょう。
➋返球位置です。これはあくまでも”繋ぎ”のチキータですので、ミスしてしまっては意味がありません。深い位置を狙うと少しのずれでミスが出てしまいます。そのため返球の位置が深くなりすぎないように注意しましょう。
これらのことを意識して、繋ぎのチキータをマスターしましょう。
♣チキータに挑戦してみたい方必見👍 つなぎのチキータ解説!!
🏓バック前のチャンスボールに対する強打の コツ!! 台上で先手を取るために🤟
上級者との対戦になるほど台上で先手を取れるかどうかが重要になります。
◆バック前のチャンスボールに対する強打
今回は、台上でバック前に来たチャンスボールを強打する方法を説明させていただこうと思います。
ただ浮いているチャンスボールを打つ際の解説だけでなく、下回転のチャンスボールを打つときと、ナックルのチャンスボールを打つときの違いについても説明させていただきます。
(1)下回転のチャンスボールに対する強打
下回転の切れたチャンスボールを強打する方法を説明します。下回転の浮いたボールを強打する場合は、まずラケットを垂直よりも開いて、面が少し上を向くくらいに角度を作り、そこからラケットを捻りながら打球するというのが基本です。
面を被せた状態で打ってしまうと、打球がネットを超えず、また捻りの力も使えないため打球に威力も出ません。
(2)ナックルのチャンスボールに対する強 打
ナックルのチャンスボールに対する強打について説明します。
下回転のチャンスボールを強打するときのように、面の角度を作ってから捻る力を利用して打球するのは同じです。その際に異なるのは、ラケット面の角度を丁度台に垂直なくらいにしてから打球することです。
(3)3つのポイント
下回転のボール、ナックルボールのどちらを打つときにも共通したポイントについて説明します。
❶打球点についてですが、どちらの時も、ボールの一番高いところの頂点を打球するようにしましょう。
頂点の前や、頂点を過ぎた後に打球すると、ボールの位置が低くなってしまって、ミスが出てしまいます。
➋スイングスピードについてです。台上のボールなので、あまり思い切って振り抜けない人も多いと思いますが、スイングスピードが落ちてしまうとネットにかけたり、威力が出なかったりとミスが出てしまいます。そのため、台上のチャンスボールを打つときは思い切って鋭くスイングするようにしましょう。
❸打球時にボールを捉える位置は、対下回転の時はボールの真後ろくらいを、対ナックルの時はボールの少しだけ上くらいを捉えるとよいでしょう。
これらのことを意識して、バックに来た台上のチャンスボールに対する強打をマスターしましょう。
♣試合中バック前に来たチャンスボールのミ ス多くないですか? バック前の短いボールに対してのバック強 打解説!!
🏓初級者から上級者まですべての選手に有効 サーブからの必殺戦術!!
初級者から上級者まですべての選手に必要なのはサーブからの戦術です。
◆サーブからの戦術
今回は初級者から上級者まですべてのレベルの選手に役立つおすすめのサーブからの戦術を紹介させていただこうと思います。
その戦術とは、バッククロスにナックルのロングサーブを出して、その後を三球目攻撃するというものです。
(1)ナックルのロングサーブの特性
ナックルのロングサーブは当てるだけだと落ちてしまいます。そのため、相手は少し持ち上げるようにしてドライブでレシーブしてくるか、もしくは浮いたツッツキでレシーブしてくることが多いです。
どちらにしろ、少し高いボールで返ってくるので、それを三球目攻撃します。ドライブで返ってきたらカウンターで、ツッツキで返ってきたらドライブやスマッシュで返球するようにしましょう。
(2)ナックルのロングサーブを出す方法
初級者の中にはサーブに回転をかけて切れたサーブを出すのが苦手な人も多いと思います。そんな人でもナックルのロングサーブは覚えやすいサーブになります。それにナックルのロングサーブはスピードも出しやすく、深いところに出すのもやりやすいです。
また、このサーブの質を高めることで、中級者、上級者の選手であっても強くは打てず、持ち上げてくるのでカウンターで三球目攻撃を狙うことができます。
(3)ナックルサーブを出すコース
このナックルのロングサーブを出すときは、必ず相手のバックのコーナー奥深くに出すようにしましょう。これが浅くなってしまうと、ナックルの効果が半減してしまいます。
浅くなってしまったナックルは相手も詰まることがなく、ドライブで持ち上げたり、ツッツキを浮かしたりなどの甘いレシーブはしてくれません。
このように、ナックルのロングサーブは出しやすいわりに効果的なサーブになりますので、これらを意識してぜひナックルのロングサーブからの三球目攻撃をマスターしましょう。
♣初心者から上級者まで使える瀬能コーチお すすめのサーブからの戦術とは?
🏓これができればロングサーブは怖くない その名も「サイドスピンレシーブ」
不意にバックに出されたロングサーブに対してサイドスピンレシーブができると、ロングサーブが怖くなくなり、レシーブが安定するようになります。
◆サイドスピンレシーブとは
今回は、バックに出されたロングサーブに対するサイドスピンレシーブを説明させていただこうと思います。
サイドスピンレシーブは、不意にバックに出されたロングサーブに対してドライブで返球するのが難しい時に使ってもらうとよい技術です。
ロングサーブに対してドライブで返球しようとすると、面の角度や、身体の位置などを正確に調整して打球しないと安定して返球することができません。
その際に、ボールの横を捉えてサイドスピンをかけて返すことで、オーバーミスをを減らし、変化のある返球をすることができ、非常に有効です。
(1)スイング方向と打点
このサイドスピンレシーブをするときのスイング方向としては、右利きの人は右から左方向に、左利きの人は左から右方向にスイングしてください。
打点としては、ボールがバウンドして上がってくる途中を狙うことを意識しましょう。打点はできるだけ早い方がいいですが、バウンドしてすぐを狙うのは難しいので、少し遅れてもよいので上がってくる途中くらいを打球しましょう。
しかし、待ちすぎて頂点を超えてしまうと詰まってしまうので必ず頂点を超える前に打球することが大切です。
(2)サイドスピンレシーブのコツ
サイドスピンレシーブをするときのコツとしては、ラバーの表面で薄くとらえてやることです。薄くとらえることで、ボールが前に飛ばなくなり台に収まりやすくなります。
また、ペンホルダーの選手は、ボールの後ろではなくて、左側面に入り込んでこする意識をすると、より逃げるようなコースに打球をすることができます。
シェークハンドの場合は横側面に入りすぎると角度を作るのが難しいのでそのまま横に引っ張って後ろをこするくらいがやりやすいです。
(3)返球する場所
このサイドスピンレシーブで返球するときには相手のサイドを切るところを狙ってレシーブするようにしましょう。
やはり、横回転でレシーブをすると、前進回転でレシーブをするときよりもスピードが落ちるので、甘い位置に入ってしまうと強打をされる可能性が高いです。
そのため、サイドを切るくらい厳しいコースを狙うように意識しましょう。
また、相手のロングサーブが上回転だったら少し面を被せて、ナックルだったら少し面を上に向けるなど、打球時の面の角度を調整することも大切です。
これらのことを意識して、バックに出されたロングサーブに対するサイドスピンレシーブをマスターしましょう。
♣不意を突かれたバックに来るロングサーブ がとれない方必見✌️ サイドスピンレシーブ解説!!
次回は、これが出きると試合が変わる(その5)で、サーブ・レシーブ・ドライブ・ブロックなどをさらに詳しく紹介させていただこうと思います。