ユニフォームウェアのルール規定・試合や大会での服装🌈
卓球のユニフォームには、様々な規定やルールがあります。
大会で着るものには、指定があるのをご存知ですか!? これを知らずに出場して、失格になってしまうのは悲しすぎます。練習の成果を発揮するどころではありません。
また、試合会場まで、どういったウェアや服装で行けばいいのかも悩みどころですね。特に社会人になると、ジャージで電車移動することに、抵抗がある方も多いです。
今回は、卓球のユニフォームのルールや試合での服装について、解説させていただきます。
(1)ユニフォームは必ずJTTA ワッペンがついたもので
卓球の大会や試合で着るユニフォームは、必ず「JTTA」のワッペンがついたものでないといけません。
JTTAは、Japan Table Tennis Association(日本卓球協会)の略です。
これは、日本卓球協会によって義務付けられているルールです。なので、上下ともにこのワッペンがついた、公認ユニフォームを着ます。
ワッペンは、練習用のTシャツなどにはついていません。商品説明欄に「日本卓球協会公認ユニフォーム」または「ゲームシャツ」と記載のあるものが、ワッペンのついたものです。
トップスは袖、ボトムスは裾の前面に、ワッペンがついています。公認ユニフォーム以外だと失格になるので、注意してください。
また、ワッペンには、赤・白・黒色の3種類があります。現在販売されている公認ユニフォームには、赤色のものがついています。
白や黒のワッペンがついているユニフォームは、ルール改正前のものです。これらは、審判長が大会会場にて、使用できるか否かを判断することになっています。
♦公益財団法人 日本卓球協会 ルール改定
ウエア・ワッペンについて
詳細は【ボールとは違う色のユニフォームを着用】の項で、説明します。
このように、卓球の試合や大会では、必ず「JTTA」のワッペンがついた、公認ユニフォームを着ます。
(2)タブルスや団体戦ではお揃いの ユニフォーム
卓球のダブルスや団体戦では、お揃いのユニフォームを着るルールとなっています。
色違いは認められません。色やデザイン、すべて同じものを着用します。パッと見ではわかりにくい、黒いショートパンツも、全く同じものにしてください。
地方の小さな大会やオープン試合では、揃っていなくても大丈夫なこともあります。しかし、大きな大会や公式戦では認められず、失格となります。
特別な事情があって揃えられない場合は、事前に主宰団体や審判長に報告・相談することをおすすめします。
以上のように、ダブルスや団体戦では、同じお揃いのユニフォームを着なければなりません。
(3)対戦相手やチームと異なる ユニフォームでなければならない
卓球では、対戦相手やチームと異なるユニフォームを着用しなければならない、というルールがあります。
同じユニフォームを着ている場合は、どちらかが着替えます。これは、本人もしくは代表者がじゃんけんをして、負けたほうが着替えるパターンが多いです。
このことを想定すると、最低2種類のユニフォームを持参しておくと、安心です。また、全く同じではなくても、似たような色やデザインだと、着替えが必要になる場合もあります。
選手の識別が簡単にできないと、特にダブルスでは、サーブ・レシーブの順番などを間違う可能性が高くなります。どちらのチームの選手なのか、ハッキリとわかることが大事です。
このように、対戦相手やチームとは、異なるユニフォームを着用するルールです。
(4)ボールとは違う色の ユニフォームを着用
卓球では、ボールとは違う色のユニフォームを、着用しなければいけません。この理由は、ボールを識別しやすくするためです。
公式試合で着用するシャツ(袖・襟を除く)や、パンツ・スカートの主要な色については、規定があります。これらは、「ボールの色と明らかに違う色」でなければなりません。
現在は、ほとんどの大会で白色のボールが使用されています。なので、白いユニフォームは着用できません。
ラージボールの大会など、オレンジ色のボールが使用される試合では、同様にオレンジ色のものは着用できません。
このルールに関係してくるのが、前述した JTTAワッペンが白・黒色のユニフォームです。これらは主に、オレンジ色のボールを使用していた時代のものです。
前述したように、白色のユニフォームは現在NGですが、着用できる場合があります。ユニフォームの前面・背面に、白色を含んでいなければ着用できます。また、白色を含んでいるものでも、その割合によって判断が分かれます。
下図のように、白色の割合が多い、または白色が胸全体に集中しているものは着用不可です。
また、白色に見間違うほど、白に近い色のユニフォームもダメです。ちょうど、下図のようなものです。
いずれにしても、大会主催者や審判長の許可が必要です。
例外として、中学生の市内予選などでは、学校の白い体操着を着て出場することがあります。この場合は、白ユニフォームの着用を容認されているということです。こうして、ローカルルールが適用されていることもあります。
以上のように、ボールとは違う色のユニフォームを着用するルールです。
(5)試合会場に行くまでの服装
試合会場に行くまでの服装は、ジャージやカジュアルなもので大丈夫です。
学生は、指定のジャージやウェアを来て行くことが、ほとんどです。中には、制服で移動する学校もあります。
社会人は、自由です。窮屈な服装だと、パフォーマンスに影響するので、カジュアルなものがいいでしょう。所属チームのジャージを着て行ったり、私服で行ったりします。
女性の場合は、スカートよりもパンツスタイルのほうがいいです。チノパンに、Tシャツ+パーカーなど、アクティブで着替えやすいものにしましょう。
いずれの場合も、靴はスニーカーがおすすめです。
ジャージの中に、ユニフォームを着ておくと、着替える手間が省けて楽です。試合前の練習で汗だくになる人は、Tシャツを着て行き、試合前に着替えましょう。
試合後も、ユニフォームのまま帰るより、着替えたほうが快適です。なので、ジャージで行く場合も、帰り用のTシャツを持参するといいです。また、シャワーを利用するなら、大きめのタオルも持って行ってください。
このように、ジャージやカジュアルな服装で、試合会場まで移動します。
♣まとめ
今回は、ユニフォームのルールや試合での服装について、解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか!?
卓球の大会に出場するには、JTTA公認ユニフォームとゼッケンが必須です。なので絶対に、忘れないようにしてください。
また、コンディションや試合でのパフォーマンスに差し障りのない、ウェアや服装で会場まで行きましょう。
次回は、ユニフォームにつけるゼッケンのルール!!位置やつけ方を紹介させていただきたいと思います。