【ラバー編・その18】丹羽孝希選手も愛用しているトリプルダブルエキストラの性能を徹底レビュー!!
トリプルダブルエキストラというラバーが発売当初から大人気ですね!!
2月頃にVICTASに直接注文すると、黒MAXは3月末まで品切れで、赤MAXは4月末まで品切と言われビックリしたことを覚えています(笑)
今回は、トリプルダブルエキストラに絞って、ガッツリレビューさせていただきたいと思います。
トリプルシリーズの中でも特にダブルエキストラが気になると言う方は、是非ご覧いただければと思います。
(1)トリプルダブルエキストラとは!?
トリプルダブルエキストラは、日本の卓球メーカー「VICTAS」が発売した、トリプルシリーズの強粘着性の裏ソフトラバーです。
♦トリプルシリーズには
▣「トリプルレギュラー」
▣「トリプルエキストラ」
▣「トリプルダブルエキストラ」
の3種類があり、トリプルダブルエキストラは一番上級者向けの粘着ラバーになります。
(2)トリプルダブルエキストラは丹羽孝希 選手も愛用
この記事でレビューするトリプルダブルエキストラは、なんとオリンピック代表の丹羽孝希選手も愛用しているラバーです。
以前までは、同じVICTASのラバー 「V15エキストラ」を両面に貼っていまし た。
ですが、2021年の全日本選手権ではバック面にトリプルダブルエキストラを使用し、今では両面に使用しています。
トリプルダブルエキストラは、オリンピック代表選手も認めるラバーということになりますね。
(3)トリプルダブルエキストラのフォア技 術のレビュー
ではまず、トリプルダブルエキストラを使って、フォア技術のレビューをしていきます。
ちなみにスワットパワーにトリプルダブルエキストラのMAXと、もう片面にはV15エキストラのMAXを貼った物を使用しています。
❶上回転に対してのフォアドライブ
上回転に対してのフォアドライブは、ボールがラバーに当たった瞬間、ボールが上に持ち上がる感じがあり、かなり弧線を描く弾道になります。
擦れば擦るほど回転量は上がりますし、その分弧線を描いてくれるので、ドライブは深く入りますがオーバーミスの心配がありません。
❷下回転に対してのフォアドライブ
下回転に対してのフォアドライブは、スポンジが硬いのと粘着のおかげで、どれだけ回転のかかったツッツキやカットでも、しっかりと持ち上がる感覚があります。
ボールを持つ感覚がかなりあるので、ネットミスをしない安心感があります。
➌ミート打ち
フォアのミート打ちは、個人的にあまり得意ではないんですが、しっかりと弾ける打球感で思ったよりも打ちやすかったです。
ただし球離れが早いので、ある程度のスイングスピードがありインパクトをかなり強くしないと、少しミスが増えるかもしれません。
❹カウンター
カウンターはかなり打ちやすく、相手の回転にも威力にも押し負ける感じがなく、威力を倍にしてカウンターを打てている感じです。
他のラバーであれば威力に押し負けてカウンターをミスしてしまう場合でも、トリプルダブルエキストラならしっかりと台に収まってくれます。
➎フォアフリック
フォアフリックは、腕の力がないと少し難しく感じるかもしれません。
台上技術はあまり飛ばないので、上手くフォアフリックするには、腕のスイングと右足の体重移動を上手く使って飛ばすようにすると安定します。
❻フォアツッツキ
フォアツッツキもフリックと同様で、あまり飛ばないので気を抜いてツッツキをすると中途半端な長さになってしまいます。
深くツッツキしたい場合は、擦りながらも少し押し気味に打つようにするといいです。
また思いっきり擦れば回転量が抜群で、相手はなかなかスピードドライブが打てないと思います。
❼フォアストップ
フォアストップは、台上技術の中でもかなり打ちやすく、かなりストップしやすかったです。
弾まない分しっかりボールが止まってくれるので、ストップは安心してできます。
❽フォアブロック
フォアブロックも、トリプルダブルエキストラは相手の回転や威力に押し負ける感じなく、しっかりと止められます。
当てるだけでもしっかり入りますし、少し擦るだけでも伸びるブロックもできます。
(4)トリプルダブルエキストラのバック技 術のレビュー
続いてトリプルダブルエキストラを使って、バック技術のレビューをしていきます。
❶上回転に対してのバックドライブ
上回転に対してのバックドライブも、フォアと同様に打った瞬間ボールが上に持ち上がる感覚があります。
またしっかり引っかかる感じがあるので、バック面には柔らかいラバーが好きという方でも使いやすいと思います。
ただある程度スイングスピードが早くないと、使いこなせないかもしれません。
❷下回転に対してのバックドライブ
下回転に対してのバックドライブは、フォアに比べると持ち上がりやすさはありませんが、その辺の粘着ラバーに比べるとかなり打ちやすいと思います。
またループドライブはかなり打ちやすいですが、スピードドライブはある程度の技術がないと難しいです。
➌ミート打ち
ミート打ちは、思ったよりもかなり弾きやすく打ちやすかったです。
ただ少しコントロールは難しく、おもいっきり弾くとオーバーミスが増えそうな感じはあるので、力加減が大事になります。
❹カウンター
バックでもカウンターは打ちやすく、前陣でも後陣からでもカウンターしやすかったです。
ただフォアに比べると、ミート打ちと同じでコントロールが少し難しいかなと感じました。
➎バックフリック
バックフリックも、フォアフリック同様に少し難しいかなと思いました。
つなぎのフリックはできますが、攻撃的なフリックをしようとすると安定しなかったです。
どうやってインパクトを強くするのかが大事になってきます。
❻バックツッツキ
バックツッツキは、正面のボールを打つ分フォアツッツキよりも深くツッツキやすかったです。
また回転がかかりやすいので、流しツッツキもしっかり回転がかかってかなり曲がる、質の高い流しツッツキができました。
❼バックストップ
バックストップも、フォアストップと同じで弾まない分、しっかりと止まるストップができます。
ストップはフォアもバックも打ちやすいですね。
❽バックブロック
バックブロックも、相手の威力に押し負けることなく打ち返すことができます。
また当てるだけのブロックより、程よく弾まないので軽く上回転をかけたり横回転をかけるブロックの方が、打ちやすいかもしれません。
(5)トリプルダブルエキストラのサーブの レビュー
最後にトリプルダブルエキストラを使って、サーブのレビューをしていきます。
❶回転量について
サーブの回転量は、強粘着ラバーなだけあってかなりかかりますし、かけやすいです。
回転をかけるのが苦手な人でも、ある程度回転量が上がると思いますし、軽くスイングしただけで勝手に回転がかかる感じがあります。
またおもいっきりスイングして薄く擦れば擦るほど回転量が上がるので、回転に関しては申し分ないです。
❷ショートサーブの出しやすさ
弾みすぎるラバーは、短いサーブが出しづらい傾向にありますが、トリプルダブルエキストラは良い意味で弾まないので、短いサーブはかなり出しやすいです。
➌ロングサーブの出しやすさ
ロングサーブは出しづらいことはないですが、深くエンドラインギリギリに出そうと思っても、少し浅くなって甘くなりやすい印象でした。
深くロングサーブを出すには、オーバーミスさせるくらいかなりおもいっきり出す必要があります。
(6)トリプルダブルエキストラをオススメ するユーザー
トリプルダブルエキストラは、相手の回転や威力の影響を受けずに自分の卓球をしたい方や、今使っている粘着ラバーよりも良いラバーを探している方にオススメします。
トリプルダブルエキストラは、スポンジ硬度がかなり硬いスポンジに、強粘着のシートを組み合わされているので、非常に相手のボールの影響を受けづらいラバーです。
そのメリットを最大限に活かすことで、影響を受けずに自分のプレーを思い通りにすることができます。
また、もともと粘着ラバーを使っていて現状に物足りなさを感じているのであれば、ぜひ使ってみることをオススメします。
♣トリプルダブルエキストラのまとめ
今回は、トリプルダブルエキストラについて徹底レビューさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか!?
徹底レビューしてみると、トリプルダブルエキストラは全体的に性能がよく、他の上級者向けの中国ラバーに引けを取らないなと思いました。
特に下回転に対してのドライブがかなり安定して持ち上げられましたし、下回転に負ける気がしなかったです。また相手のボールの影響を受けづらいので、カウンターも打ちやすいのが印象的でした。
この記事を見てトリプルダブルエキストラに少しでも興味を持った方がいれば、是非試しに使ってみていただければと思います。
次回は、【ラバー編・その19】V20ダブルエキストラの特徴や評判を紹介させていただきたいと思います。
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