ONE VOICE ZINE vol.6 xtkx(OTUS,INSIDE,UMBRAGE,It's For Life Booking)
ONE VOICE ZINE vol.6はxtkx(OTUS,INSIDE,UMBRAGE,It's For Life Booking)です。実は彼が上京して間もなくの時期に知り合い、気が付けば随分な時間が経っていました。なので質問口調が親戚のおじさんライクなのは勘弁してください。
それはそうと、学生時代からアグレッシブなバンド活動、近年では海外のハードコアフェスにも足を運ぶ彼ですが、自らの来歴に関してはSNS含めそれほど多くを語っていません。もしかしたら話したくないタイプなのかな?と思いつつオファーすると、意外なほど快諾してもらい、たっぷり語って頂きました。手前味噌ですが、今回は逆質問もガッツリしてもらい、三部構成ぐらいの内容となっています。盛り沢山の長めではありますが、お楽しみ頂けると幸いです。それではどうぞ!
■最近どう?(2020年12月現在)
ー久しぶりだよね。今年はどうだった?OTUSのリリースもあったよね。
そうですね。1月22日にOTUSのアルバム"Murk"をリリースして、3月の頭まで3本やってライブは止まったんですよね。地方に行こうとか海外に行こうとか、そういう話もあったんですけど全部飛んでしまいました。最近ではライブをしているバンドもいるし、勿論やりたい気持ちもあるんですけど、結局都合が付かなくて。コントロール出来る事でもないですし、仕方ないとは思うんですが、バンドとしては残念な気持ちもありつつ…ですね。コロナもまだ収まっていないし、これから何が出来るか?を考えていこうかなと思っています。
ーそうだ、個人の話でしたね。最近は何を聴いてる?
個人の質問の方が答えやすいです(笑)KMさんの Twitterもチェックしてるんですけど、僕も新しいバンドはかなりチェックしてます!…って、直近で聴いてるものですか?良かったものですか?
ー良かったものにしときましょうか(笑)どちらでもいいよ。
最近はですね、Mil-Specのアルバムが凄く良かったですね。やっぱりLockin' Outのバンドのリリースは良いなと改めて感じました。そこから遡ってLockin' Outの過去の作品を聴いていて、その中ではLook Aliveが良かったですね。MENTALそのまんまですけど(笑)後はNarrow Headのアルバムも良かったです。その前に出してたEPも好きです。後はSPYもよく聴きますし、SCALPも良かったですね。ヘヴィになったGulchみたいな。
ー結構ハードコアパンク寄りだね。イメージ的にもっとヘヴィなもの寄りかと。
そうですね。今年のヘヴィなもので言ったら…GRIDIRON, PAIN OF TRUTHが良かったですね。今パッと思い付くものだと、そんな感じですね。あとは今年リリースのECOSTRIKEとCODE ORANGEのアルバムはやっぱり凄く良かったです。
■コロナ禍の生活で変わった事
ーこんなご時世になって生活で変わった事って何かある?
2つあるんですよ。1つは映画をよく観るようになりました。Netflixや、映画館もたまに行ったりしますね。海外ドラマも観るようになりましたし。2つ目は意識的に運動するようになって、以前からジムに行ってるんですけど、その頻度が上がりましたね。
趣味という事で言うと、服とかスニーカーが好きで、それで海外に行ったりしましたけど…そうですね、今まで本当にハードコアばっかりというか、音楽ばっかりでしたね(笑)
ー映画は何を?
「ゲットアウト」とか面白かったですね。渋井さん(16REASONS,STILL,beyondman)に薦められた「レヴェナント:蘇りし者」も凄かったです。そんなにレオナルド・ディカプリオ好きじゃなかったんですけど。映像も凄く綺麗でしたしね。
あと映画じゃないんですけど「ブレイキング・バッド」も面白かったです。今更ですけど自粛期間中に一気に観ました。あとはドナルド・グローヴァーが出ている「アトランタ」とか。ラップやドラッグの話ですね。今観ているのは「マインドハンター」です。
ー僕は「ブレイキングブレイキング・バッド」は実は1話の途中で力尽きて、それ以来…
早すぎませんか?(笑)シーズン1の途中からシーズン2にかけてヤバくなるんですけどね。
ー皆んなそれ言うんだよね。「マインドハンター」も途中で止まってるけど、今のところシーズン2までだから時間が出来たら観ようかなと。
まだ諦めてないんすね(笑)「ブレイキング・バッド」も是非。でも僕もじっとして観ているのが苦手で、ジムで有酸素運動(ランニングやエアロバイクなど)をする時、30分とか時間を決めてやる時に、1話だったり、途中までだったり、そうやったりして観ていく事が出来ましたね。
ーその方法は良いね!こういう状況になって、外に遊びに行けなくなったり、出来なくなった事が沢山あってマイナスに思っている人と、その分いろんな発見があって、してこなかった事を始めてプラスに思ってる人などなどいると思うんだけど、プラスマイナスで言ったらxtkxはどっちだと思う?
僕はマイナスですね…全部では無いですけど。自分は人生に於いて"体験"を重視するんです。今年は海外に行けなかったので。毎年必ず海外にライブ観にとかで行ってるんですが、"足を動かして体験すること"が無かったという意味ではマイナスでした。その分、映画やドラマを観るようになったり、音楽を長い時間聴くようになったり、違う身体の動かし方をするようになったり、というのは勿論プラスですけどね。マイナスというか、今までやっていた普段通りの事や予定していた事が出来なかった、ですかね。
■どんな子供だった?〜音楽との出会い
ーこの辺で生い立ちを聞いていこうと思うのですが、生まれはどちらに?
生まれは宮城県の仙台市です。
ーどんな子供だった?
どんな子供だったかな…↓KMさんなら想像付くかと思うんですけど、ひねくれてましたね。
小学校の最初の方とか本当に学校に行きたくなくて。不登校とかいじめられていたわけではないんですけど、毎朝ゴネて親に連れて行かれる感じでしたね。ませた子供だったんですよ。一年生とか二年生の頃とかって、こう…他人に対してリスペクトの無い行動を取る子供が多いじゃないですか。突然叩いてきたりとか。そういうのが本当に嫌で「なんでこいつらは人間としての情緒が保たれていないんだ!そんな動物園みたいなところに行きたくない!」みたいな、今となっては馬鹿らしい話なんですけどね。人を見下した子供だったと思います(笑)なんとか学校に行ってたから踏み外さなくて良かったなと思っています。
ー想像つきます(笑)
でも勉強は好きでしたよ。自分で言うのもですけど、成績は良かったので…嫌な子供ですよね(笑)僕は保育園に行ってたんですけど、中には字を書いたりとか「ねこふんじゃった」とか弾けたりとかする子がいたと思うんですけど、そういうの保育園で一切教わらなかったので出来なかったんですよ。小学校入るまで字も書けなかったですし。けど入学してから、そういうのが楽しくて、それで勉強は好きになったのかもしれないです。KMさんもクセが凄そうですよね。
ーxtkxの言ってること全部わかります。自分は態度があまりにも悪過ぎて↓授業参観に来た母に帰ってから凄まじい勢いで怒られたりしたし…
そうなんですか。何か共感してくれるかなとは思ってました(笑)
ー小学校低学年の頃から鍵っ子だったしね。1人の時間が多くて自然とひねくれて…
僕もそんな感じでした。両親が共働きで。鍵っ子というか、祖母の家の近くの小学校に通ってたので、学校が終わったらそっちに帰ってましたね。両親の仕事が終わったら、自分たちの家に帰って、夕食は一緒に食べてましたけど。
ーお互い、よくバンドとか団体行動しているもんだと思うよね(笑)
そうなんですよ(笑)有り難い話です。僕とバンドを一緒にやってくれている、今まで一緒にバンドをやってくれたメンバーには感謝しかないです。
ーでもバンドやってる人って結構こういう人が多くない?
そうですね。だから理解してもらえるのかもしれないですね。そこに甘えてはいけないとは思いますね。
ー中学は部活は何部に?
中学の頃は卓球部でした。あんまりやりたくなかったんですけど、学校の方針で絶対部活に入らないといけなくて。でも中一の頃からギターをやってたので、真面目にやった記憶はないですね。卓球部はそんなにやらないだろうと思ったら結構ガチで、キツいな…と思いつつ…でも、ちゃんとはやってませんでしたね。音楽の方が全然好きでしたね。
ー今、卓球やろうって言ったら出来る?
出来ると思いますよ。卓球やってたって他人に言ったことあんまりないですけど。
ーまた剣道部とか言われたらどうしようかと思ってました(過去回3人剣道部)
高校の時は半分適当なんだけど、合気道部でしたよ。
ー意外!
出来るんですよ。そこで凄く受け身の練習して。合気道ってインチキっぽいところもあるかと思うんですけど、そうでもない所が結構あって。そのお陰でステージダイブの時に役に立ってます(笑)飛び受け身的なのですね。突っ込んで行くのって危ないですしね。
ー中一の頃からギターを弾いてたとの事だけど、音楽との出会いはいつ頃から?
根源的な事で言うと、母が中学校の音楽の先生なんですよ。家にグランドピアノがあって、父も音楽が好きで、クラシックギターとか家にあって。僕は小学校の中学年ぐらいまではそんなでもなかったんですけど、3つ上の姉がTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとか聴いてて、ギター格好良いなと。それで中学に入ってからギター弾きたいと思い、中一の10月30か31日にギターを買いました。
ーどういう経緯でハードコアに?
僕がギターを買った時にAIR(車谷浩司,Spiral Life,Laika Came Back等)の音源を買って聴いてたんです。で、ギターがうるさくて格好良くて。もっとヘヴィな音楽は無いかなって探してたんです。
地元のLaox(ラオックス)かな、新星堂が入ってたんですけど、置いていたフリーペーパーでMEGAFORCEの特集をしていて。そこで取り上げられていた山嵐とかMINOR LEAGUEとかGERONIMOとかを買って聴いてました。
ー年齢の割に早い方だね
ですかね。それが13歳ぐらいで…そこからdigり精神で、MINOR LEAGUEのインタビューを読んでいたら「マックス・カヴァレラの音が…」とかあって、誰だそれ?と。どうもSepulturaっていうバンドにいて、今はSoulflyってバンドをやってるらしいと知って。Roadrunnerから2nd(Primitive)を出した頃で、お小遣いで買って聴いてみたらヘヴィで格好良かった。
一方、日本はどうなんだろう?と思って調べてみたらSTATE CRAFTというバンドがいるらしいと知ったんです。そうしたらGOODLIFEから出していたアルバムが丁度ラオックスに売っていたんですよ。
聴いてみたら、「信じられない、なんでこんなにギターが歪んでるんだ?ヤバい」と衝撃を受けました。14歳ぐらいの時でしたね。いろいろ調べてたら、当時EAT MAGAZINE.netっていうのがあって、僕は紙媒体よりもネットの方を先に読んでたんですけどね。インタビューのアーカイブがあったので、ほぼ全部読んだんですよ。ネットの回線も遅かった頃に、時間がかかりそうなのはプリントアウトして読んだり。そこから仙台でハードコアのCDを置いてるディスクノートとか行くようになったりとかして、どんどんのめり込んで行きましたね。
ー優秀過ぎる入りだね!
でも周りの友達で同じようなの聴いてる人いませんでしたよ。中三の時に"URBAN WARFARE"(fear,terrorと銘打って2枚でリリースされた、日本のハードコアバンドによる豪華コンピレーション)が出て、それをめちゃくちゃ聴いていて。「CRANK格好良いな」ってなってたんですけど、周囲は全然で…。MINOR LEAGUEとかはいたんですけどね。
ー過去回でも触れて?るんだけど、所謂メロコアまでは良くても、ハードコアとなると急にストップがかかる人って結構いるよね。自分の周りの友達でも、"ハードコア聴く"って言うと「そっち行っちゃったかー」みたいな。
ありますね。僕の周りでもBRAHMANやゴイステ(GOING STEADY)とか、ハイスタ(HI-STANDARD)は"Making The Road"とか好きですけど、そこら辺までは聴く人がいましたけどね。今思えば、そこで止まれば良かったんでしょうけど、突っ込んで行ってしまったので(笑)メタルとかだったら、もう少し間口が広かったかもですね。
ーより特殊なイメージはあったんだろうね
ですね。その頃"HARDCORE PRIDE 3"や"TOKYO HARDCORE DOCUMENTARY"のVHSが出て、めちゃくちゃ観ました。
ー仙台にいた時はバンドはやらなかった?
中学、高校で友達と文化祭でやるようなのはやりました。とにかくハードコア聴いてる友達がいなかったですしね…。1人でひたすらハードコアを聴いて、雑誌を読んで、ビデオを観て、インターネットを見て、買えるCDは買って、みたいな感じでした。在宅ハードコアでしたね。
ー今の僕ですね。
■上京〜バンド活動へ
ー大学進学で上京してくるわけだけど、UMBRAGEに入ったのは東京に出て来てすぐに?
すぐですね。バンドがやりたくて、最初にコンタクトを取ったバンドは、ディスクユニオンでメンバー募集のチラシが貼ってあったんですけど、連絡したら「週2回3時間スタジオに入っている」と言われて。大学生だし、流石にそれは時間取れないな…と思って断念して、他にギターで募集していたのがUMBRAGEで。元々知ってたわけじゃないんですけど、聴いてみたら格好良くて。それでサトシさん(vo.)と知り合って、2006年の6月に加入しました。
ーUMBRAGEは僕もxtkxが入る前から仲良くして貰ってたバンドだったんだけど、その時は色々あってボーカルとドラム以外が抜けた状態だったんだよ。そんな紆余曲折を近くで見てて、それからサトシくんが「新しく入ったギター」と紹介してくれたのがxtkxで。自分とはそこからの付き合いなんだよね。
でしたね。上京して割とすぐにKMさんと出会いましたね。もう15年になるんですね。ヤバいですね(笑)
※出会って暫く経った頃の僕ら↓↓
ー18,19の時のxtkxは素直でチャーミングだったのにね…。サークル入ってたよね?
入ってました。ビートルズ研究会でアビーロードっていうサークルです。
ー部活は嫌だったけど、サークルは大丈夫だった、と?
大学なんだからハードコア好きな人ぐらいいるだろうと思ったんですよね。それで入学式が終わって最初に学校に行く時に確かTHE PROMISEのTシャツ着て行ったんですよ。サークルの勧誘とかあるんですけど、声をかけてくれたのが、当時SILENCE KILLS THE REVOLUTIONでギターを弾いていたDEVUさん(Hopless Dew)やハイシマさんで、やっぱり(ハードコアを)知ってる人いるんだなと思って。面白そうだし入ろうってなったんですよね。入ってみると、DEVUさんと同じ学年にフクサトさん(Asthenia)、カツタさん(Heaven In Her Arms)、1つ上にハナザワくん(Isolate)がいて、ちょっと離れた年代で、院生だったコレさん(BLINDSIDE)がいました。ハードコアに詳しい人が多かったし楽しかったので、サークルは結構やってましたね。コピパンとかやったりして。
ーReprisalとかやってなかった?
やってたかも知れないなあ…記憶に残ってるのはBIRTHPLACEなどで、あとは変なバンドばっかりやってたかな…。そういえばCalibanとかやりましたね。"Vent"の頃の。遊びでその当時の流行りものをコピーしていましたね。COMEBACK KIDとか。大学生っぽいですね(笑)
ー学生時代のxtkxの話っていうと、ライブのセキュリティのバイトも印象的でした。「行ったらxtkxがセキュリティにいたんだけど、働かないでライブ観てた」っていう目撃証言多数の(笑)
やってましたね。セキュリティ兼ステージハンド(機材搬入出)だったんですけど、あれは楽しかったですね(笑)
ー変な話だけど、その中で印象に残っているライブってありますか?
ありますよ!2つあって、どっちも渋谷O-EASTなんですけど、GORILLA BISCUITSの来日でセキュリティしてて、全く働かずに観てました。その時は面識無かったんですけど、今、仲良くしてて、アメリカ行った時いつも泊めて貰ってるJasonって奴がいて、そいつのステージダイブをぜんぜん受け止めずに観てましたね。
ー良いバイトだよ(笑)
あとはヒップホップなんだけど、般若のライブが凄かったんです。その時はヒップホップとか興味が無くて、全然知らなくて、何が起きていたとか記憶にないんですけど、ラップでこんなにヤバいのかっていうのは印象に残ってますね。
そのバイトの繋がりでミュージックステーションの照明の片付けとかもやったりしたんですよ。タモリが帰って、女子アナが帰って、そこからバラすっていう。「今日のジャニーズのセット、手が込み過ぎじゃない?」とか思ったりして(笑)
バンドとしてはUMBRAGEやって、Falling Apartっているユースクルースタイルのバンドをやって、大学三年か四年の頃にINSIDEを始めて、Still I Regretやって…って感じですね。今はOTUS,INSIDIEに加えて、LOYAL TO THE GRAVEでサポートという形でベースを弾かせてもらっています。
■仕事とバンド
ー就職して間もない頃から来日バンドのオープニングアクトを頻繁にしてたけど大変じゃなかった?新入社員だと研修があったり、生活に慣れるのに大変な時期だと思うんだけど。
僕の会社は研修の頃は逆に暇だったんですよ。その時は残業も無いですしね。あとは年休が取れたり、都合を付けて早上がりしたりとかしてライブ出たりしてましたね。実は就職して10年くらい経ってるんですが、会社で一度もバンドやってるって言った事が無いんですよ。
ーえ!てっきりxtkxぐらいだと職場バレしてるものだと!
バンドどころか、音楽が好きとか言ったこと一切無いんです。趣味の話とかなっても「スニーカーとか好きですかねー」とか言ったり、なんで海外よく行くの?とか聞かれても「ちょっと友達が住んでて…」とか(笑)というのも、仕事をしっかりやりたかったので、バンドをやっていると言うと不利になる場面があると思ったんですよね。ライブも旅行も、社員の権利というか、決まった日数の中で、仕事に支障が出ない範囲でコントロール出来る範囲内でしか年休を取っていないんですけど、その度に「またバンドで…」とか何か付加価値つけられて文句とか言われたくなかったんです。古い体質の人は多いですしね。今だったら、コロナの時期で、ライブハウスが…とかもありますしね。
ー職場で言って、どう転ぶかわかったもんじゃないしね。自分も異動前はバンドやライブに寛容だったんだけど、異動したら不寛容というか、全くそういう事を知らない人しかいないところに行って…みたいな事があって。それで転職してからは何も言わなくなって。だから職場バレ…というか、オープンにしている人は凄いなと思うよ。
そうですね。それが正しいのかもしれないですし、かといって僕の会社が認めてくれないとかでは無いんですけどね。
ー自分のバンドでもオープンにして、コミュニケーションの手段として活用してるメンバーがいるけど、やっぱり本当に凄い。それで言ったら家族はどうなの?
家族には言ってますよ。両親はむしろ応援してくれてますしね。でも歯を折ったり骨折ったりするのはやめてくれって言われてますけど(笑)
ー基本的に音楽やって歯や骨は折らないからね(笑)
職場バレで言ったら、ネットとかではアルファベットでフルネームは出していますけど、漢字では出していないですしね。検索されても、そんなに珍しい名前でも無いので大丈夫かなと。SNSはxtakashixとかxtkxですしね。
ーそういえば"xtkx"の由来って自分なんだよ。
KMさんでしたっけ?言われてみればそうかも…?
ーmixi全盛の頃に大◯純って友達がいて、イニシャル取って"OJ"って勝手に書いてリプライ返してて。そのノリでxtakashixにも、某有名プロデューサーに擬えてxtkxってリプライを始めたんだよ。そうしたら、ある日、自身のハンドルネームもxtakashixからxtkxに変えてて、そこ突っ込んだから覚えてるんだけど。
そうかもしれない…KMさんのお陰だったんですね(笑)
ーお陰と言うほどでも(笑)xtakashixのxtkxじゃなくて、フルネームのTakashi K.の略でxtkxなんだぞ!というのは豆知識として世に知らせておきたいかな、と…。後に自分もイニシャルでKMと名乗り始めるので、その点ではOJやxtkxが大先輩。
■ベースの話。ギターと違う魅力は?
ーINSIDEでは最初からベースだったっけ?
最初はギターでした。ツインギターで。当時のベースが辞める事になって、新しく入れようにもストレートエッジの人がそんなにいなかったし、その時のメンバーで作り上げて来たものがあったので、なら物は試しで自分が弾いてみようと。それが2010年かな。ベース歴はそれぐらいしか経ってないんですよ。ギター歴の方が全然長い。
ーベースは全くの初心者?
初心者も初心者でした。アンプの使い方もわからないくらい。2010年7月の早稲田ZONE-BでのSegwei企画で初めてライブでプレイしました。手首の皮が剥けて剥けて、それが大変だった思い出があります。それからベースにハマっていったんですけどね。
ーギターに未練というか、またギター弾きたいなみたいなのは無い?
ギターは今でも弾いていますよ。作曲はギターでやっていますし。ベース始めた頃はStill I Regretでギターもやってましたしね。自分が今やっているバンドでギター。弾いているのはありませんが、(ギターで)バンドをやりたい気持ちはありますけどね。
ーベースの魅力みたいなのって具体的にある?
ありますね。ベースって…弦が太いんですよ…
ーえ…?
それでギターより低い音が出るんですよ…。
ー知ってる…(どうした?)
僕らってよくバンドの評価をする時に"ハード"っていうのと"ヘヴィ"って言い方を一番よく使うじゃないですか。バンドの中で一番その"ヘヴィ"な音を出せるのがベースだと思ってるんですよ。馬鹿っぽい発言なっちゃいましたけど、ヘヴィで格好良いなと(笑)あと僕の場合、ギターのパートも自分で作ってるので、そこは自分より上手い人だったり器用な人に弾いて貰うんですけど、ベースは自分にしか出せない音があると思っていて。そこを弾いて、かつバンド全体のアンサンブルのコントロールが出来ると気付いた時に面白いなと。ハードコアってベースとドラムが特に重要だなと思うんですけど。
ー確かに。自分は、Youth Of Todayだったかな…定かじゃないんだけど「ハードコアはベースがメロディを弾いて、ギターがバッキングを弾く」という言葉に感銘を受けて、そういう目線で聴くようになったんだよ。極端過ぎる話だけど、ハードコアはベースとドラムが成立していれば、ギターやボーカルは添え物でも良いんじゃないかと。メッセージ的なのとは別にね。
そういう面もありますね。SPYのメンバーがやっているWORLD PEACEがベースとドラムだけなんですが、違和感無く成立してますよね。もちろんギターの良さもあるんですけどね。ベースの面白さはやり始めて間もなくの頃に気が付きましたね。
■このベーシストが凄い!2020 BEST6
ーこの辺りでxtkxが選ぶ"このベースシストが凄い"を順不動で聴いていきたいなと。
5人って言われてたんですけど、6人になってました(笑)1人目は…
・Eddie (The Beautiful Ones)
この人はスタイルですね。出している音も格好良いんですが、たたずまいというか、プレイスタイルがとても格好良いです。ROTTING OUTでも昔サポートのギターとかもやっている人です。最近Alpha & Omega、The Beautiful Onesの新旧メンバーとYoung Lordzってバンドを始めて、それも凄く格好良いですね。
・Caleb DeRusha(GIDEON)
GIDEONはそんなにタイプの音楽じゃなかったんですが、新しいアルバムがヤバかったんですよ。彼はもともと違うバンド(THOSE WHO FEAR)にいて、直近作"Out Of Control"の少し前から加入しているんですが、そこから作曲にも参加している人なんです。"No Love/No One"ってシングルから結構曲のイメージが変わるんですね。さっき言ったアルバムで言うと"Bite Down"って曲がヤバいです。この人は作曲家としてもプレイスタイルもイケてるんですが、何より音作りが凄いんですよ。今のGIDEONはLimp Bizkitみたいなスタイルになっているんですが、そこをきちんとヘヴィに仕上げていて。歪んでいる音っていうと、僕らの認識だとギターの役割ですよね。でも、その鋼鉄っぽい、ガリゴリいってるアタックのハイの音の部分をギターより高い音域で担ってて、ギターより低いロウもベースでカバーする、その音域の間にギターがいるイメージなんです。ワンギターのバンドって事もあって、OTUSにも通じるところがあって影響を受けています。あとDMで質問すると使ってる機材教えてくれる良い人です(笑)
・Jonathan Buske(Another Victim,Santa Sangre,THE PROMISE,Maximum Penalty等)
やっぱりBUSKEですね。音作りも勿論なんですけど、プレイスタイルが如何にも東の人だなあと。ドヤり感だったり(笑)それが凄く格好良いですね。ベテランの中でも特に。僕の中では一番はTHE PROMISEなんですけど、Maximum Penaltyの時もライブを観たらBuskeの音だなあって思いましたね。デザインも手掛けていて、世界観が明確な人でもありますしね。
・NICK MILLER(Division Of Mind)
この人もスタイルですね。弾き方が格好良い。2017年のSOUND AND FURYで以前やっていたバンドを観たのかな。派手さは無いんでよ。ジャンプをするわけでもないですしね。でもたたまずまいが良くて。この人もレタリングやフライヤーのデザインしたりしていますね。
・BITOKU(Sailing Before The Wind)
日本の人はh8mongerさん(Saigan Terror, Doggy Hood$)、Atakeさん(Coffins, Super Structure)とかMakoto(Her Name In Blood)を始め、色んなベーシストと話をするんですが、BITOKUが一番ヤバいんですよ。狂った人です(笑)ステージのアクションとかもヤバいんですけどね。曲を作ってる身から見ても、論理的で凝り固まった考えを持っていないし、自分の考えを話しても、それを基に新しいアイデアをくれたりするし。そういう意味では面白い人だなと思いますね。体系立てて話が出来る人なので、僕が好きなものじゃなくても評価軸を立てて、これが良いと言うので、新しいものを取り入れる指標になりますね。
・Craig Setari(Sick Of It All,Straight Ahead)
Craig Aheadですね。SOIAもStraight Aheadもそこまでファンでは無かったんですが、来日した時に一緒にプレイする機会があったんですが、まずダブルでストラップかけてるのヤバいじゃないですか、何なんだ?肩弱いのかな??とか(笑)
SOIAは音源聴いてもそうですし、ベースがそんなに前に出てくるってバンドでもないじゃないですか。でも出音が凄く良いんですよ。それが日本の会場でも発揮されていて。あとベースが好きそうな感じが伝わってくるんですよね。
こんな感じです。5人って言われてたのに6人になってましたね(笑)
ーありがとう!思ったよりも面白いラインナップだし、一貫したものがあるね。
僕も、もう少し違ったメンツになるかと思ってました。でも好きなバンドと格好良いと思うベーシストが必ずしも一緒とは限らないんですよね。次点がいっぱい居るんですが(笑)選ぶ基準は雰囲気だったりスタイルだったり、出してる音が好みか、だったりですよね。それに僕が実際に観たことがあるバンドの中から選びました。
■次の世代へ伝えたい事
ー上京して15年経って、音楽も結構な年月やっているわけだけど、今までは上の世代を追う側だったxtkxも、そろそろ…というか既に追われる側になって来てると思うんだよね。そこでxtkxから次の世代に伝えたい事ってある?
そんな質問を受けるようになってしまいましたか…(笑)そうですね、年齢で言ったら、歳が下でも上でもイケてる人やそうでない人はいるので、年齢による優劣は絶対にありません。滅茶苦茶ありきたりなんですが『1つの事を続ける』っていうのは大事だと思います。何年かやっていくと「これ、わかったな、極めたな」ってタイミングがあると思うんです。でもそれってその世界で100ある項目の1つに過ぎなくて、あと99極められる事項があるんですよね。100に到達する事は絶対に無い。でもそのその世界に於いて極められる1つが多ければ多い人ほど魅力的なんですよね。今はイージーに何でもチャレンジ出来ると思うし、それはとても良い事なんですが、ある一つの事を続けて、極めたなと思っても、更に続けて進んでみる、固執する、というのが大事だと思います。僕はハードコアを20年ぐらい聴いていて、もっと長い年月を聴いている方もいますけど、嫌いになるという事は無いだろうし、まだまだ知らない事や知れる事は有ると思うし、知りたいと思う。それが好きだって事なんですよね。そういった事を追っていって欲しいですね。
ー良い締めじゃないですか。今日は本当に有り難うございました。久しぶりに会えたし楽しかった!!
逆質問、ありますよ…。
■仕込み過去イチ!逆質問コーナー
ーということで、恒例の逆質問コーナーなのですが、今回は結構考えて来てくれたとの事で…
そうです(笑)
こうしてONE VOICE ZINEやってて、面識ある人からインタビューされてると思うんですけど、面識有り無し、言葉の壁も無しで言ったら、この先、誰にインタビューしたいですか?また、何を聞きたいですか?
ーそれでいうと…BURNING SIGN,NO DAYS OFFのエロリンさんですね。そもそもOVZ発足時から地方の方にも話を聴いてみたいって気持ちが凄くあって。エロリンさんはその中でも関西で企画打ったりバンドをしたりといった面では凄く活動的な人だなと。それと個人的に考えてるテーマで、いつコロナが収まるのかわからないけど、その後の"地方"ってどうなるのかに興味があるんだよ。やり方次第では地方分権化が進むんじゃないのか、近いうちに東京の中央集権は終わりを迎えるんじゃないか、とか。そんなカタい話じゃなくて全く良いんだけど、今と、これからの地方の肌感とか聴いてみたいなと思ってます。
エロリンさん!良いですね、やりましょうよ。京都の方なので関西シーンといっても、大阪との違いもありますしね。むしろ僕が読みたいです。是非やってください。この記事で公開オファーというのはどうでしょう?(笑)
ーそうだね…。エロリンさん、突然名前を出して恐縮です。こちらが一方的に存じているだけですが、近い将来、お話をお伺いしたいと思っております。こんなZINEではありますが、ご検討いただけると幸いです!
外国の人はいないんですか?
海外は興味ある人って大体インタビュー答えちゃってるんだよね…The LocustのJustin Pearsonは凄く興味があるけど。サンディエゴの名門?カルト?レーベルThree One G.をやってたり、Swing KidsやThe Crimson Curseとかアンダーグラウンドから、それこそThe Locustや最近のDead Crossみたいな規模まで、結構な越境者なんだよね。存分に英語が出来たら、生い立ち含めて長々聴いてみたいです。インタビューじゃないけど、108のVic DiCaraは占い師もしているんだけど、彼に占ってもらいたいとかあるかも(笑)あとは、もちろん男性だけじゃなくて女性にも話を聴きたいしね。そう思うと沢山いるな…。
なるほど…。音楽以外の人だと誰かいますか?
ー色々あるんだけど…今、少しづつ手を出し始めてる事があって、70,80年代の日本映画に興味があるんだよ。というのも所謂自粛期間中に、石坂浩二版の金田一耕助シリーズを皮に切りに、日本映画を色々と観ていたんだよ。そうしたら、金田一の話だけど、演出もアヴァンギャルドで、劇伴にフリージャズ使ったり、時代設定は終戦後間も無い時期なのに、もの凄く前衛的に作られていたんだよね。当時、実際にあった復員兵詐欺とか時節も織り交ぜたり。そのマッシュアップが凄く衝撃的だった。決して古いからダメとかじゃなくて。制作背景は文献とか掘れば出てくるんだろうけど、自国の事なのにアクセスが容易では無いよね。
前置きが長くなったけど、昨今では当事者たちが次々と亡くなっていくよね。それで初めて偉大さを知るとか悲しいなと思うよ。なので、演者じゃなくても良いし、スタッフとか当時を知る人とか、そういった人達の話を聴いてみたいなと思います。
なるほど。この話だけでも一本書けそうと思うんですけど、インタビューだけじゃなく、その辺りはやらないんですか?
ー自分自身の知識が十分に備わっていないから、時間をかけて仕込みを入念にしてから臨みたいかな…とは思います。それじゃ遅いっていうジレンマもあるけどね。でも話を残すという事がONE VOICE ZINEとも共通しているし、そこを拡大出来たら良いなと。もちろんOVZもまだまだやりたい!
KMさんが2000から2010年にかけて印象に残っているライブはありますか?僕の知らない年代のライブから5本を聴いてみたいんですが。
ー2005年ぐらいまでは何となくライブ観たりバンドしたりしてたから朧げなんだけど…。今にしてみれば、そこまでは所謂ポスト90年代というやつで、バンドで言ったら、xtkx周りだと、ENDZWECKやBIRTHPLACE,NO CHOICE IN THIS MATTER,AT ONE STROKE,LOYAL TO THE GRAVE,NAIAD等々が牽引して、CRYSTAL LAKEやNervous Light Of Sunday,FIGHT IT OUTといった次の世代の中核を担うバンドが台頭して来た時期でもあったのかなと。国内の細かいライブは挙げたらキリが無いんだけど、後に繋がるターニングポイントになった大規模イベントが多かった時期かもしれないです。
・某バンド、ギター落下の件 at都内某所
これは時期も覚えてないしイベント云々では無いから具体名は省くけど、日本の、とあるバンドのギターがライブ中にパフォーマンスの一環で、演奏中にダイブして、思えば少し変な落ち方をしたんだよ。下手でね。それを含めて2曲かな、ライブ自体は普通に進んで、MCとなった時に、そのギターを始め、下手が変な尋常じゃない空気になってたんだよ。どうやら件のギターがダイブで落ちてから、MCまで2曲の記憶がすっぽり飛んでて、当人が呆然となって周りも騒然となったんだよね。そういう事には余計にセンシティブな時代だったし。ライブ後に病院に行って、事なきを得たんだけど、ハードコアライブのパフォーマンスはマジで怖いな…と。その後も色々見たしね。本当に皆んなも気をつけて下さい。
・Independence-D 2006 at新木場Studio Coast
2005年の、新木場のSTUDIO-COASTで開催されたイベントの2回目すね。ヘッドライナークラスのバンドとかは全然覚えてないんだけど、xMAROONx,ARKANGEL,さっき挙げたCRYSTAL LAKE,AT ONE STROKE等々、海外国内問わず、当時ハードコアバンドが大手資本でこんなにフィーチャーされたフェスも無いんじゃないかと。口はばったい言い方だけど、客としても屋外ステージで腕を振り回してモッシュして、色んな人に「何だこれ?!」っていうインパクトを残せたんじゃないかなと。この時から客層やシーンが変わり始めたような気がします。90年代から続く流れが終わったような。一夜にして情勢が変わるわけでもないけど、その前夜の一つは間違いなくこの日だと思います。vol.3は塩っぱかったけど…。
・MAGMA '07 at横浜文化体育館
MADBALL,H2O,SICK OF IT ALLが一堂に会したライブが日本で、それも横浜で観れるのか?!と興奮しました。興行的にはズンドコもいいところで、色々あったみたいですけどね。文体というのがまたプロレス的で…それはいいか。今や世界クラスのPARKWAY DRIVEも出てたし、同じくベテラン勢のUNDERDOGの人柄が素早らしかった、とか話題には事欠かないイベントでした。メロコアやパンク由来の主催元だったから、シーンの潮目が云々という事では無いけど、極東の日本でもこれぐらいやれるぞ、というのは感じたかな。この規模を維持出来たら、もっと世の中は変わったと思うけれど…たらればの話だよね。
・BLOODAXE FESTIVAL '07 at下北沢ERA
Independence-Dで、ある程度の認知度を獲得してたHEAVEN SHALL BURNが、日本での地位を不動のものにしたのが、この公演だったかと。HSBは前日に新宿ACBのオールナイトで前夜祭的な事をやって、翌日ERAでトリだったんだよ。ハードだよね。HSBのvo.なんて出番前にトイレで頭から水被っててギョッとしたんだけど、翌日のERAでもトイレから水を滴らせた彼が出てきて、心を鷲掴みにされたよ。2020年に出た2枚組あんまり聴いてないけど。それはそうと、そんな彼らは今でも健在だし、BLOOD AXE FES.も、ここらを境に規模が変わっていったよね。06~08年というのは日本だけじゃなく、世界的に見ても、90年代に完全にケリが付いて、時代の転換期、次の10年への準備が始まった年じゃないかと思ってます。この辺りから自分も迷い始めるんすけどね(笑)それでも2010-20年はここまでの動きは無いんじゃないですかね。
・AWAKENING vol.9 at酒田FLAVOR
これは完全に私見です。山形県酒田市というのは僕の生まれ故郷で、上京する18まで住んでたんだけど、その時はハードコアライブのハの字も無いようなところだったんだよ。ライブハウスはどうだったのかな…。そんな土地で00年代の半ばからBlood Calls We Die(当時Devout)が活動を始めて、BIRTHPLACE/NO CHOICE IN THIS MATTERのスプリットのレコ発ツアーに組み込まれるようにまでなって。この日NCITMは来れなくてUNBOYが代演?っていうのも凄い話だしね。この日に合わせて帰省までして。酒田はUMBRAGEも2回?ぐらい来てくれたよね。ハコは今では酒田HOPEと名前が変わったけど、個人的に死ぬまでに一度で良いからここでライブしたいと思ってるよ。
こんな感じだけど大丈夫かな??今まで皆んなこんな気持ちで答えてくれてたんすね…。
有り難うございます(笑)僕もギリ関わった時期もありましたが、聴きたかった話が聴けました!
ーでは今回は本当にこれにて終了ということで。長丁場ほんとうに有り難うございました!!
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・OTUS
・INSIDE
・It’s For Life Booking
Photo by Keiju Kawase, Wypax, Yahmasoworks, Takuma Kagawa, XSatoshiX
■あとがき
いかがでしたでしょうか。当日本人に言い忘れてたんですが、僕がDEAD SOULSというバンドをしていた時にOTUSが出て来て、デモを聴いた時に完全に「やられた!」と思ったんですね。こりゃ勝てない、比べてウチのバンドはこんな体たらくなんだろう…と。それで変に意識するようになり、バンドもうまくいかなくなり、主によく知る彼を変に遠ざけてしまっていた時期があったんですね。それは途轍もなく大人気のない、非常に申し訳ない事をしたと思います。それから、去年?辺りに久々に会って話してみると、すっかり大人になり、変わらず話をしてくれて、こいつは本当に成長したなあと。一方で自分はどうだろうか?と挑戦をする意味でも、今回は密かに緊張して臨みました。終わってからは、やっぱ最近のバンド何が良かった?ジャンケンをしたりでしたが(笑)長生き?してみると色んな心境の変化があり、それで変わるものと、変わらないものがあるものだなと感じた回でした。
今回も長々とお付き合い頂き、有り難うございました。ONE VOICE ZINEは2020年最後の更新となります。来年もマイペースに活動していきますが、何卒、宜しくお願い致します。良いお年を!
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