ヒンドゥー教のお祭り"ヴィシュワカルマ"
昨日はヒンドゥー教のヴィシュワカルマというお祭りの日でした。
機械に感謝の意を込めてお祈りをする日らしく、
様々な機械がお花や風船等で煌びやかに飾られていました。
特に車。
車を花や風船、リボン等で飾り付けをしている車がたくさん。
毎日乗るからありがとうでいっぱいなんでしょうね。
ブータンに住む彼らによるお祭りですが、
ブータン人も車に祈りを込めてもらうため、
飾りつけや儀式をしてもらいます。
このお祭りは町の至る所で行われます。
ここに住むインド人は建設現場で働く人が多く、
その建設途中の現場でそれぞれがお祭りごとをしています。
また、工場地帯は一帯でお祭り騒ぎ。
夜はその現場がクラブの化して踊り狂う。
訪れた人たちにはお菓子やジュース、お酒が振る舞われます。
ここブータンはチベット仏教の地。
ヒンドゥー教はインド人やネパール人の方々が信仰する宗教です。
他宗教の民族なのに
同じ地に住むからこそお互いに認め合って
交わる感じが双方とも素敵ですよね。
他宗教を認め、取り入れ、一緒に楽しむってなかなか無いんじゃないかな。
他を認め受け入れる国だなぁと
ブータンに来てつくづく感じています。
私のつたない英語を聞いて理解し会話してくれるし、
子どもたちがなんとか話す英語も
笑わずに聞いてくれ答えてくれます。
学校でも、外国人であるわが子たちを受け入れ、
我先にとみんなが面倒を見てくれます。
英語が喋れない彼らを疎外せず、
教えてくれたり話しかけてくれたりします。
最初の頃、話せないから黙ったままの彼らだったけど、
認めて向き合ってくれてるのかなと感じます。
認められて受け入れられる経験を今ブータンでできている彼らは、
今後の人生において大きな武器を手にできているのではないだろうか。
だってなかなか出来ない経験だから。
異国の地で認められて受け入れてもらえたら、
きっと彼らもそれができる人間になってくれるんじゃないかな。
そう信じて彼らとともに異国に身を置き
異文化に触れ、見て経験をし続けたいと思います。
クラブのように踊り狂っていた彼らに
そんなことを教わったような気がする夜でした。